ぶっちゃけ、現状ゼロは無理です。
瀕死の状態で持ち込まれる負傷犬猫がいますので。
事故や病気で行き倒れている子も、動物愛護センターへ収容されます。
離乳前の個体については、直ぐに処分しなければならない理由があります。
お母さんから離され、ひもじく寒いまま息絶えるのを待つよりはという判断です。
5匹のまだ目が開いていない赤ちゃんが、同日に2組収容されたとしましょう。
10匹に3時間おきに授乳、センター職員2名が不眠不休で行わなくてはなりません。
この人たち、過労死しちゃうかも。
だから、真の殺処分ゼロを目指すならば、先んじて達成しなければならないことがあります。
● 外飼・放し飼いゼロ
● 逸走・迷子ゼロ
● 野犬・野良猫ゼロ
所有者のいない犬猫って、全国にン十万以上いるのではないかと云われています。
これらを、全て救え!保護しろ!絶対に殺すな!と現実逃避しているのが、殺処分ゼロ教の方々です。
■ 山路徹氏 Facebook から
■ 殺処分ゼロの歪み
結果、以前にご紹介した tampopo さんの言葉を逆に押し進め、これこそが正義としています。
民間の保護団体やボランティアを、兵隊かなんかと思っているのかしら?
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飼えない人にも飼わせるべき。
保護出来ない人にこそ保護させる。
知識や経験があれば、キャパオーバーの人にもドンドン抱えさせる。
人からの支援に頼っている人に保護させるのは当たり前。
自分が出来ない保護は人に押し付けましょう。
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センターへ間断なく入って来る生まれて間もない猫たち。
これをミルクボランティアに育てさせよう!というのが今の流れ。
毎年、毎月、毎日...を延々とですか?
母猫へ不妊手術を一生に一回すれば、乳飲み子はセンターに来ません。
ミルクボランティアも要りません。
「不妊去勢手術の普及」が先ではないですか?
だいたい、全て生かすために必要な経費はどのくらいでしょう。
一頭あたり生涯100万以上かかります。
それに加えて、設備費・人件費モロモロ…しかも、永遠に続くのです。
現在、わが国では「処分せざるを得ない命」があるということ。
この現実を理解しなければ、殺処分をなくすことは叶わないと思います。
殺処分ゼロを望むならば
収容される動物を減らさなければならない
保護を必要とする動物をなくすために
飼い主がいるいないに関わらず去勢避妊手術を徹底する
ペットの頭数制限がされたなら
多頭飼育崩壊や持ち込みが減少する
野良犬猫に手術を施せば
不幸な悲しむ命は増えず やがて一代限りで淘汰される
犬や猫へのバースコントロールが常識となったら
全体の頭数がセーブされる
そのことにより 小さな命への慈しみが広がり 遺棄や虐待が少なくなる
管理可能な頭数にすることで
無理な保護譲渡はしないようになる
今まで譲渡不向きとされた子にもチャンスが訪れる
皆んなにおウチと家族が見つかる
地域の一員としても認められる
10年以上要するかもしれませんが、
保護譲渡活動主体のようにエンドレスではありません。
また、保護施設などハコモノ運営のように莫大な金銭はかかりません。
「殺処分から残らず救う」は無謀です。
まだ「どうしたら殺処分される命を減らせるのか」シンキング段階。
はじめの一歩を踏み出そうとした矢先、ピースワンコに足蹴り喰らい転ばされました。
必死に這い上がろうとしている最中だから...そこんとこヨロシクです ( ΦωΦ )ノ
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#ピースワンコ#殺処分ゼロ#多頭飼育崩壊
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