旅するくも

『旅が旅であることを終わらせる為の記録』

逆行する町

2009-01-30 01:15:10 | 7 Generations walk.
4月12日に7Generations walkのイベントを吉田公園でやろうと思っている。
その日は一年で一番大きなチューリップ祭りが公園であって色んな店が出店するようなので一緒に出店させて頂いてウォークのグッズやキャンドルを売ろうと思っている。
その時に自分たちの歩く趣旨など話をしたり交流会ができたらなと思っている。
浜岡原発が近いので、その延長線で浜岡原発について知ろう!
ってものも企画している。
その場で反対も賛成もするつもりなんて少なくとも僕らには全く無い。

今日、吉田公園に着いて出店の書類と交流会の場所と時間を記入する書類を
提出しに行くと、以前に会った方とは違う方が出てきて上に書いたことを
説明すると
「それは集会だね。」
「原発反対のデモをするんだね。」と僕の言っていることが伝わらない。

管理者が法律などを色々と調べだしてわかったのは、どうやら集会などは書類を提出すれば問題が無いらしい。
でも、その書類を出すと議会?のようなものを開かなくてはいけないようで公園側は、めんどくさいようだし、その議会の人がみんな浜岡原発肯定派らしくて
公園側は困るようだった。

僕が書類を出したいと言うと「集会もデモも法律では禁止されていないし、禁止することはできないけど・・・けど・・・」
次の一言に僕は驚いた。
「迷惑だ。」

時代を逆行する田舎の町とはこういうものなんだ。
その言葉に特に怒ることもないんだけど。
これから先、世界が少しでも良くなっていくことを願っている若い人が
この公園にもっと行くようになると思う。
それに対して「迷惑だ。」という言葉は相手の純粋な思いを殺してしまうと
思いませんか?
名刺にアドレスが書いてあるのでブログを見ていたらぜひとも考えて頂きたい。

今日は自分の地元がどういう場所なのかが(想像はしてたけど)本当に勉強に
なった。
入り口のクスノキはパワフルだから見たほうがいいぞ!
事務所の方お茶と甘いコーヒーご馳走様でした!
近所なんですし、仲良くしましょーよ!



48時間断食。

2009-01-29 03:25:38 | 物語
何とか断食を終えて今はモリモリ食べている。

食べることが作業のようになっていることを感じて初めて食べることから離れてみた48時間。

1日目の夜は本当に辛くて家族が晩御飯を食べているのを見て、ずっと
チキショーと言っていた。
食べることはしないが、飲み物は飲む。
わけもなく台所のテーブルを何周もまわっていてコーンポタージュを発見してしまった時が一番辛かった。
「お前は食べ物なのか、飲み物なのか、どっちなんだ!!」
断食で一番考えさせられたのは、もしかしたらこれかも知れない。
何とも、おかしな存在よ。

48時間がたって、おかゆを食べると食べ物のありがたさと、食べ物の持つ
ちからが痛いほど体でわかった。
それに、「塩ってこんなにうまいのか!」とはじめて思った。

食べることに慣れて、食べることに僕はマヒしていた事に気がついた。
食べるって事がいつの間にかわからなくなっていた。
慣れることとマヒすることは全く意味が違うんだな。
だから、そのものから離れてみると自分がどういう状態だったのかが
よくわかる。
僕はいつも感謝して食べていたいから定期的に断食をしようと思う。
食べるって楽しいぞ!





本に聴く

2009-01-26 20:58:48 | 編集長の本棚
その3
窪田蔵朗
「鉄から読む日本の歴史」

人にとって鉄とは何を意味するのか知りたくて読んでみた。
鉄の起源なんかもだいたいわかる。
鉄の製造法から使い先まで書かれている。
後半は読んでいても何を言っているのかもよくわからなかった。
(勉強不足)
著者は鉄について少なくても8冊書いている人物。渋い!
読み終わって気が付いたのが、著者は大学の教授でも何でもなくて素人!
これには驚いた。


本に聴く

2009-01-26 20:48:22 | 編集長の本棚
その2

土肥鑑高著
「米の日本史」

前半、静岡登呂遺跡について書かれている箇所が非常に興味深くて
登呂遺跡に行きたかったけど、現在まさかの長期の工事中。
稲作は弥生時代からではなくて遅くても縄文時代の晩期には行なわれていたって
知らなかったな。
2001年の本読み応えあり。

本に聴く

2009-01-26 20:30:13 | 編集長の本棚
多いのか少ないのか、わからないが去年は17冊本を読んだ。
しぶとい本ばかりだったのは確かだ。

今年、読み終わった本を紹介していこうかなと思ってる。
星の数ほどある本を死ぬまでに何冊読めるのかと考えると、多くは
読めないだろから、僕は北山耕平さんや信頼できる人が紹介している本を
読むようにしている。
あなたにとって僕が信用できる人物ではないにしても、何かの参考にして
もらえればと思います。

今年読み終わった本
その1
中尾佐助著
「栽培植物と農耕の起源」
宮崎駿さんが紹介している本。

人が今のようになった根本のところには、狩猟採集から農耕に切り替わった
生き方の変化が大きくあるのだと僕は思ってる。
何が間違っていたのか根っ子の部分を知りたくて買ったが・・・。
世界の作物の流れや変化、それに伴う人の変化がわかる。
時代を感じる。
強気な本。

48時間

2009-01-25 18:45:53 | 静岡
いま僕は非常におなかがすいている。

昨日の夜11時50分頃、友人と藤枝でラーメンを食べた。
あれからまだ何も食べていない。
というのも生まれて初めて48時間の断食をしている最中だからだ。
こんな時に限って家の猫がニャア(腹が減ったぞ!)と僕のところにやってくる。
全く空気の読めない猫なんだ。

断食している理由は二つある。

4月のウォークを主催する最勝寺の山田さんに電話したら
「7日間の断食をしてウォークの成功を祈っている。」と苦しそうに言っていた
ので、僕も何か気持ちに応えなくてはと思って単純に断食することにした。

二つめは食べるということは、どういうことなのかを知りたい。
人間というのは不思議なもんで離れてみて初めて、それが自分にとって
何なのかに気がつくんだな。
だから僕は食べることから離れてみると食べることがよくわかると思うんだ。
日本から離れると日本が本当によく見えるしな。

ぜひ一度、離れてみて欲しいのが携帯電話だ。
もともと好きじゃないという事と海外に行く事もあって去年の2月から僕は
携帯電話を持っていない。
ずっと前に、折りたたみ式の携帯電話を逆に折りたたんだ事があったな。
(火花が出て焼けどするから危ないんだぞ!)

携帯電話では誰とも繋がっていない事がよくわかった。
電話でこまめに繋げてなきゃいけない人とは最初から何も繋がってなんか
いなかったんだな。
逆に繋がっている人とは携帯電話をやめても繋がっているもんだから面白い。

約束しなくたって会うべき人とは、会うべき時に、会うべき場所で
出会うものなんだし。
そろそろ携帯電話をやめてインディアン・タイムでどうでしょう?

今はなき洋盤屋

2009-01-23 03:08:20 | 最南端
ENDZWECK 2007.08.08 Live @ZEPP sendai #1

いまから8年くらい前になるのかな?
静岡の街には洋盤屋というパンク・ハードコア・スカなんかのCDやレコードを
売っている店があったんだ。
いまみたいにビジネス化する前、静岡ではそんな音楽をあつかっているのは
洋盤屋だけだった。
(2000年からおかしくなっちゃったね。)
他に店があったのかもしれないけど、わかってる人達はみんな洋盤屋に行った
もんだ。
そこの店員が恐ろしく無愛想なのが、また良かったんだな。
色んな店がビジネス化にするようになってから洋盤屋はなくなってしまったのが
僕は悔しいな。

今日、最南端のイラストを担当しているTakumiが家にやってきて話をしていると
友達にEndzweckってハードコアのバンドをやっている友人がいて、そのバンドが
またけっこう有名らしいんだ。(ギターやってる子)
しかも、そのギターの子に僕は洋盤屋で会ったことがあったらしい。
(顔がまったく思い出せないのは申し訳ないけど。)
また会って話がしてみたいな。
こういう音楽をやってる人ほど純粋なんだ。

Endzweckさん、最南端と共にジャパンツアーしてくれんかい?
最南端 in ZEPP SENDAI?TOKYO?

今日も何軒かお店に話をさせてもらったんだけど、サーファーはみんな、
いい人達ばかりだね。
きっと海と繋がっているからなんだろうな。

Takumi、さっちゃんカレンダーありがとう!
Good job!!
You rock!!

そろそろ、彼が・・・

2009-01-22 14:37:24 | 最南端
ブログがゴチャゴチャしてしまっているので、少しでも見やすいように
してみた。
旅の写真もスライドショーで見れるようにしてみたので雑だけど
良かったらどーぞ。
60日後に自動で消えるようになっているので、今すぐ見たほうがいいぞ!NOW!

そろそろ最南端のイラストを担当してくれるTakumiが手作りのカレンダーを持って家にやって来る頃だ。
僕のちかくにいる人がいままで溜めてきたものをかたちにする時だったという
事もあるだろうけど、もともとイラストをプロとしてやっていた彼が最南端に
参加してもらえるのは非常に心強い。

表紙が広末りょうこの雑誌をめくっていくと彼のイラストが載ってたんだぜ!
ハードコア好きな彼がやさしい絵を描くので面白い。
僕が思っていたハードコアは彼に言わせればハードコアではないようだ。
僕はヌンチャクや地獄車が好きだったな。

今日はそんな彼を連れまわして設置店を探そうと思う。

海の中の山。

2009-01-21 18:08:44 | 最南端
僕がどうも苦手なのは予定をたてること。
●月●日に●●で。
どうも苦手だから「何してる?んじゃ今から行くよ。」の方が好きだ。
昨日の夜、明日は髪の毛切りに行こう!と思ってたけど起きてから気が変わって、
最南端の設置して頂けそうな店を探しに行くことにした。

今年からサーフィンを始めたいなと思っているのでサーフショップへ。

塩で全身を洗うと体も髪の毛も絶好調になる。
海からやってきて海に返っていくものそれが「魂」Soulと
ゲルマン人が考えたように人と海って切り離して考える事ができない。
塩で体を洗うのが体にいいのも納得だ。
でもサーフィンをする人はそれを海に触れることで頭じゃなくて感覚で知ってるんだな。
早い現代のリズムのなかで火を見て自然のリズム、人の本来持つリズムを
取り戻そうとキャンドルをつくっている「ほのま」さん。
サーフィンをしている人は海に入ってそれを取り戻しているだけで、
山を北から登るのか東から登るのかの違いがあっても、大きな違いなんて
ないんだな。
みんな向かっている先は同じなわけ。

一軒目、凄くおしゃれなBROSさんという店に行かせて頂いた。
そのお店にはボクサーという犬がいる。
犬は前足、後ろ足というのでボクサーなのにパンチができない面白い名前の犬だ。
店の中にはグアテマラの雑貨を思わせる小物が置いてあった。
日本がもっと色にあふれる国になればいいのだけれど。

二軒目、OCEAN BLVDというお店。
メキシコで行ったプエルト・エスコンディードという隠れた港?という名の小さな
街の話で少し盛り上がった。
店長さんに毎月第一日曜に海のゴミ拾いをやっていることを教えていただいて
今度参加させてもらうことにした。
海をキレイにするってきっと楽しいぞ!

海について色々と考える事がある。
アメリカでアラスカのアンドレイに会ったとき日本のゴミがアラスカに流れてくるんだと言われたことがあった。
世界は海で繋がっているんだな。
グランドキャニオンの底に水を大切にするハバスパイ族に会った。
胸にハバスパイと刺青をした方に「なぜ水を大切にするのか?」と聞いたことがあった。
彼は「水を汚せばその水は必ず自分のところに返ってくる。」と言っていた。
(NEXTというニコラスケイジ主演の映画にハバスパイ族が少し出てくるけど
 谷の頂上から、画面が切り替わるといきなり滝が現れるのは、さすが
 映画だなと思う。最速でも谷の上から滝まで4時間はかかるんだぞ!)
相良の海で確かカキの養殖をしている方が海をキレイにしたいといって
森に木を植えた人達がいる。
そう、海をキレイにする為には海だけキレイにしてもどうにもならない
ところが確かにある。
それは山も同じ。
街も畑も全て同じ。
全てが繋がっているのだから山の中にも海があるんだ。

大切なのは海の人、山の人が1つの問題を一緒になって考えることではないでしょうか。
人と人とが「繋がる」ことが、いま、一番大切なのではないのでしょうかね?

ちなみに最南端は多くの角度から1つの山を登ろうと思っているので
色んな方に読んでいただきたいと思います。

海のゴミを拾うことが無駄だと言っているのでは一切ないことを理解していただきたいと思います。
そうではなくて、「もっと」海をキレイにする為にはどうすればいいのか?
問題の根っ子の部分です。
海と山が繋がっているのに海の人、山の人が繋がらなければ問題は解決しないでしょうし。
もし、キレイな海を残していきたいと思うのだったら人と人とが繋がらなくては
と僕は思います。

さて、明日は古着屋に話をしに行ってみようと思う。
あくまで予定では・・・。