ヒーリング・即興作曲ピアニスト中谷幸代のありのまま気まぐれブログ

心のままに奏でたピアノ曲と共に、日々の気づきや感謝、祈りを綴っています。たまに育児奮闘記。二児の母

ひな祭り&『おかぁさん』

2011-03-04 11:04:22 | 【心が動かされたもの】本・芸術

昨日はひな祭りでしたね。

先日ピアノを弾きに実家に帰ると、母がお雛様を飾ってくれていました。

大好きだったおじいちゃんとおばあちゃんが心を込めて選んでくれた立派なお雛様。

雛飾りの一つに私の名前が書かれたオルゴールがあります。

オルゴールの『ひな祭り』を聴きながらいろんなことを想いました。

 

年を重ねるごとに、行事の本来の意味も知り、

いろんなことがある中で、今年も無事にこの日を迎えられたこと、

あたりまえでなく、実は奇跡みたいなことだなぁとふと涙が溢れてしまいました。

何もできない赤ちゃんの時から 大切に育ててくれた両親に、

そしていつも天国で見守ってくれているおじいちゃんやおばあちゃんやご先祖様に 

改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。

ひな祭りって実は大切な日だったんだなぁと改めて感じて 

今年はちらしずしやハマグリのお吸い物を作り、

久々にひな祭りらしく過ごしました。

 

そして たまたま本屋さんで、とても素敵な絵本に出会いました。

『おかぁさん』という本です。

江頭路子さんのかわいい優しい絵に心があったかくなって

思わず手が伸び、 作者のもっちさんの優しい詩にも感動して

読んでいるうちにいつのまにか涙でいっぱいになりました

育児に疲れたお母さん方に読んで欲しい、と願って書かれた絵本ですが、

言葉を発しない赤ちゃんから、世界にたったひとり選んで産まれてきたお母さんへの想いが

綴られていてすごく素敵な絵本でした。

赤ちゃんがおなかの中にいるときは きっとみんなわくわく楽しみで

愛おしくてたまらなくて大切に育てようと思っていると思います。

でも逆に無事に生まれてからは初めてのことばかりで思い通りにいかなかったり

日々に追われて育児ノイローゼになってイライラを子供さんにぶつけてしまったり、

こんなはずじゃないのに・・と自分を責めてしまったり辛い想いをされている方も

きっとたくさんおられるのではと思います。

私もコンサートでは、みんなが今を大切に生きていけたらいいなと思って

命の大切さや胎内記憶などの話もしてきましたが、

この本を読んで、赤ちゃんの気持ちをもっと感じることができました。

 

これからの世代を担う産まれたてのまっさらな綺麗な心を 

みんなが優しい気持ちで穏やかに育てることができたら

虐待で辛い想いをしたり、親の手によって失われる命もなく

愛情をたっぷり受けて心豊かに自分らしく成長できたら・・・

そんな子供たちが大人になって作る世界は

きっと希望あふれる明るい未来に変わっているのではと思います。

数年前から、赤ちゃんとお母さんが一緒に聴けるようなコンサートや

これからママになる方々の為のコンサートや 

赤ちゃんや子供達に向けてのコンサートもしたいなと考えていたので、

もし可能であれば いつかこの絵本に音楽を付けて読み聞かせや色んな形で

メッセージを伝えていけるといいな。

育児に悩む方も、そうでない方も きっと頑張って今まで育ててくれた親への想いも感じて 

あったかい気持ちをもらえる一冊になると思います☆

 

いつの日か私もお母さんになって、育児に戸惑うことがあったとしても

この本を読んで 初心を思い出して素敵なお母さんになりたいです。

 

ちなみに文を書かれた もっち(難波志穂子)さんは、

愛媛県新居浜市で生まれ香川で育ったかたでした。

昨年まで松山にいた為、久々に愛媛の文字を見てすごく嬉しくなり、

新居浜の小学校にも講演コンサートに行ったこともあったし、

もっちさんも 江頭路子さんも私と同学年だということが分かり、とても不思議な気がしました。

優しい気持ちをくれたもっちさんと江頭さんにいつかお会いできる日を夢見て

今日も生かされている奇跡に感謝して 

私も みんなの心に響くあったかいメロディを紡いでいきたいと思います。