鬼ノ城は、吉備高原の南端に位置し、標高約394mの鬼城山の山塊にあって、城跡からの眺望は抜群です。鬼ノ城の城壁は、山の8~9合目にかけて延々と築かれ、長さ2.8kmに及んでいます。城壁は土塁が主体をなし城門4ケ所、水門6ケ所、角楼1ケ所、そして高石垣などにより構成されています。国内にある古代山城の中で最も堅固な造りの単郭式の朝鮮式山城です。7世紀後半の国際的な軍事緊張を背景に、国内支配の強化を目指す大和朝廷が築城したと思われます。
[所在地:岡山県総社市]
<アクセス>JR服部駅から車で約20分
▼鬼ノ城の概要
▼鬼ノ城の略図
▼角楼と西門を望む
▼角楼 ▼西門
▼屏風折れの石垣
2017/09/18訪城