ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

救助型ホーダーの無間地獄

2020-06-05 21:25:00 | アニマルホーダーと多頭崩壊



ベテランのボランティアで、全国から年間200頭以上を引き受けていたとのこと。

蓋を開けたらミイラ化された遺体が山積み。
レスキュー現場から、キャリー内で丸く うずくまった状態で息絶えた犬の画像が公開されていました。
恐らく預かったまま放置されたと思われます。

虫の息で救出されたのは 犬22匹4匹だけ…。



アニマルホーダーは心を病んだ動物過剰収集家。

キャパ超え頭数の動物を集め、適切な飼養が出来ない状況に陥っても、執着し抱え込む人たちのことです。

悪臭や騒音から近所迷惑となり、通報や強制撤去などで発覚します。
これが多頭飼育崩壊。

崩壊状態に陥った人をアニマルホーディングと呼びます。
ホーダーによって病的に集められた、あるいは繁殖された動物が、劣悪な環境でネグレクトされ、現場は動物虐待そのもの。

しかし、ホーダー自身は虐待という認識はなく、世話が出来ないにも関わらず、動物たちを決して手放そうとはしません。
故に精神疾患であり、繰り返されるのです。

ホーダーは他者からの介入を嫌うため通院歴もなく、そのことが救出を難しくさせています。
杉本彩さんブログ/アニマルホーダー



ホーディング障害は、居住空間に過剰な収集することを止められず、それにより著しい苦痛・不全を起こしているという行動パターン。

一般には「ゴミ屋敷」で知られているかと思います。
敷地内いっぱいに物品が積まれ、生活するのは困難になり、近隣住民が迷惑を被っていても、自主的には片付けられず、強制的に撤去されるのも拒む様子が報道されています。

これを「犬や猫などの動物」に置き換えた症状がアニマルホーディング。

生涯に渡って付き合っていかなければならない障害とされています。
完治することはありませんが、病気なので治療は可能です。

アニマルホーダーは、単身者であることが多く、自身の障害に気が付かない場合がほとんどです。



🔴北口雄一事件
終わらない動物たちの地獄。
今だ彼はモノ言わぬ命を奪っており、この先も奪い続けます。

負の連鎖には、共犯関係にある支援者の存在があります。

アニマルホーダーという病気

🔴猫の方舟レスキュー隊
支援を得るための保護。
自分たちが生きるために猫たちを犠牲にしています。

内部告発によって惨状が明らかになった後、飼育放棄された猫の保護依頼が殺到。
保護団体が、かつての猫屋敷を担ってはなりません。

アニマルホーダーになった保護団体

活動(収集)は継続され、動物たちは解放されていない現実。

日本では、まだアニマルホーダーから命を守る法整備と治療する医療処置が追いついていないのが現状です😿

ポチッとリアクションに感謝 😸

アニマルホーダーになった保護団体

2020-05-19 23:05:00 | アニマルホーダーと多頭崩壊
2018/6/28の記事に加筆して再投稿

Twitterありがち。
既に解決した虐待画像が、繰り返し流されることがあります。
必ず拡散する前に、出典の日時を ご確認下さい。

最近、目にした記事は2017年の取材でした。


これから1年後、板橋区の保護団体「猫の方舟レスキュー隊」は多頭飼育崩壊で告発されます。



風化させぬため ─
同じ轍を踏まぬため ─


板橋区にある猫の保護シェルターが、180~200匹抱え、うち年間100匹が亡くなるという😱
事実上の多頭飼育崩壊にあることが、ボランティアさんの内部告発で明るみに出ました。

1年に100頭の猫の死~板橋区 猫の保護団体の多頭飼育崩壊
動物との共生フォーラム
猫の保護団体で多頭飼育崩壊!

6月20日に愛護センターの査察を終えた代表のコメント。
がっつり正当化してきました。
告発サイドは半年間に渡り、証拠保全をしているとのこと。




大変に難しいケースです。
通常は多頭飼育崩壊は、悪臭・騒音などの近所迷惑による強制撤去や飼い主の死亡などで発覚します。
SOS は見かねた親族から寄せられることもあります。

この方は自宅シェルター、手放しそうもありません。
何とか劣悪環境に囚われている猫たちを救い出したいのですが八方塞がり。



🔴行政は勧告まで

センターや保健所は飼育状況改善勧告まででしょう。

繁殖制限処置は施していること。
譲渡会を定期的に開催し、減らす努力をしていること。
死亡頭数は保護した時、既に弱っていたとすれば、ネグレクトの証明にはならないこと。

ですので「愛護法違反」には出来ないと思います。
遺体の方が生きている動物より多くたって、現行法では無理なのです。



🔴代表が方針転換する可能性はゼロ

生まれ変わらないとダメなレベル。
おそらくボランティアのみならず、ご家族・ご親族・ご友人が、あの手この手で説得し玉砕しての告発です。
最後の望みを世論に託しました。

私が思うに、この方は「自己実現のために猫を保護している」と。
猫を救おうと信念を持っている訳ではなく、ボランティア活動している自分が好きだから「活動ありきの活動」が根っこにあるように感じます。



🔴シェルター運営権を第三者に

一時的にでも代表を夫や第三者になって貰うことは出来ないでしょうか。
「50頭になるまで」とかの条件付きで。

他の方がマネジメントで入るならば、預かり先や里親探しの協力を広く呼びかけられると思います。

猫たちの命を繋ぐことが最優先されなければなりません。



2年近く経ち、その間に多くの人が介入しましたが、問題は何一つ解決していません。

アニマルホーダーは病気。
本人が気がつき治療をしなければ、猫たちは救えません😿

アニマルホーダーという病気

命ごとの1on1給餌してますか?

2020-04-30 22:40:00 | アニマルホーダーと多頭崩壊


🔴命として向き合う行政

愛護センターって、昔の保健所から名称は変わっても、依然と「ペットの姥捨山」や「殺処分場」というイメージが払拭できないのではないでしょうか。

北海道旭川市のセンターは、市街地へ転居し、収容スペースも広くなったことで、保護された犬猫の譲渡へ結びつきました。

また、飼い主のいない猫の不妊手術をセンターで行い、真の殺処分ゼロを目指しています。

コレ実はスゴイことなんです‼

ずっーと長い間、日本は犬や猫を殺して処分することに、知恵を、お金を、労力を注ぎ込んできました。

それを生かすためと転じるには、知識を得て、予算を確保し、実行をしなければなりません。

そしてさらに、意識を改革し、市民と意見交換し、賛成して貰わなければならないのです。



🔴川崎市動物愛護センターのオーダーメイドご飯

収容動物の福祉向上に取り組んでいる川崎市愛護センターボランティアさんの Facebook から。

✴かわさき犬猫ボランティア川崎区委員会
生きていればいいから生きているからこそへ

川崎市のセンターでは、保護動物それぞれの体調に合わせたフードやサプリメントが用意されるそうです。
飼い主もとで暮らす子たちのように。

ひとつだけの大切な命として扱われることで、家族が見つかる幸せを招くと思います。
下記、抜粋させて頂きます。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
生きていく上で食べることはとても大切なこと。

やればいいから、身体のためになるように楽しみになるように、少しでも保護どうぶつたちの福祉や生活の質が向上するよう進化してきました。

保護犬猫が迷惑動物であり、いずれ致死処分されるどうぶつだから、食べるものも床にばら蒔かれ、あるいは大きな器に入れられたフードを多数の犬にいっしょくたに食べさせる、、、

それが保護犬猫の常識ではなく、ひとつの命にそれぞれあった食事が用意されることが常識になりますよう、切に願っています。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


食事って基本中の基本なのですが「ペットたちも同じ」「保護動物でも同じ」「地域猫だって同じ」とあらためて気が付かされました。


🌼第1陣、この後にシニア組ニャッ🐱

🔴個別の食事が供給できること

ウチは頭数分別でフードを用意します。
逆に大皿に“ 皆んなでドーゾ ”が出来ません。

老若男女+保護猫飼猫入り乱れなので、フードの種類が違うのもあります。
あと、全員に毎日ブラッシングという訳にはいかないため、食欲で健康のバロメーターを計っています。

容器も各自専用があり、場所も決まっています。

お皿を回収して洗い、種類別フードを取り分ける...当たり前のことだけれども、私自身の体調が悪かったり、強制給餌の子がいたりするとキツイ。

でも、食事待ちも十頭十色で楽しい😊
口に入るまで鳴き続けたり、頭突きしまくるとか、 入れ物を間違えると食べないとか、必ずトイレを済ませてスタンバイする子も。

追いつかなくなって、大皿へドライフードをザーッとした時はキャパオーバーなんだろうなと...自戒を込めて😅

【 ねこてん 公式HP 】

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アニマルホーダーという病気

2020-01-22 22:10:00 | アニマルホーダーと多頭崩壊
2018/2/5の記事に加筆して再投稿。

何人もの人が命を救うために戦い
何年も続いた違法行為と泥沼の攻防
何百のエゴのため犠牲になった命

今こそ無間地獄に終止符を🙏

✳ネット署名のお願い✳

猫数十匹の死骸を放置していたとされ動愛法違反の疑いで逮捕された北口雄一容疑者。

北口容疑者を追っている方のブログ
■猫のあしあと


2年前、多頭飼育崩壊を起こした深谷市の借家を追われ、栃木県足利市の実家にて“ついに ようやく”警察の手が及びました。

■2年前の記事「東京犬猫日和」から

典型的な救済型アニマルホーダー。
恐ろしいのは繰り返され、犠牲が増え続けること😭
レスキューホーダーは、動物保護の妄想に依存し、生涯治らない精神疾患なのです。



アニマルホーダーって?

札幌であった1DKに100匹以上など、キャパシティを超えた過剰多頭飼育者、異常なアニマルコレクターを「ホーダー」といいます。

「多頭崩壊」は、 ホーダーの無秩序な飼い方による繁殖の末に飼育不可能となる現象です。
民間ボランティアでのレスキューは、この事案がトリアージタグでは赤、最優先となります。



ナゼ緊急事態なの?

動物たちはネグレクトされているからです。
食事や給水はおろか衛生&健康管理もされません。

犬だったら散歩にも連れて行って貰えず、猫はキャリーケースがズラリ積み重ねられ、その中だけで生活を強いられていた事件もありました。
つまり、劣悪な環境というだけではなく、動物たちは生死の瀬戸際にいるわけです。

近隣住民から悪臭の通報があり、発覚する場合がほとんど。
その時には、糞尿の垂れ流し+餌不足+病気+餓死+共食い+害虫などが発生し、言葉には表せない惨状となっています。



偏執や収集癖の性格から?

実は、生育歴やトラウマからなどから、動物を集めることに依存をする心の病。
世話は仕切れない、フードも購入出来ない、グッタリしている子がいて困っている...でも、決して手放そうとはしません。

本人に自覚がなく、治療方法も確立されていません。
アニマルホーダーの再発率は、ほぼ100%だそうです。
動物を救うと同時に、ホーダーのケアも必要であるデリケートな案件なのです。



届かない動物たちの叫び!

たとえ発見が早く、愛護団体が救いの手を差し伸べても払い退けられます。
助けを求めている、 命の危機に瀕している動物たちがいても、私たちは為す術がありません。
警察や保健所には強制力がありません。

動物は飼い主の財産であり、許可なく保護した場合は、コチラが「窃盗」の罪に問われます。
飼い主が財産放棄、すなわち「飼育放棄」をしてから、ようやく動物たちは地獄から脱出が叶うのです。



多頭飼育の苦情件数は、全国で年間およそ 1,800 件。
トラブルは増加の一途をたどり、対応が追いつかなくなっています。

この件数の内には、ホーダーに囚われ「お腹すいたよー!ノドが乾いたよー!」と、朦朧とした意識の中でSOS を発信している動物たちがいます。

しかしながら、愛護団体・ボランティア・役所・保健所・獣医師・警察は手出しできません。

命あるうちに救出するため「緊急保護」と「永久飼育禁止」の法整備を望みます😿


東京キャットガーディアンのこと

2019-11-07 22:30:00 | アニマルホーダーと多頭崩壊
2019/6/19の記事を加筆して再投稿

Twitterのフォロワーさんから、TCGが訪問譲渡していないことに不審の声が上がりました。

実はかなり前から、東京の猫ボラさん間では問題視されていたのです。

里親詐欺を未然に防ぐため、必ず自宅訪問し、飼育環境を確認してから譲渡を!


NPO法人東京キャットガーディアン告発サイト

「東京キャットガーディアンについて お伝えしたい真実」として猫の保護団体が内部告発されました。

率直に「これで告発されちゃうんだ」が最初に感じたこと。

おそらく、3桁の頭数を抱えている団体は、これ以下はあっても これ以上はないです。
ガーディアンは、早期不妊去勢提唱なので、譲渡前手術は 100 %だと思います、何処ぞのピースワンコと違って。

つまり、100 匹以上って単純に管理するのは無理。
ちょっと考えれば解ることだけれども、ナゼか人は思考停止に陥り「猫を引き取ってくれる便利な所」とだけ認識しちゃいます。


ちなみに、公表収容80頭っていう施設メチャ多い。
この辺りがボーダーライン?
いや、危険水域だろうなと思っています。

過剰収容でパンク寸前だと譲渡を急ぎます。
条件を下げたり、プロセスを抜いたり、保護猫の世話が行き届いてなかったり。

これがリターンや譲渡率を下げ、崩壊へ向かっていきます。
やっぱり、一番かわいそうなのは動物たち😿



「東京キャットガーディアン告発サイト」について
キャットガーディアン代表から告発を受けての説明。

告発されたのは運が悪いになっています。
根本的な問題には気が届いていないので、たぶん改善も上滑りになります。

それよりも、ココは自宅訪問しないで保護猫を譲渡している方が心配でした。

里親様の自宅にお伺いして、ケージの位置や給餌&トイレの場所を確認し、脱走対策を万全にチェックしても、トラブルは起きるので。

🔻出来るだけ ご家族全員の在宅
🔻迎える準備の状態
ケージ・トイレ・フード・水入れなど…
これらが無いと猫さんを置いていけません🙀

ご病気や多忙で訪問が難しい方は、お近くのボランティアへ相談してみて下さいね😊



10年ぐらい前、大塚のガーディアンへ幾度か足を運びました。
まだ、オープンシェルターなんて無かったから、ただただスゴイ!の一言。
愛護活動をしている者が、夢見るシステムを実現したように思っていました。

そして、既に有償ボランティアを募っていて、これも画期的。
ちょうど転職を考えていた私は、毎日のように募集要項とニラメッコで逡巡してました。

でも結局、問い合わせの電話すらせず、止めました。
私にとって保護活動は、自己完結するもので、仕事にするのは、どうにも心が落ち着かなかったからです。



保護は、動物愛護の枝葉であって本幹ではありません。
私たちは、保護をしなければならない動物たちを減らしていくことを目指さなければなりません。


『かわいそうな猫が保護された💗めでたしめでたし』とはならないということ。
『保護=幸せ』ではないということを知って頂ければと思います。

だから、「1億円も寄付を受けていてヒドイ」ではなく「1億円も集まってしまうこと」が異常なのです。

だから、保護はお金になると嗅ぎつけたピースワンコのような輩が生まれてしまうのです。

「子猫は無償で引き取ります」ではなくて、行き場のない子猫が産まれないようにしなきゃ!

譲渡数を誇るのではなく、入ってくる頭数を減らしていかなくちゃ!

事業拡大じゃない、やがてはシェルターにしろカフェにしろ、お役御免になるよう考えなくては!

【 ねこてん 公式HP 】

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