2014/06/08 王朝絵巻「斎王群行」の『斎王祭り』に、三重県多気郡明和町に行ってきました。
<アクセス>近鉄山田線・斎宮駅下車すぐ
斎王とは天皇の代わりに伊勢神宮の天照大神にお仕えしていた女性のことで、天皇の娘や姉妹などの中から未婚女性から選ばれ都から遠く離れた斎宮で暮らしていました。初代斎王は飛鳥時代の天武天皇の長女,大来皇女です。斎王の主な役目は年3回、10月の神賞祭と6月と12月の月次祭の時お参りすること。3泊4日をかけて伊勢へ赴き、天照大神に大玉くしを捧げるという祭祀を執り行ったのです。斎王が役目を終えるのは、天皇が次の天皇に位を譲った時や、天皇や斎王の身内が亡くなったとき、または斎王自身が病気にかかったときなどでした。長い人で50年も努めた斎王もいるとか。役目を終えるまで決して都へ帰れなかったのです。
▼禊の儀・出発式(上園芝生広場) 13:00~
▼斎王群行(上園芝生広場~斎宮歴史博物館まで)13:30~
▼女別当の輿
▼斎王の輿
▼斎王役(伊藤暁美さん)
▼子供斎王の輿
斎王祭りは、昭和58年、地元の婦人会の有志の皆さんが、しょうということで始まりました。今年は,「第32回斎王まつり」でした。この祭りの見所は、都から遠く離れた伊勢の地に群行された様子を再現した「斎王群行」です。現在「斎王まつり」は全員ポランティアの実行委員により運営されています。