久々に実家でピアノを弾きました。
大切な想いや願い、そして祈りを込めて、心のままに弾きました。
ちょうど曲が終わったころに・・
ピンポーン!妹がきました。
昔は、幼い妹とよくピアノを取り合って、そのあげくいつの間にか即興連弾になってたりして、
(そのおかげで、お客様との即興連弾コーナーが生まれたようなものですが)
今回はかわいい甥っ子が早速、私の隣にトコトコ歩いて弾きにきました。
まだ1歳になったところですが すごく、優しいタッチで弾いてくれてびっくり☆
すごく素敵な曲だったので お聴かせできないのが残念です。
そしてせっかくなので久々に妹と連弾♪
コンサートではよく妹にもゲストで出演してもらったりもして一緒に連弾をしますが、
こうして実家で一緒に弾くのは久々で、今回は甥っ子も含めて3人で連弾・・、
のように見えますが 実は初めての4人での連弾なんです。
さて、もうひとりはどこに・・・!?
ここ数ヶ月、いろんなことがあってご報告のタイミングをずっとずっとためらっていましたが、
実は我が家にも 赤ちゃんが来てくれて、その赤ちゃんも一緒に演奏していました。
・・とはいえ、まだお腹の中なのですが ぽこぽこって弾いたつもりになっているようで一緒に動いてくれていました。
赤ちゃんの存在が分かったのは昨年末。
結婚5年目にしてやっと授かった大切な命なので、
1月に控えた寒い体育館でのメモリアルコンサートをどうするか、すごく迷いましたが
私にとっても神戸の皆さんにとっても大切なコンサートなので、
今年は赤ちゃんと一緒に頑張ろうと決め、寒い中も共に乗り越えてくれました。
あの日の音色は、赤ちゃんも共鳴しているかのような、いつもと違って聴こえたような気がしました。
いつか安定期に入ったら皆さんにもご報告しようと思っていた矢先に あの東日本大震災がおこりました。
「心のケアが必要なのでぜひ、演奏しに勇気を与えに来て下さい」と色々な被災地の方々から
お声掛けいただいて、飛んでいきたい気持ちでいっぱいでしたが、
妊娠中の体調の変化も想定して今はご迷惑をかけてはいけないので
足を運ぶことができずに申し訳ない気持ちでいました。
でもそんな時に今回お声掛けくださった被災された方や、同じように妊娠中の友達からの
「大切な命がたくさん失われたこの年に新しい命を産むことも とても大切な役目。
今はおなかの赤ちゃんのことを一番に考えてあげて欲しい」
という言葉にハッとさせられました。
私はつい、自分の想いが先走ってしまいますが、今の自分にできること、今の自分がすべきことを、
これから生まれ来る赤ちゃんの為にも もっとしっかり考えて生きていかないといけないと改めて思いました。
今は妊娠8カ月で、まだまだ予期せぬ体調の変化もあったりで不安もありますが
そのたびに小さな命が大切なことを教えてくれているような不思議な感覚です。
これからも命の奇跡と小さな光を感じながら 毎日を大切にしていきたいと思います。