それは娘が高校生の時でした

今日は東海原発で事故があった日です。

水戸線で通学していた娘を下館駅に送るのが日課でした。そして電車が走り出したのを見届けて私も帰途につく事を習慣にしていました。

事故の次の朝には、電車が来ませんでした。発車時刻を過ぎてしばらくすると、娘が自家用車に戻ってきました。

「ママ！電車来ないの！送ってって！」

その朝は私は遅番で、栃木市まで娘を送る余裕があったのです。

その時、高校のミュージカル部の部長をしている同級生も乗せて行って、いろんな話をしました。その時に私がミュージカルを帝国劇場で観ていて、高校のミュージカル公演にも興味があり、娘とともに中学２年生の時から見に行っていること。現役オペラ歌手の峰茂樹先生の公演も見に行きたい。と伝えました。

これがきっかけで、私と峰先生が出会いました。

あれから22年経ったんですね。

茨城県民の歌にも歌われて、小学生の私は誇らしい気持ちで、歌ってしまった。

3、11の福島の事故の影響は、この筑波山にも届いてしまった。

その時から、もう県民の歌は歌えない。