昨年、キャリア教育の講師としてお招きいただき、授業として講演コンサートをさせていただいた、
愛媛県松山市にある済美高校から貴重な本が届きました。
『平成22年度「生きる力」を育むキャリア教育報告書』という107ページにも渡る立派な冊子で、
私の授業についても、【破片が生んだ旋律~命について考える】と題して、
講義内容や生徒さんの感想などがしっかりと書かれていました。
☆内容は済美高校のHPでもご覧いただけます⇒クリック
今年も先生から 「ぜひ授業に来て下さい」とご連絡をいただき、
飛んで行きたい気持ちでいっぱいでしたが、妊娠のことをお伝えすると、
「おめでとうございます。それは素晴らしいことですね!!
今年はくれぐれも赤ちゃんを一番に想ってゆっくりお体を大切にしてください。
子供が産まれたら、またさらに伝えたい新たなメッセージも生まれるでしょうし、
中谷さんの素晴らしい体験談と音楽を、この先、何年経っても生徒たちにぜひ伝え続けて欲しいので
いつかまた松山にまた来てくださる日をいつまでも楽しみに待っていますからね!!」
と とてもありがたいお言葉をいただきました。
優しい心から滲みでてくるあたたかい言葉がじ~んと伝わってきて
人との出会いを大切にされているこんな素敵な先生に出会えて、済美高校の生徒さん達は幸せだなぁと思いました。
今年の授業は私が行くことはできませんが、あちこちで色んな事が起こっている毎日なので
きっと、テレビやいろいろなところから大切なことを感じて、一人ひとりが命について真剣に向き合っていると思います。
今まで行かせていただいた多くの学校の方々からも、震災後ご連絡をいただき、
「中谷先生の話しを思い出して、僕たちの学校ではみんなで被災地へ募金することにしました」
などとご連絡をいただくことも多く、離れていてもみんなの心が繋がって一つの方向に向いているように感じています。
私が今までしてきた活動は一人ではじめた本当に地道なことでしたが、
聴いてくださった一人ひとりの心の中で何かが芽生えて、
被災地の方々の親身になって行動されていてとてもありがたく嬉しく思いました。
皆さんに体験談をお話させていただくことは、私にとっても想いを浄化するためにも
必要でとても大切なことだったと今になってつくづく思います。
皆さんにお話することで過去の傷が癒されたり、勇気をいただいていたなぁと改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
今後も自分のできる範囲で、また少しでもお役に立てるように頑張ります。