甘酸っぱい日々

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至極の10分ネタライブ (20/2/2)

2020-02-02 23:30:00 | ライブ感想♪
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至極の10分ネタライブ
20/2/2 19:00~ @座・高円寺2 

まんじゅう大帝国:アレクサ
ザ・マミィ:腹踊り
ねじ:ヒーロー
ランジャタイ:バスケットボール
囲碁将棋:芸名
マツモトクラブ:村越さん
ライス:記憶喪失
ゾフィー:謝罪会見

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本日は、K-PROさんの「至極の10分ネタライブ」に行ってきました。
出演者はぐっと絞って、一組ひとくみの良さをじっくり堪能できる、とてもいいライブでした。
こうやって、それぞれのコンビの世界観に浸れるのこそ、ライブという場の醍醐味のように思います。

ライスのネタは記憶喪失。
このライブは、ネタ前に暗転中にセッティングをして、その後にスクリーンにコンビ名が映し出されるのですが、
そのコンビ名が出されるときのプロジェクターの光で明るくなった時に、ベッドとラジカセがスタンバイしてあるのがわかって、
もう心の中で叫んでいました。
このネタ見れるなんて!本当に嬉しい!

【ライス】コント/記憶喪失【ネタ】


(以下、ネタバレも含む感想ですので、ぜひネタをご覧になってから読んでいただければと思います)
このネタをやっているのを、私はネタコレ以外の場で初めて見たのですが、
お客さんの反応が全然違って、それが大変新鮮でした。
ネタコレでじわじわ笑いが広がっていったところで、今日はすぐにレスポンスが来たり。
逆に、ネタコレではサラッと行ったところで今日は小さな悲鳴が上がったり(笑)
なんというのでしょう、ライスって結構ブラックで、それが彼らのことを知っているお客さんにとっては当たり前だけれど、
そうではないお客さんにとっては、まだまだ新鮮なのかもしれません。
なので、ライスファンのお客さんだったら、一発目のボケ(バラシ)で、ああ結構ブラックだなあと言うのが伝わると思うのですが、
今回はそこはサラッとすぐに笑いが返ってきて。
でもその分、関町さんの「まだまだ入院が必要だねえ……」というところで、笑いと同時に悲鳴というか(笑)
ああ、ここでこのブラックさがみなさんに伝わったんだなあって、客席にいる私ですらそう感じた。
あと、「ケイトさんに失礼だと思わないのか?」のところ、すっごいウケてたなあ。

当たり前のことですが、そんな中で2人が、客席の反応を敏感に感じ取り、
ネタコレの時は間を空けていなかったところで空けたり、逆にゆっくり時間をとっていたところをサラッと流したり。
そんな様子を見て、そのプロフェッショナルさに感動するし、こういうところが好きなのだなあと改めて思いました。

そしてこれも当たり前のことですが、
「今は西暦何年?」
『2019年』
「元号では?」
『5月に令和になったので令和元年です』のところも、
ちゃんと『2020年』『令和2年』に直してきていました。
それを聞いて、ああ、年が明けたんだなと実感しました。どこで実感してるんでしょうか私は(笑)
しかし、私はライスの2人は、セリフをリズムで覚えてる人達だと思ってるので、
こういう些細なところで、体に染み込ませたリズムを一回抜くのは大変なんじゃないかなと邪推してしまいます。
特にここはポンポン行かなきゃいけないところなので。
でも、その苦労を感じさせられないところ、また好きですね。

そして、ここからはエンディングの話。
ライスがメトロンズの告知をした後に、MCをしていたねじの佐々木さんが
「『Sunny day Sundayのセンチメンタルバス!』って答えて不正解になる所、正解は何なんですか?」と聞いてくれたんです。
確かに、私もずっと気になっていたんですよね。結局何の曲を使ったんだろうって。
ネタコレの時から気になっていたのですが、3公演見た後3公演とも、お友達と興奮気味に喋り倒してしまって、すっかりそれを調べるのを忘れていて(笑)。
しかも歌詞がない部分までしか流れないので、調べるのも難しいし、自分で調べようとしても無理だったかも。
だから佐々木さんが聞いてくれて嬉しかったんです。
なんて答えるんだろうなと思っていたら、
田所「ああ、あの曲……フリー素材なんですよ(笑)」
みんなが「えーっ!?」「そうなんですか!?」とざわめく中、田所さんはニヤリと笑って、
田所「悪徳病院ですよねえ」
と言っていたのでした。

ああ、本当にびっくりした。まさかフリー素材を使っているなんて。
フリー素材にしたのはきっと、すごく現実的な話をすれば、著作権関係で揉めることがないからっていう理由だとは思うんです。
このネタをYouTubeにアップしたり、今後テレビでやる機会もあるかもしれないし、そういう時に問題にならないようにしたのだろうなあと。
でも、田所さんは昨日そういう風に言わなかった。
それどころか、「悪徳病院ですよねえ」と笑って、そのコントのキャラクターがあえてフリー素材を使っているという設定に持って行っていたのでした。
そうすることで、あのコントの深みがさらに増す気がするし、コントの世界観を壊さないようにすることができますよね。
すごくなんていうか、夢を守ってくれているように思いました。
……と言いつつ、「現実的な話をすると~」なんて言って、その裏側を読もうとしてごめんなさい(笑)
エンディングの何気ない一場面だったけど、このやりとりを聞くことができてよかった。
聞いてくれた佐々木さん、ありがとうございました。
そして、「あのコント、楽屋でみんなで見てて、クイズやってたんですよ。覚えてるかどうか、絶妙なラインですよね~」という感じで言ってくれて。
ライスのネタを、楽屋で多くの芸人さんが一緒に見ててくれたという事実もとても嬉しかったです。ありがとうございました。

囲碁将棋のネタを見れたのもすごく嬉しかったです。
生で見ることができたの久しぶりなのに、ワードセンスが一つひとつ刺さりに刺さって、ずっと笑いが止まりませんでした。
根建さんの「やってみろよ!」も相変わらず最高でした(笑)

他に、特に印象的だったのはマツモトクラブさん。
人生の切なさや遣る瀬無さを表現しているそのストーリーに、心臓を鷲掴みにされるような思いでした。
なんだか、カッコ悪い人の姿を淡々と映し出している様子が、逆に人間の愛おしさを炙り出しているようにも思えたのです…。
……そんなことを思いながら見ていたら、ネタの終盤でランジャタイが登場(笑)
コントの中に出てくるお店にやって来たお客さん、という設定だったのに、なぜか客席に降りてお菓子を配り始め、お祭りのような雰囲気に(笑)
それも含めて、特別感があってとても楽しかったです。


エンディング。メトロンズの告知で出てきたライス、なぜか、
関町「ちょっと写真はやめてください…」
田所「何でだよ!」
根建「お前みたいなの撮りたい人いねぇんだよ!こんな、青と黒の奴」
みんな『お前も同じ配色だよ!!』『上下逆なだけ!!』
すっごい笑っちゃった(笑)




ゾフィーが、キングオブコントでやったあの謝罪会見のネタをフルでやってくれました!
長尺でも飽きないどころか、さらにふくちゃんのペースに巻き込まれていく感じが最高に面白い。
そして、ふくちゃんとライスが同じ画面に入っている写真を撮れたことに感謝です。


こちらは、ゾフィーのサイトウさんが一押しのギャグ「チェだぜ!!」をやったのに、
あまりにも客席の反応が薄くて、芸人さんたちがみんな崩れ落ちて笑っているところです(笑)


エンディング、幕が閉まるギリギリまで手を振ってくれる根建さんでお別れでした。
みなさん楽しいライブをありがとうございました!


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