味噌に血圧下げる効果あり 赤旗日曜版2006年12月10日号より・まとめ
味噌は塩分がきつい⇒血圧を上げる?として、敬遠されがちですが、最近、味噌に血圧を下げる働きがあることが分かってきました。
広島大名誉教授(実験病理学)の渡辺敦光さんが10月に発表した、食塩を取ると血圧が上がるラットを使った実験。
3グループに分けたラットに、
180日間熟成味噌(塩分2,3%)を含む飼料、
食塩のみ (塩分2,3%)を含む飼料、
普通の飼料 (塩分0,3%)
の、各1種類を与えて12週間飼育し、血圧を測定。 その結果ーー。
味噌を食べたらラットは、同量の塩分が含まれているにもかかわらず、血圧は上がりませんでした。
渡辺さんは、”大豆や味噌の中にある血圧を下げる何らかの物質が、食塩による血圧上昇力より強い力を持っている”と考えています。(←大豆ペプチドのことですかにゃ?)
別の調査は、正常血圧の人を4年間追跡した結果、「1日2杯以上の味噌汁」を取っている場合に高血圧が抑制されたと報告しています。
元禄時代に書かれた「本朝食鑑」(1697年、人見必大著)は、「・・・体を丈夫にし、体毒を消し、血圧を低くし、体をつやつやさせ・・・」と経験に基づく味噌の効用を紹介していました。
何が血圧を下げるのかーー。メカニズムはまだ明らかになっていません(2006年時点。)
味噌の茶色の色素(メラノイジン)に注目するのは、女子栄養大教授(食品機能学)の五明紀春さんです。
メラノイジンは、原料の大豆にはなく、醸造の過程で生み出された成分。
五明さんによると、体内に入ったメラノイジンには、消化速度を遅らせ、糖尿病を予防・改善する、発がん物質・ニトロソアミンの生成を抑える、腸内の乳酸菌を増やすなど多様な生理機能が見出されています。
五明さんは、「日本人は、大昔から汁として味噌を日常的に食べて健康に暮らしてきた。みそを見直してみては」と話しています。
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うつ病の患者に特有たんぱく質 広島大グループ 赤旗日刊紙2011年9月5日(月)
うつ病患者に特有の血中タンパク質の構造パターンを発見したと、広島大学大学院医歯薬学総合研究科の森信繁准教授らのグループがこのほど発表し、米科学誌「プロス・ワン」電子版に掲載しました。
従来うつ病の診断は、意欲低下などの症状を基にした主観的なものでしたが、森信准教授は、今回の発見が、構造パターンを客観指標とした診断法や治療に役立つ可能性があるとしています。
森信准教授らは、神経細胞の栄養成分となる脳由来神経栄養因子(BDNF)というたんぱく質の一種に着目。BDNFの遺伝子にメチル基と呼ばれる分子が結合する「メチル化」のパターンについて、未治療のうつ病患者20人と、健康な人18人の血液を採取し解析、比較しました。
その結果、遺伝子の特定の部位で、うつ病患者と健康な人で全く違うメチル化のパターンがあることが分かったといいます。
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チョコの香り、桃やポテチで 独大学解明 赤旗日刊紙2011年9月5日(月)
チョコレートの豊かで複雑な香りを詳細に分析すると、桃、キュウリ、はちみつのほか、ポテトチップス、加熱した肉やキャベツ、牛脂、土などの意外な香りが含まれていることが分かりました。
ドイツのミュンヘン工科大の研究チームがこのほど、米化学会の大会で発表しました。
研究成果は、新しい味や香りのチョコレート製品を開発するのに役立つといいます。
チョコレートやココアは、カカオ豆を発酵、乾燥させた後、焙煎してすりつぶしたカカオマスから作られ、その過程でさまざまな香りが生じます。研究チームは香りの成分の中から、人間の鼻で嗅覚を担う細胞の受容体たんぱく質に結びつきやすい物質を探し、桃やポテトチップスなどの香りを組み合わせてチョコの香りを再現することに成功しました。
カカオ豆には揮発性の成分が約600種類含まれますが、とてもよい香りを再現するには25種類で足りるといいます。
味噌は塩分がきつい⇒血圧を上げる?として、敬遠されがちですが、最近、味噌に血圧を下げる働きがあることが分かってきました。
広島大名誉教授(実験病理学)の渡辺敦光さんが10月に発表した、食塩を取ると血圧が上がるラットを使った実験。
3グループに分けたラットに、
180日間熟成味噌(塩分2,3%)を含む飼料、
食塩のみ (塩分2,3%)を含む飼料、
普通の飼料 (塩分0,3%)
の、各1種類を与えて12週間飼育し、血圧を測定。 その結果ーー。
味噌を食べたらラットは、同量の塩分が含まれているにもかかわらず、血圧は上がりませんでした。
渡辺さんは、”大豆や味噌の中にある血圧を下げる何らかの物質が、食塩による血圧上昇力より強い力を持っている”と考えています。(←大豆ペプチドのことですかにゃ?)
別の調査は、正常血圧の人を4年間追跡した結果、「1日2杯以上の味噌汁」を取っている場合に高血圧が抑制されたと報告しています。
元禄時代に書かれた「本朝食鑑」(1697年、人見必大著)は、「・・・体を丈夫にし、体毒を消し、血圧を低くし、体をつやつやさせ・・・」と経験に基づく味噌の効用を紹介していました。
何が血圧を下げるのかーー。メカニズムはまだ明らかになっていません(2006年時点。)
味噌の茶色の色素(メラノイジン)に注目するのは、女子栄養大教授(食品機能学)の五明紀春さんです。
メラノイジンは、原料の大豆にはなく、醸造の過程で生み出された成分。
五明さんによると、体内に入ったメラノイジンには、消化速度を遅らせ、糖尿病を予防・改善する、発がん物質・ニトロソアミンの生成を抑える、腸内の乳酸菌を増やすなど多様な生理機能が見出されています。
五明さんは、「日本人は、大昔から汁として味噌を日常的に食べて健康に暮らしてきた。みそを見直してみては」と話しています。
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うつ病の患者に特有たんぱく質 広島大グループ 赤旗日刊紙2011年9月5日(月)
うつ病患者に特有の血中タンパク質の構造パターンを発見したと、広島大学大学院医歯薬学総合研究科の森信繁准教授らのグループがこのほど発表し、米科学誌「プロス・ワン」電子版に掲載しました。
従来うつ病の診断は、意欲低下などの症状を基にした主観的なものでしたが、森信准教授は、今回の発見が、構造パターンを客観指標とした診断法や治療に役立つ可能性があるとしています。
森信准教授らは、神経細胞の栄養成分となる脳由来神経栄養因子(BDNF)というたんぱく質の一種に着目。BDNFの遺伝子にメチル基と呼ばれる分子が結合する「メチル化」のパターンについて、未治療のうつ病患者20人と、健康な人18人の血液を採取し解析、比較しました。
その結果、遺伝子の特定の部位で、うつ病患者と健康な人で全く違うメチル化のパターンがあることが分かったといいます。
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チョコの香り、桃やポテチで 独大学解明 赤旗日刊紙2011年9月5日(月)
チョコレートの豊かで複雑な香りを詳細に分析すると、桃、キュウリ、はちみつのほか、ポテトチップス、加熱した肉やキャベツ、牛脂、土などの意外な香りが含まれていることが分かりました。
ドイツのミュンヘン工科大の研究チームがこのほど、米化学会の大会で発表しました。
研究成果は、新しい味や香りのチョコレート製品を開発するのに役立つといいます。
チョコレートやココアは、カカオ豆を発酵、乾燥させた後、焙煎してすりつぶしたカカオマスから作られ、その過程でさまざまな香りが生じます。研究チームは香りの成分の中から、人間の鼻で嗅覚を担う細胞の受容体たんぱく質に結びつきやすい物質を探し、桃やポテトチップスなどの香りを組み合わせてチョコの香りを再現することに成功しました。
カカオ豆には揮発性の成分が約600種類含まれますが、とてもよい香りを再現するには25種類で足りるといいます。