今日、避難所の子供たちの素晴らしい姿を見ました。
笑顔で一生懸命に 避難所のお年寄りの方々に救援物資を配ってあげたり、
避難所にいる皆さんの為に、質問箱のようなものを作って、
みなさんの質問に答えるべく(お風呂にはいつから入れますか?とか)
避難所にいる子供たちがテレビや新聞やいろんなところから一生懸命情報を集めてきて
質問の答えを手書きで書いてボードに貼りだして 皆さんに情報を伝えていました。
被災して同じように家を亡くし、辛い想いをした子供達だけど、
みんなの喜ぶ顔を見て、もっと頑張りたいとボランティアに目覚めたようです。
まだ小学生くらいの子もたくさんいました。
これからの日本を担う小さな子供たちが目を輝かせて、必死に頑張る姿に胸が熱くなりました。
そして、寒い中、かろうじて建っている壊れた家の中で、救援物資も届かないままに頑張って生活されている方々は、
「原発の現場で命がけで頑張ってくれている人がいるから贅沢は言えない」
と さらに大変な人のことを思いやって話していました。
原発事故の威力を一番知っている方々が現場へ向かう前、
大切な家族に連絡して、世界中の安全の為に覚悟して作業されて、
そのおかげで私たちは今、最悪の事態を避けることができています。
命がけで私たちの生活を守ってくれて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
原発の現場で働くかたに、親戚の子供が、手作りの金メダルをくれたという方もいらっしゃったそうです。
現地で災害に負けず強い心で一生懸命に頑張ってくださっている方々、一人ひとりにエールを送りたいです。
そして、新潟の小千谷には先日から、津波で大きな被害のあった福島県の南相馬市から
300人ものかたがたが避難して来られているそうです。
福島ではまだ多くの方々が避難所で暖房もなく、ガソリンも手に入らず、
食料も満足に送られてこない、原発近くでも酪農等で避難できずにおられるかたや、
家族がまだ行方不明のかたもおられて大変ですが、無事に避難して来られた方々は
小千谷の皆さんのあたたかい心に徐々に癒されてきているようです。
私も震災後、一時的に転校して大阪の方々にも一年間お世話になったけど他県のあたたかい方々の心遣いは今でも覚えています。
小千谷でも街頭募金が行われ、小さなお子さんが貯金箱を持ってきてくれたり、持ち合わせがない人が
わざわざ家に帰って持ってきてくれたりと、明らかにみんなの意識が変わってきたようです。
日本人の和の心は本当に素晴らしいと世界中からも絶賛されているようですが
みんながひとつになってここから立ち上がる日本人魂はもっと素晴らしいと私は思います。
戦争の悲惨な時を知っている、何もないところからここまで立ち上がってきた日本だから
できることがあります。
私も阪神淡路大震災でたくさん大切なものを失った後、
みんなの優しさで心を取り戻したあの時を思いだして、
被災地の方々が今何が必要か、どんな対応をしていくべきか
これからもできることを見つけて 一歩ずつでも前に進んでいきたいと思います。
明日から甲子園では高校野球もスタートします。
被災地から来られる高校球児たちもみんないろんな想いで参加されると思います。
きっとさらに大きなエネルギーで日本に大きな力をくれるでしょう。
今年も精一杯応援したいと思います。