雨の日に、 『願い雲』 を弾くと思い出します。
2007年9月、松山のはなみずき通りのハタダでの私のコンサートの日、
大雨の中、必死の形相で遅れて駆けつけてくれたYちゃんがいました。
コンサートが終わってから、私のそばに来て
「最初から聴きたくってすごく楽しみにしてたんだけど、来る前に先輩から連絡があって、
野良猫の親子に毒餌が与えられたらしくて母猫がそれを食べて亡くなっちゃって
その子猫ちゃんを助けてあげたくてずっと探しに行っててんけどどこにもいなくて・・・
もしも子猫ちゃんも食べて死んでしまったらどうしようって心配で心配で・・
最後の『願い雲』を弾いてくれた時に
どうかあの猫ちゃんが無事生きてますようにって願いながら聴いててん。」
そして、後日
「あの猫ちゃんに奇跡的に再会できたんよ!!あの時の『願い雲』のおかげ!!ほんとにありがとう!!
これからあの猫ちゃんを茶茶丸って名付けてうちで飼うことに決めたんよ~☆」
と連絡がきました。
そんなYちゃんは昨年結婚して、今はペットの茶茶丸ちゃんも一緒に、
ご主人の転勤で兵庫県の尼崎に住んでいます。
二人の子供のように大切に育てていた茶茶丸ちゃんですが、
3週間前、家を飛び出してしまって、行方不明になり、今も必死に探しています。
しっぽが丸いかわいい猫ちゃんです。
Yちゃんは今、私と同じく新しい命が宿り、
大きなお腹で一生懸命に貼り紙やポスティングなどもしているのにまだ見つからないそうです。
もしも心あたりのある方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡いただけたらありがたいです。
よろしくお願いいたします。
『願い雲』・・・どうか、またYちゃんの元に茶茶丸ちゃんが無事帰ってくるよう、
そして、今辛い想いをされている方々に心からの笑顔が戻るよう、祈りを込めて弾きたいと思います。