山に癒されて…♪

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南アルプス2  風雲児大暴れ!見えた御来光と薬師岳♪

2015年10月17日 | 山登り 南アルプス
雨あがりの南御室小屋(みなみおむろこや)からの続きです



風の音を聞きながら
まだ暗い中での撤収です

お山の朝は早い…
時間は3時…既に撤収されて出発されている方もおられます

暗い中に浮かぶテントの灯りは
どこか雪国の風景にも似て見える私です







風が強かった分 テントや濡れていたものは乾いており
外に出置き忘れていた濡れたハンカチが すっかり乾いておりました

頭上で 様子を窺うように
轟々と鳴る風の音…


内心…
雲を吹き飛ばして 御来光を見せて下さいね~♪


呑気にも そんな事を願っていた私です

はその私を見て…きっとせせら笑っていのかもしれません…






南御室小屋 横手から薬師岳への道が続いています


シラベの樹林帯に入り 道は急な勾配で迎えてくれますが
まだ光の届かない夜明け前の森は静寂と闇に包まれ
人を寄せ付けぬ気配があります


時は4時45分発
闇夜の道を ヘッデンの限られた範囲の灯りを頼りに登ります


起き立ての体は まだ登るモードになっていないようで
直ぐに息が上がって 汗が滲みでてきます


しかし 汗は体から滲み出かかって 直ぐに引っ込んでしまう感じ…
汗も 冷たい空気に恐れ戦いて 引っ込んでしまうようです

それほど冷たい空気が纏わり付き 
樹林の間から抜けてきた一陣のが 一気に熱気を吸い取ります







30分ほど歩いたでしょうか…
シラベの間から見える空が ほのかに白みはじめ
山の稜線が浮き出し その向こうが赤みを帯びてきます





次第に樹林がまばらになりだすと 
深い紺色の空が広がりを見せ始めます
そして、白け始めた空に白い頭のお山が浮かび上がってきました…


あれは…北岳…?


昨日の雨が雪に変わり 冠雪北岳が見えます

そして…
この行程の歩きに 常に寄り添って下さる事に…



出発して45分くらいでしょうか? 大きな岩が見え始めます 






これが花崗岩のガマなのでしょうか?




砂払岳 2587m



森林限界を抜けて 山では珍しい砂地の稜線に変わると そこは砂払岳でした

巨大岩の立ち並ぶ姿が目の前に広がり 
ここから鳳凰山の特有の姿を見せてくれる事になります
 

 


樹林帯の中から見隠れしていた白根三山が威風堂々と姿を現します


 


はるか向こうに浮かぶは 富士の山
雲海の中に浮かぶおぼろげの富士山の姿ではありますが
さすがは日本一のお… よく目立ちます



富士山
西第2位北岳




私は今…何と恵まれた所に立っているのでしょう…



そんな感動に浸っていると


目を覚ませ~! と ばかりに


勢いよく風が当たりしてきます


わぉ~  身を屈め 避ける様に岩陰に身を落とします
風を避ける岩には欠きません










薬師岳で御来光を見たい…

その思いで、岩壁に付けられた印を見ながら先をぎます







富士のお山も 少しずつその姿を現して来て追いかけてきます


ガンバレ! ガンバレ!







巨大岩と白砂のザレ場を登ります






岩の向こう…
白んだお空に浮き彫りになる薬師岳姿が…

もうすぐです  でも まだ近くて薬師岳


お空に向かって…


もう少し待って下さい
薬師岳の上でお日様に御挨拶したいので…



必死にお願いいたします…






時は5時45分


丁度登り始めて時間… 空は明るさを増して
映し出すシルエットがハッキリとしてきます


登りの稜線が一旦 下りになり 灌木の中へと入って行きます







這松と枯れ枝の向こうに
ひっそりと佇む小屋が見えてきます






薬師岳小屋


お山の喫茶店という感じの洒落た雰囲気の看板が
入口で招いております

ちょっとしたメルヘンの世界の様な所です♪



休むか?


チチの声に を横に振るう私


本当は…
灯りの漏れる窓の中 
休む人の姿が暖かそうで コーヒーでも…と思う所ですが

後ろ髪引かれる思いで ります…


丁度 風をさえぎってくれているのでしょう…
風を感じません…
休むには絶好の所なのですが… 残念です…


御来光が待っていますから…








東の空が赤みを帯び出し 富士が 意味深に笑っています


急げ…急げ…







だだっ広い



薄着楽灰褐色のように見える砂地の広場…?

先に見える 標識らしきもの…


急げ… 急げ…


砂に足を取られそうになります


もう少し

そこなのに…もう




間に合った…?





薬師岳 2780m



薬師岳の360度の展望

東の空…雲の間から黄金色の光が漏れ始めます








まだ息が整われない状態のまま 急いでカメラを構えます









よく頑張ったね 御褒美だよ♪ そう 云ってくれているような…



おはようございます…


言葉はありません…
静かに手を合わせます…




神々しい光は 何度見ても飽きる事はありません









周りの峰々も 御来光を浴びて 紅く燃えて目覚めます






山は静かに朝を迎え
人々は神々しい朝に感謝と感動に包まれます






暫し 御来光を浴びて
心洗われる思いで 自己世界の中に入っておりました


先はまだまだ続きます

お日様と共に歩いて参りましょう…












言い訳



スミマセン…ただいま 仕事と行事や通院に追われて
ブログ更新が ままなりません

皆様のブログも読み逃げしている状態で
本当に失礼なnanekobi5963となっています

なるべく 自分らしいブログを残していきたいと思っており
手抜きだけはしたくないと思いつつも…
不器用な私、中々思う様にまいりません


今回の記録も 途中 途中の更新となり、
一層ダラダラの長いブログとなってしまいますが
頑張って出来るところでアップさせて頂きたいと思っております


御訪問して下さっている方々の
優しさに甘えたブログ更新となっておりますが 
気長にお付き合いいただければと…勝手な事を願っております

そんなnanekobi5963のブログですが
どうぞ よろしくお願いいたします
<(_ _)>










つづく…










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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
懐かしい (山ばか夫婦の山歩)
2015-10-17 12:45:33
だいぶ前に鳳凰三山を歩きました。
尾根歩きがモットーの我々には懐かしい山々です。
また、登りたい山の一つです。楽しく拝見させて頂きました。
返信する
Unknown (錫杖)
2015-10-17 15:22:38
2日目はいい天気になりましたね。

風も無く、視界良好の中、鳳凰三山稜線歩き。
今年は、一度も南アルプスへ足を運ぶ事無く
終わってしまいました。

nanekobi登山部のレポで南アルプスを歩いた気分になりましょう。 ご苦労さんです。
返信する
山ばか夫婦の山歩様 こんばんわ♪ (nanekobi5963)
2015-10-17 21:14:18
尾根歩き、縦走するには 本当に良い所です

今回のルートではカラマツの黄葉が楽しめましたが
周囲に見える 白根三山や八ヶ岳…富士山を見ながら歩けるのは 
本当に幸せな気分ですね

今回2度目の訪問になりますが
また、季節を変えて登ってみたいお山です

コメントありがとうございます♪
返信する
錫杖様 こんばんわ♪ (nanekobi5963)
2015-10-17 21:18:08
nanekobi登山部
張りきって 南アルプスを満喫していただけるように
南アルプスのレポを頑張ります!

ラジャー!でございます /(^^

雨の日の次の日は晴れてくれました
幸運だと思いますが
風はかなり強かったです…

それでも、御来光見られたのは 嬉しい限りです

いつもコメントをありがとうございます♪
返信する
御来光 (たか)
2015-10-17 22:18:02
御来光を迎える時の気持ち
もうドキッ ドキッ ですよね。
かなり寒いはずなのに寒さなんか全く感じない
ただジッと一点を見つめるだけ
そして太陽が登り何となく体がホカホカとなった時
宝物を得たような満足感に包まれる・・・
あぁ・・・・・わかります
私も何度も経験しましたもの。
良かったですね。
\(^o^)/ですね。
私も嬉しくなってしまいました。

ごめんなさい
あの時の感動をまた書きたくなってしまいました。

「縦走路も残すところ薬師岳あと一峰になった
 起伏の少ない稜線を歩いて10時33分
 だだっ広い白砂の薬師岳に着く。
 (略)
 あれが北岳、あの荒々しい岩がバットレス、あれが間ノ岳と
 かつての山旅を思いながら 岩に腰かけ
 雲の去来する中に現れては消える、それらの山々を飽かず眺めていた」

登ったのは、もう18年も前ですが変わっていないのがとっても嬉しかった。
あの時の私の気持ちとnanekobiさんの気持ちが一つになれた様な気がして
踊り出したい気分です。

 


返信する
たか様 こんにちわ♪ (nanekobi5963)
2015-10-18 16:23:07
嬉しいです
そのように感想を書いていただくと
ブログ冥利に尽きます♪

本当に御来光を迎える時は言い知れぬ緊張と興奮が湧きますね
そして…寒さよりも、その神々しさに 実が震えます

一緒に感動をして頂けたのが嬉しいです♪

お山は18年たっても変わらず・・・
迎えてくれる事は本当にうれしい事ですね

時は違えど 同じ山に立てた事
本当にうれしく思います

いつも 傍に寄り添うようなコメント ありがとうございます♪
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