■ 文春オンライン(excite 版/全3回)
クロウサギを守りノネコを殺す理由
奄美大島「猫3000匹殺処分計画」の波紋#1
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奄美大島で進める「3000匹の猫殺処分計画」が大きな波紋を呼んでいる。
今回、その後の動きや、現地で活動してきた関係者の思いをここに記すことで、本当に多数の猫を処分する計画が妥当なのか、今一度奄美大島で認められている「殺処分の是非」を考えてほしい。
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『週刊文春』に「猫3000匹殺処分計画」を書いたジャーナリスト笹井恵里子さんの続編です。
■ 奄美大島の猫3千匹殺処分計画
先に行われた計画の見直しを求める院内集会で登壇を。
その時に知ったのですが、笹井さんは、いわゆる動物愛護畑ではないとのこと。
一般の方にも解りやすく、ノネコ管理計画の疑問や問題点が、まとめられています。
是非とも、ご一読下さませ。
笹井さんは、根拠の不確かなことに税金を投じるノネコ管理計画に「気持ち悪さ」を感じたと言います。
そう、最初はザラザラとした違和感なのですが、だんだん魔宮の奥へ入っていくよう。
でも、論争から一歩引いてみたら「猫って愛護動物として確立しているのだ」と 感じることが出来ました。
譲渡条件は、必死に命を繋いで下さる方々の要望なのですから、真摯に受け止めるべきです。
譲渡は人間同士の信頼関係が肝となります。
なぜ、こんなにも猫の頭数に誤差があるのか。
なぜ、こんなにも捕獲作業が停滞しているのか。
どちらもスムーズに進めるには、猫への慈しみの心が不可欠です。
もう、動物愛護団体と連携しなければ、ノネコ推測&捕獲は難しいでしょう。
この辺りでの“ 慎重さの欠如 ”や“ 覚悟のなさ “ が、国民感情を逆撫でするのだと思います。
例えば、ノネコの線引きが不可能とされるならば、捕獲した猫に小型センサーカメラを装着し調査のためにリリース。
その上で、希少生物を捕食している個体だけを駆除対象にするとかですね。
森に居る猫は、クロウサギを捕食しているかもしれないから、全頭処分は乱暴過ぎます。
もしも、森に迷い込んだ飼い猫や地域猫だったら?
もしも、希少生物を食べていないノネコだったら?
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【 ねこてん 公式HP 】