ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

税金で小さな命を奪わない国へ

2021-02-16 23:00:00 | 殺処分され続ける命のこと


皆さんは、ご存知でしょうか?
私たちが住み暮らす国には、私たちが納めた税金から命を奪われる動物たちがいることを。

何十年もの間、何千万もの命が、毎日生まれては殺され続けています。

動物は好きではない…
飼ったことがない…
あまり興味がない…
でも、税金が使われているのですから、誰しもが無関係ではありません。

この殺処分という制度に終わりはありません。
保らwwれりらロららりwるりりれれるられ,
命の期限をつけられた小さな命を憂慮し「酷い」「かわいそう」「殺すな」と声を上げても、センターに収容される動物たちは増え続けます。
殺されても仕方のない命は生まれ続けます。

私の国 2017



現在、殺処分されている80%が猫。
そのうちの7割が生まれて間もない子猫です。

実は、既に殺処分される猫を減らす解決策はあり成果を得ています。

それは、皆さんの地域にいる飼い主のいない猫に不妊去勢手術をし元いた場所に戻すTNR、その後に管理する地域猫活動です。

野良猫を増やさないようにTNRをし、地域ごとに70%以上の不妊化率維持を目指します。
このことにより、野外で子猫が産まれなくなり、殺処分頭数は減ります。

また、保護しなければならない猫も少なくなるため、飼育放棄された猫の受け皿が生まれます。

そして、殺処分頭数が減っていくと共に、殺処分事業に使われていた税金も軽減されます。

🌅正しいTNR活動を知ろう!
🌅トンネルを抜けると見える景色


収容頭数
⭐殺処分頭数
⭐ロードキル
⭐野外猫に関するクレーム
約3年で半減しおよそ10年で問題は収束。
それに伴い大幅な税金による経費を節減できます。

【TNRと殺処分の違い】
🔻問題解決策
殺処分は問題を解決しない
TNRは問題を解決する
🔻費用対効果
奄美ノネコ殺処分は国税予算5億以上
TNRならば数百万で済む
🔻リバウンド
殺処分は永遠に続き終わりはない
TNRは早く確実に命を奪わずに終わらせられる



ロードキルで奪われる命の減少
遺体回収や処理に使われる税金の節減

動物虐待事件の減少
地域の治安が守られ警察官の職務軽減

外猫トラブルによる苦情件数の減少
クレーム対応に費やす人員や時間を削減

TNRと地域猫活動は、動物愛護とは一線を画す地域のため住民のための市民ボランティア運動。
人間にこそ多大なメリットがあります。

地域の問題を解決することで、人々は安全な環境と安心できる生活を、そして税金を命を奪うことではなく、私たち人間が幸福になるため有意義な使途へ充填できます。

🌅野良猫に餌やるな!と言われたら



もう一点、知って欲しいことがあります。

我が国では、長きに渡り殺処分システムが成立しているため、その利害関係から言葉を持たない小さな命たちは がんじがらめになっています。

まず国が問題解決を望んでいません。
それ故に公的機関である愛護センターからして、繁殖予防対策には及び腰です。

大半の獣医師が、人と動物たちを苦しめている過剰繁殖問題から目を逸らしています。
多く愛護家が全て救える道を塞いでいます。

マイノリティの戦い方 殺処分
弱者切り捨ての系譜

だから、私たち民間でやるしかないのです。
一人ひとりが立ち上がらなくては変えられないのです。

殺処分のない社会を次世代に手渡すために。
人も動物も共に生きる日本にするために。
何より私たち人間の幸せのために。

どうぞ TNRと地域猫活動へのご理解をお願い致します🙇‍♀️



📣チャレンジTNR

野良猫さんに出会ったら、耳カットを確認して下さい。
印がない場合は写メを撮り、出来るだけ定点定時の給餌をして、お近くのボランティアに 「TNRをしたい」とご相談下さい。

保護は目の前の命だけ。
TNRは保護しなくてはならない猫のいない未来へ繋がります🌸

皆んな、初めてからスタート🌱



📣地域猫活動の始め方

動物の問題は人の問題。
人同士が助け合わなければ小さな命は救えません。
責めるだけでは解決しません。

地域猫活動は、猫のことで困っている人をご近所同士で力添えする活動。

助けを求められた時に、誰もが出来ることで手を差し伸べられる社会へ🌟🙏


ある犬のおはなし

2020-08-25 22:30:00 | 殺処分され続ける命のこと


残念ながら日本では、ペットたちの「殺処分」が行われています。
今も現実に処分されている命があります。

🔴ある犬のおはなし




飼い主から愛護センターへ持ち込まれ、殺処分されるのは全体の約13%です。

収容された動物たちは、迷子だったら飼い主が迎えに来てくれるのを、健康な子猫だったら新しい家族が見つかるのを数日間待ち、誰からも手を差し伸べられない場合は処分されます。
(地域によって日数や里親探し方法が違います)



🔻ナゼ 何も悪いことをしていないのに、命を奪わなくてはならないのでしょう。

🔻ナゼ 変わらず明日も生きたいと望んでいるのに、殺されなければならないのでしょう。

🔻不幸な運命の犬猫がいなくなるためには、どうしたら良いのでしょうか。

🔻殺処分される命、社会から殺処分をなくすには、何をすれば良いのでしょうか。

命のこと考えてみて下さい。
私たちにできること。
私たちがしなければならないこと。

犬や猫たちは、「イヤだ、まだ生きたいよ!」とは言葉に出して叫べません。
だからこそ私たちが、その心の声を聞いてあげたい、そうしなければいけないと思うのです。

殺処分は人間が作り出した仕組みですが、そこから命を救えるのも私たち人間だけなのですから🌷

【 ねこてん 公式HP 】

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世界に一つだけの命

2020-08-10 23:00:00 | 殺処分され続ける命のこと


日本での猫の日は2月22日ですが、8月8日は世界猫の日(International Cat Day)とのこと。

この記念日に #世界猫の日のタグでツイートされた“ひふみん”の愛称で親しまれる加藤一二三九段の言葉をご紹介します。

飼い主のいるねこさんも
飼い主のいないねこさんも
等しくたいせつにされ
ひとつしかない
掛け替えのない生命を
最期まで全うすることのできる
世の中でありますように

ずっとずっと小さな頃から ひたすら…
実現することを夢みてきました。

飼い主いるいないでの命の線引きをなくしたい。
野良猫たちの命の尊厳を守りたい。

せっかく生まれてきた命。
分け隔てなく大切に扱われる世の中を目指したい。


ようやく何十年もかかって やっと…
私の周りでは理想が形になりつつあります。

そうしたら、生まれた地域によって命の格差があることに我慢がならなくなりました💧
奄美のねこやヤンバルの猫。
毎日のように殺処分される山口県の猫たち。



「TNR」は、外暮しの猫が より安全に より安心して生きていけるように。
🍀共に生きるTNRの有効性

「地域猫活動」は、飼い主のいない猫が一代限りの命として猫生を全うできるように。
🍀地域猫活動の基礎知識

外で生きていかざるを得ない猫たちは私たち人間が生み出しています。

壁一枚を隔てて命の差別を生み出しているのも私たち人間です。

飼い主のいる猫
飼い主のいない猫
同じ世界に一つだけの命です🌸


奄美のねこ🆘
外にいるという理由だけで、飼い猫もさくら猫も駆除目的で捕まえられます😿
殺し尽くしたマングースの代わりに殺され続けます。

排除からは何も生まれません。
どうか お力添えをお願い致します🙇‍♀️


全てを救うために不妊去勢ファースト

2020-06-13 22:45:00 | 殺処分され続ける命のこと


「殺処分ゼロ」はわかりやすい、ストレートに人の感情に響くという ご意見がありました。

動物虐待へも、ほとんどの方が怒りの気持ちを露わにされると思います。

対して「不妊手術の徹底」は伝わりにくい。
特に飼い主さんへは「たられば」の予防策なので、感情論で返されるとタジタジとなってしまいます。

ですが、殺処分される命が存在していて、毎日どこかで逸走や遺棄が繰り返され、多頭飼育崩壊が起こっているのです。

現在、日本のペットたちは「繁殖イコール死」という戦禍の中に生きています。

議論するまでもありません。
不妊去勢手術の是非を問うのは無意味なこと。




【ピースワンコの不妊去勢手術について】
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すべての保護犬に一律に避妊・去勢をするという方針はとっていません。
特に子犬の成長過程に影響する可能性がありますし、そもそも手術に耐えられないほど健康状態が悪い犬、避妊・去勢によりホルモンバランスが崩れて心身に影響が出る犬もいるからです。
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保護したボランティアが実際に手術することは出来ません。
手術は獣医師しか出来ません。

どの団体もリスクに関しては、獣医師と相談をして決めていると思います。

ピースワンコ…
1年間で3千頭全てを手術し終わるには
1日何頭を?獣医師が何人必要?
毎月約100頭が収容されます。
毎月のように繁殖があるはずです。

果たして、崩壊するまでに手術が追いつくのでしょうか。



上画像のような子猫が自宅の周りに捨てられたとします。

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「かわいそうに!」このままにはしておけません。
まあ3匹ぐらいならなんとかなると保護をし、里親様探しをすることにしました。

健康状態に問題がなかったため1ヶ月後には、皆んなに新しいオウチが見つかります。

里親募集告知→希望者とのやり取り→お届け→アフターフォローと、怒濤の忙しさだったため「やれやれ」と一息をついていると、どこからか子猫の声が聞こえてきます。

急いで外へ出たら以前と同じ場所に、未だ目も開いてない赤ちゃん猫が4匹、箱に入れられていました。
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これはもう、遺棄している人物を突き止め、そこで飼われている猫全頭に不妊去勢手術を施さなければ無限ループとなります。



犯人を見つけるのも、所有者に手術の必要性を説くのも、考えただけで頭クラクラ😰

かといって、救える命を見殺しに出来ません。
しかし、手を差し伸べた以上は命に責任を持たなくてはなりません。

丈夫な子だけではありません。
エイズや白血病キャリアがいるかもしれません。
子猫ではなく親猫の方を捨てる人もいます。

春先の1週間、家の前に計18匹を遺棄された例もあります。



子猫1匹の体調管理をし、社会性を持たせるよう世話をし、信頼できる飼い主さんへ託すって、超激烈ハード。

キャパを超えると、人の手を増やすか保護する命を選ぶか二者択一。

たいていは、助ける命を選択することはしません。
なぜならば、どの命も生きる権利があり平等だから。

先ごろ里親様へ送り出した子と、たった今 お腹を空かせてミャオミャオ鳴いている子の命は同じ重さだから。



それでも、どこかで切り捨てなければならないのが保護活動です。
大きな蛇口が3つあり、流しっ放しなのです。

キリがありません。
でも、飼育場所・資金・マンパワーには限度があります。

今日は「幸せになーれ」と抱き上げたとしても、明日は「ごめんなさい」と警察やセンターへ渡さざるを得ない。

この判断する辛さを想像できますか。
疲れた日は必ず夢に見ます。
名前を叫んで目が覚めます。
一生背負う枷です。



保護譲渡だけでは、殺処分問題の解決にはなりません。
行き過ぎた保護は、動物を不幸にするばかりか、人も生活も破壊します。

この「どうしようもない現実」を知ってしまった者は、善悪もなく理屈じゃなく「不妊手術の徹底」だけが、全ての小さな命を救う道だと、身に染みて感じているのです😿

🌸灰になるため生まれたんじゃない
🌸小さな命のボーダライン
🌸不妊去勢手術啓発ポスター集

灰になるため生まれたんじゃない

2020-06-11 22:50:00 | 殺処分され続ける命のこと
2018/4/3 の記事に加筆して再投稿

読み直し、動物たちを取り巻く環境が何一つ変わっていないことに暗澹たる思いです。

殺処分頭数が数字では減っていても、人間によって使い捨てられる命、搾取される命は生まれ続けています。

救えるだけに手を差し伸べるのではなく、救いを求める命を減らしていく。

かわいそうな子をなくす。
人も動物たちも笑顔になれるように☺️😸

保護しなければならない命をゼロへ。
不妊去勢手術ファースト🌸



学生の頃、外飼いの猫と遊んでいた時に年配の女性から話しかけられました。

「前に住んでいた所が殺処分された遺体を焼く施設の近くだったのよ」と。

焼却炉から噴き出す噴煙は、1年中休みなく、朝も昼も夜も漂っていたそう。

その地からの夕焼けは、いつも紫色で、初めて赤く染まる空を見た時は感動したと言っていました。

殺処分データが開示されている分では、昭和 49年度の1,221,000頭が最多。
それ以前は、150万か200万頭なのか。
火葬場が年中無休だったろうと察しがつきます。
小さな命へ ごめんなさい



昔の保健所、現愛護センターで死を迎えるのは「殺処分」される動物だけではありません。
怪我や事故で引き取り後に死亡する「負傷収容」も含まれます。

これは交通事故に遭い、瀕死の状態で運び込まれる身元不明の犬猫たち。

そして、虐待の被害を受けた野良猫たち。
人間からイタズラに毒エサを与えられたり、暴力を加えられたり。

顎の骨を砕かれ、脚を折られ、火傷を負わされ、想像を絶する苦しみの中で、誰にも助けを求められず死に至る動物たちもいます。

また、数字には入らないペット産業の流通過程で、命を奪われる犬猫 20,000 匹。
野垂れ死に清掃業者が廃棄する動物の遺体が 70,000以上。

加えて、繁殖業者の略奪や引き取り屋による売れ残り生体闇処分、高齢者の飼い主孤独死による殉死、アニマルホーダーに囚われ餓死する子たちetc…。
ペット業界に葬られた命



いつになったらペットの命が守られ、その一生を全うできる世の中になるのでしょうか。

「まだかなー?」って犠牲になった子たちが、紫煙に隠れた虹の橋から見つめています🌈😿


愛されなかった子たちの「虹の橋」