今年は天気が短期間で周期的に激しく変化している。
気温も暖冬傾向で暖かい日があるが、突然真冬並みに戻ることもある。
気温は低いが久しぶりに朝から快晴、見逃す手はない。
昨年の5月の春スキー、調子良く気持ち良かったので、冬季の挑戦を試みる。
ゲレンデのリフト3本を乗り継ぐと、ツアーコース入口まで楽が出来る。
リフト1回400円x3本ながら、1日券を800円の格安で手に入れた。
シーズン中なので下山後にゲレンデスキーも出来て、丸1日楽しめる。
リフト運転開始が8時30分からなので、朝食を済ませて6時10分自宅出発。
青木峠~梓川堤防の何時ものルートから、8時35分、現地着。約106km。
準備を済ませてリフト券交換、「ゲレンデはガチガチで硬いですが、大丈夫ですか」と言う。
何とかなるだろうと、3本を乗り継ぎ、ゲレンデトップまで上がるともう9時20分。
登攀準備を始めたところ、何とシールがレギュラースキー用の物で、ショートスキーの物ではない。
中身を確認せず間違えて持ち出してしまった。 当然クランポンも違う物。
車まで戻れば交換は可能だが、今から下ってまた上がって来ると、30分ぐらい掛かるだろう。
幸いにも、ワカンとピッケルを持参して来ているので、板は担いで歩いて登ることに。
ハードブーツにワカン装着、9時35分ツアーコース入口からスタート。
最初に急坂が待っている。 ここはシール+クランポンでも無理だったかも知れない。
雪面は先日の雨の後に凍っているので、ワカンでもそれほど沈むことはない。
風は冷たいが、身体は徐々に暑くなって来た。風が途切れる時間帯では汗ばむほど。
10時55分、位ヶ原山荘へとの分岐。 ここからが本格的なバックカントリーエリア。
一休みした後、急坂を登ると雪面が開け、山頂が見えるがガスが掛かり、風も一段と強くなる。
暫く進むが、フェイスマスクとオーバーミトンを嵌めていても、身体が芯まで冷えて来た。
この寒さの中でアウターを脱ぎ、ダウンを着込むのは返って身体を冷やすようなものだ。
山頂は見え隠れしているが、風はかなり強そう。 ここからまだ2時間ぐらいは掛かりそう。
無理をすることはない。 戻ってゲレンデスキーを楽しもう。 11時30分撤退を決意。
寒い中、ワカンを外してザックへ格納、ショートスキーを装着して下山へ。
ツアーコースに戻ると風は少し弱まり、遠くの景色も良く見えるので、天気はままならない。
ガリガリ・ツルツルのゲレンデを滑降し、車まで戻って昼食を済ませる。
13時、荷物がなくなり身軽になって、午後のゲレンデスキーへ。
鳥居尾根コースは、雪不足と凍結でクローズ。他のゲレンデを一通り滑る。
しかし何処も凍ってアイスバーン、滑りを楽しめるようなコンディションではない。
滑っていても面白くないので、1時間半ほどで切り上げ。
車でお湯を沸かしコーヒータイムの後、15時過ぎに帰宅へ向けて出発。
何時も混む158号線だが、冬季の平日のせいかスムーズに流れる。
往路と同じ道を戻り、自宅手前でカメラの夜景撮影テストを済ませ、18時10分無事帰宅。