剥落につながる可能性のある『浮き』の箇所と要因
… 定期的な劣化調査が必要です。
… 定期的な劣化調査が必要です。
外壁タイル貼り仕上げにおける、各層の剥落につながる浮きは、下記の界面で 発生します。
Ⓐ 躯体コンクリートと下地モルタルの界面
Ⓑ 下地モルタルと貼り付けモルタルの界面
Ⓒ 貼り付けモルタルとタイル裏面の界面
Ⓓ 躯体コンクリートと貼り付けモルタルの界面
Ⓑ 下地モルタルと貼り付けモルタルの界面
Ⓒ 貼り付けモルタルとタイル裏面の界面
Ⓓ 躯体コンクリートと貼り付けモルタルの界面
以上の様に、接着拘束されている2種類の素材が乾燥収縮や温度変化による伸縮、又は地震や雨水の浸入などさまざまな要因によって異なる動きをした時その界面に応力が発生し、その応力がそれぞれの接着力強度を上回った場合に肌別れし浮きとして発生します。
タイルの浮きに対してこのようにアンカーで固定して、表面をゴム状の物で全体を覆いますので剥落防止となります。
タイルはペンキと違い、無機物になりますので、経年の劣化の進行がだいぶ遅く30年以上は問題ないと思いますが、先ほどのイメージ図のようにタイルをつけている下地などの劣化などにより剥落の恐れが出てきます。
タイルの劣化などが気になる場合はお気軽にお問い合わせください。