■ 豪州のノネコ問題まとめ - ノネコの影響から駆除方法まで
記事 ↑ の下方に「 日本のノネコ問題と比べて」があります、同意ですね。
オーストラリアと奄美大島を同列に考えるのは無理があります。
わたし自身、オーストラリアの駆除という国の方針は、あながち間違いではないと思っています。
毒ソーセージは、いかがなものかとは思いますが。
私は「モノ言わぬ動物たちが一番の弱者」と考えています、しかし国はそうではない場合が多い。
弱者からも外されています。
そして、それに声を荒らげて異を唱える気はありません。
独居の高齢者や孤児たち、重度の障害者の方々への支援が重要でしょう。
当然だと思っています。
国策としては動物の案件は、切り捨てられがち、予算も人員も最低限というのが現実です。
だからこそ、一人ひとりが出来ることを、皆んなの意識が少しでも動物愛護へ向いたならばと願っています。
ということで…
奄美ノネコ駆除問題を契機に、皆さんに是非とも猫のことを知って頂きたいと思います。
〇 どうしたら頭数制限できるか
猫は多胎多産、不妊去勢手術を施さなければアッという間に倍々に増えます。
今ある猫の問題(殺処分・多頭飼育崩壊・遺棄虐待・野良猫トラブル)のほとんどが過剰繁殖に起因しています。
ですので、解決策としては兎にも角にも「繁殖制限」となります。
イの一番に「どうしたら手術が出来るのか」を考えます。
奄美では、この大原則をスルーして10年計画としました。
矛盾していますよね。
10年の間に既存の猫は、百倍以上に膨れ上がります。
それでクロウサギは絶滅しないのだろうか?
この疑問から、朝日新聞の太田記者は、調べ始めたのだと思います。
結果、クロウサギは増殖していました。
全ての事象において科学的知見を求める環境省(知見省と呼ばれるぐらい)が認めた、それが全てではないでしょうか。
デマであるとの証明が不可能でしょう。
猫の頭数も当初見込みの3割程度。
駆除の必要は本当にあるのだろうか。
将来的に生態系の保全を危惧するのであれば、不妊去勢手術=TNR で良いと思うのですけれども。
これは「処分せざるを得ない命」を最小限に抑える最善の方法。
TNR は捕獲ありきなので、譲渡向きの個体(若い・おとなしい・容姿端麗 etc)は保護をし、治癒見込みのない病気怪我をしている猫には安楽死を望みます。
また管理できるエリアに、リリースすることも市街地ではあります。
共存は叶えられるだろうし、理想郷にもなり得たはずなのに。
4億も必要ないし、win-winのレアケースだったと。
〇 焦眉の急である頭数制限
日本は、まだまだ間に合います。
他の先進国のように繁殖と駆除を繰り返すことを避けられる余地があります。
保護譲渡でも
室内飼い条例でも
餌やり禁止でも
もちろん排除や処分でもなく
管理できる頭数にすること
ペットと飼い主のいない猫にも不妊去勢手術を徹底すること
これが最優先事項!
放し飼いや餌やり行為には
「外へ出すのならば手術をしましょう」
「餌をあげるのならば手術をして下さい」となります。
外飼いや餌付けされている野良猫に対しても、寛容に柔軟に対処できることを含めての「共生社会」を目指したいと考えています。
~関連記事~
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■ 無用の用であるノネコたち
■ 奄美大島の猫3千匹殺処分計画
【 ねこてん 公式HP 】
素人質問で申し訳ないのですが、奄美大島の危惧種ってウサギ以外にはいないのでしょうか?基本的にああいう環境において「ノネコと共存」での生態系の維持って相当厳しいと感じてしまうのですが…
あと、TNRは人道的手段として捉えられていないという事実はご承知かと存じます。譲渡or安楽殺が一番人道的手段であるのにも関わらず、ウサギ含め各固有種の殺傷の可能性を延長しつつ、ノネコ自身の人道性も欠くTNRを譲渡/安楽殺より推奨するメリットが知りたく質問させていただきました。
今更ですが、てりやきさんに申し上げたい事があります。
譲渡と安楽死が一番人道的と言っていますが、命を奪う事が何故一番人道的なのですか?。
命を奪わずに頭数を制御できるTNRが何故非人道的なのですか?。
あなたの考えはまずそこからおかしいのです。
ピースワンコにしても「人道的」という言葉を売りにして犬を集めて譲渡したりしていますけど、犬の健康管理もその他の待遇も無視。
そして多くの犬が殺されています。
「人道的」なんてものは人間のエゴでしかありません。