お仕事のインスピレーションを刺激してくれる配色というものが世の中には沢山ありますが、私の場合、基本的にレトロな色合いのものに惹かれるため、必然的に古いアイテムの中にそれを見いだすことが多くなります。
先日このブログでも紹介した50~70年代の日本の自動車カタログに見られるような懐かしい日本の配色、ミッドセンチュリーな時代背景を反映したアメリカの広告の魅力的な配色、ルノーやシトロエン等、街ゆくクルマそのもののボディカラーがすでに色の魔術師的なフランスを筆頭としたヨーロッパの配色…、どれもこれもが色と色の組み合わせの妙で、私のタッチに常に素敵な影響を与えてくれ、なかなか自分の頭の中からだけでは発想し得ない絶妙なヒントを語りかけてくれます。
今日の写真はそんな魅力的な配色のシンプルな例。限られた色数とその紙にしみ込んだインクの味わいがなんともいえないマッチラベルです。先日Finelのお鍋を購入するために訪れたNorthwestさんで、妻が私の好みを想定して選んでくれたもので、さすが我が妻…、私の配色とデザインの好みを確実に押さえた見事なセレクトでした。
マッチラベルといえばチェコですが、このラベルは実際のマッチ箱より少し大きく、「SIX BOXES」などと記載されていることから、6個セット売りのパッケージのラベルといった意味合いのアイテムなのかもしれません。それにしてもホントにシンプルながら魅力的な紙モノ雑貨です。
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