2015年6月26日(金曜日)「武田薬品工業株式会社の第139回定時株主総会」に大阪市浪速区の大阪府立体育館に行ってきました。
株主総会は午前10時から同時通訳システムのレシーバー(英語⇒日本語)を用いて、クリストフ ウェバー社長から当社の事業報告、12名の株主からの質疑があり、応答の99%は、クリストフ ウェバー社長がなされた。最後に議案①剰余金の処分の件、議案②取締役8名選任の件,議案③監査役1名選任の件、議案④補欠監査役1名選任の件、議案⑤取締役賞与の支給の件の議案全てが承認され、午後0時20分に閉会した。
当期は、売上高は17778億円(861億円増収)だが、米国における「アクトス」を含有する製剤に起因する膀胱右岸がんを主張する製造物責任訴訟に関してその大多数を解決する和解に向けた合意に至ったことに伴ない、今回の和解に要する費用、本和解に参加しない原告による訴訟への対応費用およびその他のアクトス関連訴訟にかかる損失等につき3241億円を引当計上するとともに製造物責任保険による支払いが概ね見込まれる保険金額500億円を金融資産として計上し、これらの純額をその他の営業費用として計上したために、営業損失は1293億円(2685億円減益),純損失は1458億円(2524億円減益)となったが、期末配当金は1株につき90円。中間配当金は1株につき90円支払済みのため、年間配当金は1株につき180円になる。
戦略として、成長が見込める米国、新興国で売り上げを伸ばし、ROEの改善に取り組み、
配当金は、2015年度は、1株当り年間180円。2016年度以降は、1株当り180円を最低でも維持する。
2015/6/26の株価終値は5961円。 株式平均買値は3,704円で株価アップ率=60.9%
1株純資産=2719円 PBR=2.19 PER=68.9
◆投資利回り◆=180円/3,704円=4.86%
*武田薬品工業株の譲渡差益 約701万円余。