10月18日のイベント当日は晴れて、10月とは思えないほど暖かい中を僕は自転車をこいで11時58分島田駅に着く田中優さんを迎えに行った。
子供だった頃に市民の誰もが映画を見た築93年の映画館みのる座がイベントの会場にさせててもらえたこともあって、今回のイベントのチラシに会場の地図は載せていない。
その代わりにこんな文章を載せた。
「島田駅から徒歩10分、みんなが知っている場所ですので場所がわからない方は、通行人に訊ねてください。必ず着けます!」
本当に着くことができるのかを田中さんと実験してみようと二人でカラオケ屋に
行き「みのる座はどこですか?」と20歳くらいの女の子に道を訪ねる。
「信号を右に曲がって、おもちゃ屋の前の路地を入ったところ。」
もちろん僕は場所を知っているので「その通り!」と、心の中で笑いながら聞く。
今回そんな市民の誰もが知っている場所でイベントを企画し、ケーブルテレビ、ラジオ、新聞などの協力を得て告知をして、当日は130人ほどのお客さんが来てくれた。
遠いところでは千葉県から友人、地元で活動されている人や、3年ぶりに会う喧嘩別れした友人、僕が何をしているのか知らない母親と兄などが来てくれた。
人と人は不思議なもので遠いほど繋がるのは簡単で、そばにいる人ほど繋がるのは難しく感じる。
だから今回、遠い場所からだけではなく、そばにいる人が多く着てくれたことが本当に嬉しかった。
そばにいる人たちと繋がる事ができたイベントであり、そんな人と人が繋がれるみのる座という場所がどれだけ貴重な場所か改めて感じたイベントでもあった。
イベントのオープニングで
「じゃあ、皆さん!30秒間息を止めてみましょう!」と、僕はこんな話をした。
「これを毎日30秒間やってCo2削減!これで地球を救いましょう!
これじゃ続きませんよね!」
何か今の暮らしを制限し続ける運動では、エコではなくてエゴだと僕は思う。
この考えで進んでいくと最大のエコは人が一人でも多くいなくなったほうが、
地球にとって良いという考えに行き着いてしまう。
僕らの活動は「人と地球がずっと仲良く暮らせる」が大きなテーマなので、
人が一人でも多くいなくなったほうが良いというものでは、何の答えにもならない。
だから、今の暮らしをそのまま持続可能なものにする為には?という部分で田中さんにも講演を依頼した。
そして、「人と地球がずっと仲良く暮らせる」ように活動するのだから僕らが活動を続けられなくてはおかしいので、ロマンず☆≡は”活動”とは言わずに楽しく続けられる”遊び”と呼ぶ事にした。
そんなロマンず☆≡の今回の”遊び”はとにかく楽しかった!
ロマンず☆≡のメンバーも、当日だけスタッフとして来てくれた子も本当に楽しんでいた。
楽しんでやる事がどれだけ大切かということも、お客さんに伝える事ができたイベントであったと思うし、お客さんやスタッフと楽しい時間を共有できたことが何よりも素晴らしかった。
最後に、イベントに協賛いただいた方、イベントの告知に協力して下さった方、当日来てくれたお客さん、イベントをするにあたって会場をお貸しして下ったみのる座の太田社長、当日静岡空港の話をして欲しいと突然の願いに応えていただいた田中さん。
本当にありがとうございました。
ロマンず☆≡代表 平川 瞬