ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

地域猫の意味

2021-01-23 23:25:00 | 地域猫のススメ


地域から排出され、地域で生きる飼い主のいない猫。
繁殖しトラブルが増えないように不妊去勢手術をしてあげて下さい。

捕獲器の用意や野良猫の手術を受け付けてくれる動物病院の予約が必要になります。
どうぞ お近くの愛護団体やボランティアまで「TNR」で ご相談ください🙇‍♀️

📣チャレンジTNR始めましょう!



気にかけてくれた人や給餌者だけでなく、ボランティアや獣医師さんなど多くの人が関わり、野良猫を卒業します。

不妊去勢手術を施した際につけるマークが耳カット。
耳カットは地域を守る地域猫さんの印。

🌸地域を未手術猫の流入から守ります!
🌸地域をネズミ被害から守ります!
🌸地域を野良猫トラブルから守ります!

一代限りの命というだけではなく、ボディガードの任務もこなします。



昔から野良猫は、どこにでも存在していました。
なぜ昨今になって、問題が顕著になっているのでしょう。

それは数が増えてしまったことが1番の原因だと言われています。

日本では、動物に対しての管理方法の知識もないままペットブームが起こり、繁殖制限が大幅に遅れてしまいました。

増えたから遺棄され増える。
逸走のまま放置され増える。

外で生まれては死ぬを繰り返す人の手から放たれた猫たちに、私たち人間は なんの対策もしませんでした。



そのため現在、全国で「過剰繁殖」という問題を抱えています。

この社会的な問題を解決するのは、TNR=繁殖制限から地域猫活動=管理を行うしかありません。

猫の繁殖力にマンパワーが追いつかないのです。
たとえ駆除処分(違法)をしたところで野良猫は永遠にいなくなりません。

餌やり禁止などで排除しても、他所へ移動するだけ。
飽和状態になっているため、また直に猫は流入して来て増えます。



地域ごとに不妊去勢手術をし、増えないよう管理するのが、早く確実な唯一の解決方法。

まずは自分の町でTNR→地域猫活動を進め、子猫の生まれない=野外猫が増えない状態にします。

これだけで、ほとんどのトラブルはなくなります。
🔻喧嘩や発情期の鳴き声など騒音
🔻マーキングによる悪臭
🔻ゴミ漁りや虫や鳥などの捕食

耳カット外猫さんが多い町は平和🍀

隣町にもTNRのこと&地域猫活動のことを教えてあげて下さい。

こうして野良猫のことで悩まない地域が、どんどん広がっていけば、トラブルやクレームだけではなく、殺処分される命やロードキルで失われる命もなくなります。

人間が問題から解放されれば、猫たちも不幸から解放されます😊😸

🌸耳カットの意味


地域猫活動で助け合える社会へ

2021-01-18 23:30:00 | 地域猫のススメ


ずいぶんと昔。
愛護センターに飼い猫を持ち込みした高齢者がテレビに映し出されました。

独居老人らしい。
自身の生活が立ち行かなくなり止むを得ず手放したとのこと。

空のキャリーを足もとに置き、道端でしゃがみこみ涙を流しながら、一言呟いたのは「今まで ありがとう」でした。

最後の言葉が謝罪ではなかったため記憶に残っています、よく思い返します。



十数年前、ペットに関して「助けて下さい!」と手を挙げることが許される世の中ではありませんでした。

飼育放棄や遺棄、多頭飼育崩壊も野良猫問題も、そういった背景から生まれています。

動物の問題は人の問題。
人同士が助け合わなければ、小さな命は救えません。
責めるだけでは解決しません。
排除からは何も生まれません。

地域猫活動は飼い主のいない猫によるトラブル軽減を目指すことで、共に生きる社会を築きます。

地域の安全のため、住民の安心のため、猫のことで困っている人を ご近所同士で力添えするボランティア活動です。

動物のことで助けを求められた時に、誰もが出来ることで手を差し伸べられる社会へ。

助けられた人が助け合いの輪に加わることで広がり、人も猫たちも笑顔で暮らせる町が増えますように🌟🙏

どうぞ地域猫活動へのご理解の程をお願い致します🙇‍♀️




🐱地域猫 啓発ポスター活動編


困っている野良猫へ餌をあげて下さい

2020-09-21 20:30:00 | 地域猫のススメ


野良猫さんへの餌やりは違法ではありません。

迷子かもしれない…
捨てられたかもしれない…
母猫とはぐれた子猫かもしれない…
病気を患っているかもしれない…
怪我をして治療が必要かもしれない…

困っている外猫さんに出会ったら、まずは給餌給水をして下さい。

出来れば決まった場所と時間に給餌をお願い致します。
これは定着させるため。

愛護団体に相談するにしろ…
保護をするにしろ…
病院に連れて行くにしろ…
TNR(不妊去勢手術)をするにしろ…

捕獲をしなければなりません
姿を現してくれなくては、どうしようもありません。

もともと野良猫は人間の身勝手から生まれたもの。
その罪過と責任は我々人間にあります。

🔻餌を与えないことで野良猫を減らないどころかトラブルは深刻化する!
🔻猫に給餌給水することは法律で禁止されていない!

動物との共生を謳い、その命を守らなければならないとする動愛法に則れば餌を与えるのは、至極正当な行為です。

「近所のノラ猫にエサをやったら違法?」



排除では決して問題は解決しません。
地域の安全、住民の安心も訪れません。
🐱餌やり禁止で野良猫は増える

私たち一人ひとりが、野良猫を新たに生み出さない努力をする…それがトラブル軽減に繋がります。



野良犬猫に餌を与えてはいけない国ってあるのでしょうか。
野良犬猫が1匹たりといない国ってあるのでしょうか。

具合の悪そうなお年寄りがいたら助けてあげる。
夜遅く子どもが一人でいたら声をかける。
弱き者が困っていたら手を差し伸べる。

私たち人間の持つ根源的な心情ではないでしょうか。
それを理屈や圧力で止めるのは難しいこと。

罪のない何も持たぬ飼い主のいない猫に押し付けるのは理不尽極まりない。
ましてや、それは何の解決策にもならないということ。
知って頂けたらと思います。


🐱TNR告知ポスター広報チラシ
野良猫をかわいそうに思い温情をかける人。
野良猫の存在を迷惑に思い関わりたくない人。

どちらにも悪意はありません。
ただ、双方にTNRと地域猫活動の知識がありません。
不妊去勢手術のカードを持っていません。

地域から排出された猫を地域住民が協力して、さくら猫にし一代限りの命として見守ることで、トラブルはなくなり、地域も人も猫も笑顔になれます🌸

主役は地域住民の皆さん。
私たちボランティアは、そのお手伝いをさせて頂いています。
🐱地域猫活動は誰のため


地域猫活動は誰のため

2020-08-28 23:00:00 | 地域猫のススメ


動物の問題は人間の問題。

地域猫活動は猫のためだけではありません。
地域問題を解消するための市民による活動。

地域の安全のため。
住民の安心のため。

人間のための活動です😊😺

🌿地域猫活動の基礎知識



野良猫を棄てられるがまま増えるがまま、何の対策もせず、放置し殺処分しまくってきたのは行政。

「なんとかしろ!」という市民の声に対して、その場しのぎの答えが餌やり禁止です。

餌をやる人に責任転嫁して野良猫たちは減りましたか?
いなくなりましたか?

国や行政は、積極的に繁殖制限対策をしません。
だから、過剰繁殖となり様々な問題が起きています。

それを民間で解決しようという試みが地域猫活動なのです。

🌿外猫を増やして殺したい国



人間の身勝手から外へ放り出され、過酷な環境で生きていかざるを得ない命に対して「生きてはならない」という烙印を押す無情。

生まれて直ぐに母猫から離され、名もなく愛も知らずに閉じる無数の命。

この残酷な世界に終止符を打つ最も早く確実な最善策がTNRと地域猫活動です。

餌やり禁止では、そのTNRと地域猫活動が出来ません。

だから「餌やるな!」は 永遠に野良猫を増やしトラブルを引き起こし続ける悪魔の言葉😈

なぜならば、餌やり禁止では野良猫問題は決して解決しないからです。




私は野良猫のいない町に住んでいます。
「餌やり禁止」の看板はありません。
誰も「餌やるな!家で飼え!」とは言いません。

餌やりさんから情報提供を受け、近隣にいる野良猫にTNRをしました。
一代限りの命として見守るよう地域猫活動を広報しました。

だんだん協力者が増え、外猫を介して助け合いの輪が広がりました😊

外猫さんに不妊去勢手術をし一代限りの命として管理するだけで、長年手つかずだった問題が解決しました。

現在、人も猫も笑顔で共に暮らしています🌸




餌やるな!
追っ払え!
保健所に連れて行け!
始末しろ!
家で飼え!
殺処分が嫌なら引き取れ!

誰かに責任を押しつけても
弱き者やその命を守ろうとする人を排除しても
人の葛藤も傷つく命もなくなりません。
人も猫も問題から解放されません。

“知ること”
そこから明るい未来が開けます🌻

🌿殺処分で野良猫が減らない理由


地域猫活動の基礎知識

2020-08-02 22:35:00 | 地域猫のススメ


地域猫活動って動物愛護だけではありません。
地域のため住民のための市民ボランティア運動。

野良猫のトラブルを軽減するため住民同士が協力します。
より安全な環境で、より安心して暮らせるように。

台風一過の地域清掃、積雪時の雪かきや火の用心のパトロールと同じカテゴリーなのです。

だから、猫嫌いの人もご参加を頂けます。
だから、行政と協働体制が可能なのです。

だから、排除から共生へ人の意識を変えられます。

愛護を名乗る人でも勘違いしている人が多く見受けられます。
情報更新をお願い致します🙇‍♀️

TNR+M(マネジメント)やTNR+C(ケア)だと愛護活動の域に留まり、外側へ広がっていきません。
また、マネジメントやケア目的の活動ではありません。



野良猫トラブルゼロを目指す
地域猫活動3つのプロセス
🐱頭数コントロール
🐱理解を広げボランティア仲間を増やす
🐱飼い主のいない猫を一代限りの命として管理することで猫生を全うさせる

結果として共生社会が叶います。

🌸地域の猫の不妊化率が上がるため遺棄がなくなる
🌸遺棄猫や子猫がいなくなるため受け皿ができる
🌸保護譲渡が地産地消(住民間)で可能に
🌸飼育放棄(センター持ち込み)以前に救う手立てが生まれる
🌸保護猫が身近になるためペットショップは利用しなくなる
🌸住民が無関心ではなくなり虐待の抑止になる
🌸猫に関しての無知が解消され適正&終生飼養の後押しとなる
🌸地域社会に貢献するべく動物医療が発達する

弱き何も持たない飼い主のいない猫を介して、人と人が力を合わせて助け合い問題を解決していきます。

地域猫活動は、おおよそ10年で終わります。
当然、早く始めればほど早期に終わります。
つまり、着手が早ければ人も猫も犠牲が少なく、早急に解放されます。



不妊去勢手術をしなければ地域猫にはなれません。
TNRをしなければ地域猫活動は始められません。

この日本独自の素晴らしいシステムには「給餌行為」が不可欠です。
餌やり禁止ではTNRも地域猫活動も出来ません。
未来永劫に外猫トラブルは解決しません‼

地域猫活動の始め方
地域猫啓発ポスター集/活動編