沖縄塗装工業

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塗装の豆知識! 塗料の耐久性(耐候性)❔

2017年01月04日 15時23分45秒 | 日記

塗装はどのくらい持つのか?というのがよくご質問いただくのですが、各メーカーさん一長一短あり低汚染(汚れずらい)を売りにしたり、断熱効果や調湿性など色々ありますが、各メーカーごとにカタログの表記に耐候性1種、2種などの表記がありそれを基準にする事と、実際の工事で使用してまだ色褪せが見られないなど、それぞれの理由がありお答えしています。 今回は、各メーカーさんのカタログ等の耐候性について説明します。

まず、塗料メーカーや塗装屋さんが、目安とされている耐久性(耐候性)とは、日本工業規格(JIS)で定められた規格であり、建築用仕上塗材の耐候性のランクを示すものです。また、耐候性というのは塗料を屋外で使用した場合に劣化や変色などを起しにくい性質のことです。 塗料メーカのカタログなどでは耐候性1種、2種、3種とありますが、1種が最高ランクになります。
 1種として認められるには促進耐候性試験において、2500時間経過後、つやの保持率が80%以上であることが必要です。

 促進耐候性試験とは太陽光・温度・湿度・降雨などの屋内外の条件を人工的に再現し、製品 ・材料の 寿命を予測するものです。ちなみに2500時間とは現実の時間に換算しますと、約10年に相当します。また、太陽光は24時間紫外線が当っているわけでは無く、また紫外線の強さなども異なるので試験結果の時間÷24時間=耐久年数というわけではありません。 近年は塗料も開発が進み、高耐候性塗料(10~30年)と言われる塗料も出ております。

 もちろん、屋外試験なども行っておりますが、内地の環境に比べ沖縄の場合は紫外線や塩害、台風など天候の変化が激しく、塗料においてはあくまでも参考にして考えたほうがよろしいと思います。    実際に沖縄と内地では天候が違うので、あるメーカーさんは材料の配分を変えて沖縄の天候でも使用できる様にと創意工夫し、私達にもお声が掛かり現場で施工したりと、沖縄の天候ではカタログ通りにはいかないという事かもしれません。
 ちなみに注意していただきたい事としては、塗料メーカーのこの表記はあくまでも塗料の光沢(色の艶)や剥がれなどに重点をおいているので、耐候性の年数が過ぎたからと言っても塗り変えの時期とは言えないです。


防水塗装工事の保証は長ければ良いと思われますか?

2017年01月04日 09時48分11秒 | 日記

長嶺塗装の塗り替え工事や防水工事の品質保証書の考え方についてご説明します。私共の品質保証書は、「塗料の品質・立地条件・建物既存状況・構造」に基づき作成しております。塗り替え工事は、新築工事と違い、外壁、屋上の傷んだりした部分に手を加えて、塗装する事によって、回復させるものです。

ですから、塗り替え工事は、新築の様に塗装した部分全てが新品になる訳ではないので、全てが新品の新築工事の様に一律の品質保証ができるものでない事をご了承下さい。 塗り替え工事の品質保証について、10年・15年・20年・半永久的等と安易に謳っている業者さんもいますが、現場施工の塗り替え工事の場合は、絶対にあり得ないと思います。例えあったとしても、品質保証の内容約款の中で必ず免責事項があります。  そんな意味のなさない保証は、お客様が本当に安心できる品質保証ではないのでは?と思います。   基本的には、施工不良が原因と思われる膨れや剥がれなどは工事後1年未満から~3年以内に起きるものが多くあり最低限それらに対応できる保証をする業者を選ぶことが大切です。   これらを踏まえ考えると、10年~20年保証となると一体何を保証するのかわかりかねます。

ですから、私共では、「塗装工事のプロ」としての客観的な視点により「塗料の品質・立地条件・建物既存状況・構造・将来のリスク等」複合的な要素を十分考慮しお客様にとって、本当の意味で安心できる明確な品質保証書を作成していきます。   沖縄県内において私共が保証書を発行した以上は責任を持ち、対応させていただきます。工事完了後からが、本当のお付き合いと考え工事はさせていただきます。