『今日という日は贈りもの』
ナンシー・ウッド
角川文庫
旅の中で持っていた本を全て読み終えてしまったのでどこかで本を入手したかった。
ネパールのカトマンズという町を歩いていると2万冊の日本の本を扱った店があった。
看板には2万冊、その隣りの看板には1万冊と書いてあった。
「どっちなんだろ」と思いながら店に入り、多分1万冊以下であろう本の中から読みたい本を探す。
そして、いくつか興味がある本の中から『今日という日は贈りもの』という本にした。
理由は簡単に読めてしまうものよりも、少し難しいものの方が良かったことと、
日本の僕の本棚に同じ本があり存在を知っていたからだった。
日本に帰ってから読めばいいのだけれど、このタイミングで読むことに何か意味がありそうな気がした。
『今日は死ぬのにもってこいの日』の著者でもあるナンシー・ウッドはタオス・プエブロで、
『レッド・ウィロー・ダンシング』という老人との出会いから、そこに暮らす人々と深く関わっていくことになる。
僕が好きだったのは「生きているということについて」だった。
『 生きているってどういうこと
と木に聞けば
一ヵ所に根を下ろすことさと答えるだろう。
生きているってどういうこと
と風に聞けば
吹きたい方に吹くことさと答えるだろう。
生きているってどういうこと
と虹に聞けば
地球のまわりに美をかけることさと答えるだろう。 』
ナンシー・ウッド
角川文庫
旅の中で持っていた本を全て読み終えてしまったのでどこかで本を入手したかった。
ネパールのカトマンズという町を歩いていると2万冊の日本の本を扱った店があった。
看板には2万冊、その隣りの看板には1万冊と書いてあった。
「どっちなんだろ」と思いながら店に入り、多分1万冊以下であろう本の中から読みたい本を探す。
そして、いくつか興味がある本の中から『今日という日は贈りもの』という本にした。
理由は簡単に読めてしまうものよりも、少し難しいものの方が良かったことと、
日本の僕の本棚に同じ本があり存在を知っていたからだった。
日本に帰ってから読めばいいのだけれど、このタイミングで読むことに何か意味がありそうな気がした。
『今日は死ぬのにもってこいの日』の著者でもあるナンシー・ウッドはタオス・プエブロで、
『レッド・ウィロー・ダンシング』という老人との出会いから、そこに暮らす人々と深く関わっていくことになる。
僕が好きだったのは「生きているということについて」だった。
『 生きているってどういうこと
と木に聞けば
一ヵ所に根を下ろすことさと答えるだろう。
生きているってどういうこと
と風に聞けば
吹きたい方に吹くことさと答えるだろう。
生きているってどういうこと
と虹に聞けば
地球のまわりに美をかけることさと答えるだろう。 』