富岳一景 御殿場だより

今日の富士山の姿、自然や人、草花や鳥などの様子について、お伝えしています。

おじいさぁ~ん・・・!

2008年10月17日 | 今日の富士山
天気予報を調べ快晴を確認して、急遽木曽駒ヶ岳へ登山することにした。
家を6時に出発し、ロープウェイの駐車場に着いたのが10時・・・

平日にもかかわらず、駐車場はほぼいっぱいであったが、やっと空きを見つけて駐車
そこから、100人ほどの順番待ちの列に並び、ロープウェイの山頂に着いたのが12時少し前だった。

天気は快晴。残念ながら辺りの紅葉は既に終り、冬の景色に入っていた。
そこから一気に上を目指すが、花崗岩の瓦礫の登山道はすこぶる歩きにくい。

廻りの若者が頭が痛い、空気が薄いなどと騒ぐが、鈍感なのか私は全く関係なく登る。
写真を撮る為に立ち止まるごとに、下界が遠く小さく見えることに満足・・・・

「乗越浄土」というところで昼食、少し雲が出てきたが視界は良好だ。
岩陰には雪が残っている。昨日降ったそうだ。

そこから、中岳、駒ヶ岳を目指して再度歩き始めた。
時々わき上がる雲が気になるが、帰りのケーブルカーの最終の時間に合わせて歩く。

途中で女性5人のグループと合流、互いに励ましあいながら登る。
やっと駒ヶ岳頂上へ着いたの時は、すでに2時を回っていた。

太陽と逆光の伊那方面は薄いモヤのためにやや霞んでいたが、順光の東側は紅葉が鮮やかに輝いて見える。
夢中になって写真を撮っていると、「おじいさ~ん」と喚ぶ声が聞こえてきた。

先ほどの女性5人組が写真を撮って貰いたいらしく、私を呼んでいることにやっと気がついた。
「おじいさん」とは失礼な!と思ったが、神聖な山の上でやっと悟りを開いた。

そうだ、いつまでも若くはないんだ。
自分ではそう思ってはいなかったが、人から見れば「おじいさん」なのだと!

無事に家に着いたが、まだ、そんなに体は痛くない。
だがこれから出てくる体の痛みが怖い。何たって「おじいさん」なんだから・・・