旅するくも

『旅が旅であることを終わらせる為の記録』

イケイケなハンガーストライキ!!

2011-01-30 16:17:00 | 物語
上関の原発建設を市に対して再考を求めるために若者が市役所前でハンガーストライキをしているそうだ。
色んなところからメールが入っていて20歳の若者5人って誰だ?
と思ったらゲンとカンタたちだった。

COP10の時にもハンガーストライキが行われて僕は近くで世話をしてなかなか大変だったな。
ハンガーストライキという方法が有効であるのかどうかは僕にはわからないが、あいつらのイケイケな感じは
好きだな。
特にゲンはCOP10に続いて2度目。

ゲンの母親であり大阪のモモの家のシホさんがゲンの純粋さにいつも救われるなんて言ってたのもよくわかる。

アホだけど良い奴らなんだわ。

先生よ!

2011-01-28 11:33:57 | 
昨日の早朝、まだ目もしっかり開いていない状態でタバコを吸いに部屋の外へ出たら横に日本人がいた。
今回、初めて話した日本人だった。

昼に二人でコーヒーを飲みに出かけた。
以前は学校の先生をしていたそうで、2時間ほど話をしてわかれた。


そんな先生に

日本人であることと、人であることは別だ。

なんて話をしても、わかるわけないか。笑

危険な番組

2011-01-28 11:24:12 | 
昨日、ラオスとの国境の町についた。
目の前にはメコン川が流れる150バーツでトイレから小便の音がよく聞こえる素晴らしいバンガローに泊まっている。

今日はのんびりしながら川沿いでデイジュの練習をしてすごそうと思う。

7年前、タイで初めて空港からタクシーに乗った。
そのときの運転手の携帯電話の音楽がドラえもんの曲だった。

昨日の夜、セブンイレブンで買い物をしたらレシートと一緒に小さなドラえもんののび太のカードを渡された。

なんだ、こののび太は??

というと全てのセブンイレブンで1バーツとして使えるそうだ。
1バーツ硬貨にはタイの国王の顔が描かれているけれど、7年たって、とうとうのび太も国王とならぶまでになった。
凄い出世だ。

僕はドラえもんというテレビ番組は消費意欲をあおり、便利なものをうえつけるのには、もってこいの番組だと、ずいぶん前から思っている。
そんなテレビを見て育った子供たちがどんな大人になっていくのか想像するのは簡単だ。

日本の子供たちは何を見て育っているんだろうか。
忍者になりたいなんて言いだす子供が増えてやしないか心配だ。
といいながらも僕は少し海賊にあこがれてるんだけど。

国と仏教

2011-01-26 18:01:29 | 
ミャンマーからタイに戻ってメーサイという街からチェンラーイという街に来た。
今日は山岳民族博物館に行ってきた。

タイやミャンマーの金ピカの寺を見学していると仏教と国家の関係を知りたいと強く思った。

日本の歴史というのは、日本列島という視野で見るなら日本列島に起こった出来事でしかない。
日本列島で起こった仏教という出来事、日本という国の絨毯がいかにして、それまであったものを
覆いかぶせていったのか。
国と仏教の関わり。

僕は仏教にはカラクリみたいなものがあると思えてならない。

ある日のミャンマー

2011-01-26 17:43:50 | 
ある日の夕方、ミャンマーのタチレイというタイとの国境の街の市場を歩いていた。
どの店も早々と店を閉め始めていた。

そんな市場の人ごみをかわしながら歩いていると何日も風呂に入っていない真っ黒な顔をして、
前歯と片足のないよつんばになった女性が突然、目の前に現れた。

ビックリしたなんてもんじゃない。
明らかにその女性のほうが死にそうだったが、僕のほうも息をするのを忘れるくらい
ビックリして死ぬかと思った。

そんな女性が金をくれー!と右手を上げながらビックリした僕に気がついて笑っていた。
女性の見事な死にそうな演技だった。

明日はミャンマー!

2011-01-23 17:55:30 | 
5日目。
いまはチェンマイにいる。
7年前はバンコクとの温度差が凄くて風邪を引いて、4日間滞在したけど
結局何も見ていないままバンコクへ戻った。

昨日、今日と観光をしているんだけど、けっこう面白いところだ。

ここにきて不思議なことに気がついた。
タクシーなどの運転手などが全く話しかけてこない。
日本では普通だがここでは異常だ。

この前はスーツを売っているインド人に商売じゃなくて話を聞いてくれなどと
言われ世間話をした。

お土産屋でも全然話しかけてこない。
彼らには僕が何者に見えているのだろうか。
とても不思議だ。

明日は気になっていた国、ミャンマーへ多分日帰りの入国になるだろうけど
行ってくるつもりだ。
スーチーさんの70人いた弟子の68人が逮捕、拘束されているらしい。
その残りの2人のうち1人はなぜか静岡にいる。
日本を出る前に会ってみたかったけどタイミングが合わなかったので
会えなかったけど、また日本に帰ったら会うことにする。

とにかくその前に、ミャンマーへ行く。

3日目 バンコク国立図書館付近にて

2011-01-20 12:14:23 | 
成田からバンコクへ台湾経由の飛行機に乗って2日前に家を出てから20時間かかって夜中の3時にバンコクに着いた。

空港で知り合ったイングランド人としばらく一緒にすごした。
階段という英語が出てこなくて、だいぶ忘れていると感じているのだけれど、タイ人に
英語が上手とすでに3度ほめられた。

バンコクのカオサンで7年前は2週間ほど過ごした。
においや相変わらず酔払った白人がいっぱいいる雰囲気は何も変わっていなかったけれど、今回は5分でう
んざりしてしまい、さっそく違う場所に移った。

しっかりした旅の予定はたてていなかったけど、昨日、インド〜ネパールの飛行機チケットが安く買えて
やっと今回の旅のルートがみえたというところだ。

こっちに着いてからボイスレコーダーを使って毎日あった出来事を声にして録音するようにしている。
新たな試み。
レコーダーに向かってて話すということに慣れていなくて敬語を使ってしまうがこの旅が終わるころには
いい感じになっていると思う。

録音したものを聞いているとと文字にした時にきっと面白いものになると思った。
もう少し慣れたら日記以外に、最南端4号目の記事をふきこむつもりだ。

とりあえず、ビザ取得とかの用事が済んだら北へ向かって、ミャンマーへ行ってこようと思う。



3日目の午後 国立図書館近くのインターネット屋にて

旅を始めた場所へ

2011-01-17 23:11:39 | 
いまから7年位前になる。
僕が海外の一人旅を始めたのはタイでのことだった。

あの頃は、自分が何も知らないということなんて知りもしなかった。
酒を飲んで、吐いて、また飲んで。
ハリウッドというバカでかいクラブで大騒ぎしていた。
そのころはまさか自分が数年後にアメリカのハリウッドに行くなんて思ってもいなかったし、
アメリカ先住民なんて存在すら知らなかった。

日本に帰ってきてから幼い頃から感じていた違和感が何であるのかということが少しずつでも見えはじめたのも
あの旅からだった。

アメリカでLongestwalk3に参加しようか、冬のアラスカに行こうか、オーストラリアもいいなと考えていたけど、
明日、僕にとって旅を始めた場所にもう一度戻ろうと思う。

ここ何年もできていなかった一人の旅。
もう一度あそこに帰って、いままでを振り返ってみたいと思う。

2ヶ月ほどで日本に帰ります。

いのちの森

2011-01-12 20:39:53 | 物語
春の代々木のアースデイに疑問を感じた人たちがアースデイが開催される同じ日に
明治神宮でいのちの森というイベントを企画した。
最終日の最後に出演した北山耕平さんのトーク。

虹の戦士_いのちの森トーク_01

虹の戦士_いのちの森トーク_02

指をさすこと

2011-01-09 22:58:16 | 素晴らしき日々
人が集まって酒を飲む席に、だいたい1年ぶりに参加してみた。
まったく会話に入れず、興味がなくて入らず。
「地球に生きる普通の人」について学ぶというのは実に肩身が狭い思いをするのだと改めて実感した。

ある若い年下の男の子と話をした。
男の子は『そんな話、いままで聞いたこともないです。』と僕に言った。
こんなにたくさんの人がいるにもかかわらず、誰もこの国の下に埋まっているものについて
少しも話ができないのは、あまりにも寂しい。

地球に触れる前に日本という国にぶつかるこの場所で、
国の下に埋まっている事について話ができる人が一人でも増えることを僕は願います。
だから、これからも指をさすことだけはし続けたいと思う。