ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

ナナちゃんとの出会い

2020-02-10 23:05:00 | またね🎈ナナちゃん
2017/7/5の記事を再投稿。

毛玉をズルズル引きずっていた捨て猫ナナちゃんの悲しいシンデレラ・ストーリー。



ナナちゃんはフワフワで “ぬいぐるみ”みたいな可愛らしい女の子。

2016年2月末、目黒でのTNR時に衝撃の遭遇をしました。
直径20cmぐらいの毛玉をズルズルと引きずって歩いていたのです。
子猫がぶら下がっているのかと二度見、三度見をしてしまいました😲



捕獲後、病院にてバリカンで刈り取って貰ったのが、上の画像です。
毛を強く引っ張られることもあったのですが、ナナちゃん診察中は、終始大人しくされるがママ。

耳カットなしでも人懐こいため、先生が腹部を確認したところ、避妊手術済でした。

おそらく遺棄猫。
エイズキャリア+慢性鼻炎+歯が1本もない状態と、どんなに大変な辛い思いをして生き抜いてきたのかと胸が苦しくなりました。

ナナちゃんと会ってからは、保護猫譲渡時に里親様へ「家猫修行をしていますので、もう外では生きていけません」と脱走対策のお願いを厳重にさせて頂くようになりました。

2🌷ナナちゃんのお家探し


帰ってきたナナちゃん

2017-10-15 20:10:25 | またね🎈ナナちゃん
毛玉をズルズル引きずっていた捨て猫ナナちゃんの悲しいシンデレラ・ストーリー。



毛玉をお尻からズルズルと引きずった姿で出会ったナナちゃん。
真の家族が見つかってから、わずか5ヶ月で虹の橋を渡ってしまった子です。

ナナちゃんお母さんからメールを頂きました。
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ナナちゃんとの楽しい日々からもうすぐ一年になります。
余りにも悲しい出来事の後、なかなかナナちゃんロスから脱せずに心は彷徨い続けておりました。
毎日ネットでナナちゃんを探していたようにも思います。
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私にとっても印象の深く、思い出す度に涙がこみ上げそうになるナナちゃん。

ナナちゃんお母さんの想い、痛いほど伝わります。
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そんなある日、何故かある猫ちゃんが気になり、するすると応募メールをしてしまいました。
そこからとんとん拍子で面会することになったのですが、その時にその猫ちゃんの名前が「ナナ」と聞き倒れそうになりました。

ナナちゃんが毛皮を着替えて戻って来てくれたの?
頭のおかしい人になりそうでした。
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いえいえ、私なぞは画像を見るや否や「おかえり」と口をついて出ましたよ。
よくよく見れば似ていないのに...雰囲気がそっくり🍀

この子は「ナナンちゃん」と名付けられたとのこと。
5~6歳だそうで、ナナちゃん転生に計算は合わないのですけれども。



ナナンちゃんが幸せに過ごしてくれれば、きっとお空のナナちゃんも嬉しいはず!

大好きなお父さんとお母さんが喜んでくれれば、ナナちゃんはホッと安心しているはず😇

ありがとう、ナナちゃん🎈

【 ねこてん 公式HP 】

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ナナちゃんが教えてくれたこと

2017-07-06 17:47:22 | またね🎈ナナちゃん
毛玉をズルズル引きずっていた捨て猫ナナちゃんの悲しいシンデレラ・ストーリー。



ナナちゃん は捨てられるまで、すごく可愛がられていたと思うのです。

ご飯の催促をしません、猫じゃらしで上手に遊びます。
そして毎日ブラッシングしないと毛玉が出来てしまう毛質。

お外へ放たれて、怖いし寒いしお腹は減るし...でも、ずっと我慢をして待っていたのだと思います。
飼い主が迎えに来てくれ、お家に戻れることを、焦がれていたのでしょう。

新しいお父さん&お母さんに愛され「願いが叶った🌟」と万感胸に迫ったのかもしれません。

人や環境は変わっていても、優しく呼びかけられたり大切に撫でられる感じで、愛情を思い出し満足をして、亡くなったのだと思います。
人間に対して一途な子でした。

ナナちゃんを知る前は「子供が猫アレルギーになった」「急な転勤で連れていけない」と里親様募集される猫たちに対して、遺棄や保健所へ持ち込むより賢明な選択だと、良縁を願っておりました。

今は、共に過ごしてきた家族と別れなければならない猫の憂苦を想い「なんとかならないのかしら」と胸を締めつけられます。

ナナちゃんが教えてくれました...。
一緒に暮らす家族は猫にとって、かけがいのない大切な存在で、離れなければならないのは辛く悲しい不幸なことなのだと😿

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また会おうね、ナナちゃん

2017-07-06 10:32:00 | またね🎈ナナちゃん
毛玉をズルズル引きずっていた捨て猫ナナちゃんの悲しいシンデレラ・ストーリー。



ハッピーエンドで、蝶よ花よのお姫さまになったナナちゃん ...でしたが、突然の暗転。

「ヒドイことをする‪💢」とタメ息をつきながら、オバケ毛玉を刈り取ってくれた病院へ、ナナちゃんも通っていました。

その獣医師から、9月末に連絡がありました。
「ナナちゃん、腎臓が悪いため通院しているけれども、車で来ると吐いてしまう。
歩いて行ける距離の動物病院を紹介しては?」と。

ナナちゃんお母さんへボランティアが利用する ご近所の病院をお薦めしました。

その際に、ナナちゃんお母さんが落ち込んでいたので、どちらかというとそちらの方が気がかりだったのです。

譲渡時の血液検査では異常はなく、何よりナナちゃんは幸せになって然るべきのシンデレラですもの👠👸🏼
療養食を見繕い送り、そのうちにお見舞いへなどと考えていました。

新しい病院での診断結果、食欲不振&体調不良の原因は「悪性リンパ腫」の疑いがあるとのこと。

パニックになる暇もありませんでした。その報告を受けてから、僅か12日後にナナちゃんは亡くなってしまったのです。

前夜ナナちゃんは、お父さんとお母さんをしばらく見つめていたそう。
きっと「ありがとう」を伝えたのだと思います。

翌日お気に入りのベッドで、いつもの寝姿で、息を引き取りました。

🌟2月27日/保護
🌟5月21日/正式譲渡
🌟10月27日/永眠


5ヶ月間の幸福でした。
もう別れを経験したくないと葛藤の末、里親様へ挙手して頂いたナナちゃんお母さんに、ただただ申し訳ない気持ちの私。

ナナちゃんお母さんは「お譲り頂いたのに、こんな事になり申し訳ありません」と。
お互いに、泣きながら謝るばかりでした。

さすがにこの時ばかりは、神様を恨みました。
画像は天使になる2週前の子猫のようなナナちゃん。

やがてナナちゃんが、遺してくれた大切なものに気がつきます。

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ナナちゃんはシンデレラ

2017-07-05 19:35:02 | またね🎈ナナちゃん
毛玉をズルズル引きずっていた捨て猫ナナちゃんの悲しいシンデレラ・ストーリー。



捨てられ灰かぶり状態だったナナちゃん。
なかなか、お家が決まりません。

里親様募集を打ち切り、里親会へと考えていた矢先に福音なる申し込みがありました。

『経験があるからこそ、命を預かる責任は大変なプレッシャーで、何度も何度も応募に迷いました』とありました。
今までに4匹の愛猫さんと暮らし、最期を看取られたそう。

ナナちゃんは推定10歳、「残りの時間を過ごす終の棲家を探しています」と記載しておりました。

もう辛い死に目には会いたくないと逡巡される気持が痛いほど伝わり、同時にナナちゃんを託せるのは、この方しかいない!と強く感じました。

ナナちゃんをお届けに伺うと、想像通りの猫への愛情に溢れた素敵なご夫婦、私どもの活動へもご理解が深くエールを頂きました。

いつも里子へ出した後は、安堵だけではない心配やら寂しさやら入り交じり、複雑な気持ちになるのですが、ナナちゃんの時は何とも晴れがましい気分☀

過酷な境遇を乗り越えたナナちゃんへ両手を挙げてバンザイしたいほど嬉しかった🤗

画像は、新しいお父さんの足にピッタリくっつき虫のナナちゃん。
ナナちゃんはシンデレラのように幸せなりました。

めでたしめでたし...しかし「ナナちゃんシンデレラ」には悲しい後日譚があるのです。

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