ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

猫疥癬と蚊アレルギー

2020-03-15 22:20:00 | ほっとけない野良猫との遭遇
2018/8/2の記事を再投稿。

地域猫のお世話やTNRの様子をSNSで眺めていると、疥癬で皮膚炎になっている猫さんを見かけます。

これ、厄介なのは猫から猫へ感染すること。
皮膚接触はもちろん、目に見えない細かいダニが飛んで寄生するのです🙀



8月1日に2歳になったココロ姫💕
保護時、脚部分に疥癬がありました。
🌸猫アレルギーを克服したい!
🌸Happy Birthday♡ココロちゃん

困ったのは、その時ココロちゃん、生後2ヶ月で体重が1kg 未満。
効果の高い強い薬が使えません。

獣医さんがココロちゃん用の抗生剤を作って下さいました。
幸い軽症だったのもあり、里親様の元へ行くまでには完治👍



🔴猫疥癬
疥癬は、猫同士で感染しますので注意が必要です。
猫を保護した時
✳地域猫をお世話している人

ココロちゃんのように子猫でも。
地域猫さんも一緒に給餌していれば寄生してしまいます。
よく猫さんが後脚で首周りをカキカキしますが、その際にもダニが落ちます。
人間や犬が持ち込む場合もあります。

「ねこにゃらーず@広報」
マンガで解説されていてメチャ解かりやすい!
疥癬猫を保護したら

多頭飼い家庭や猫ボラさんは、皮膚病だけではなく、消毒を日々実践すると感染症予防万全になります🤗



疥癬は「ヒゼンダニ」というダニが、皮下に寄生し、カユミを引き起こす皮膚病。

皮膚の角質層へ潜り込み、穴を掘り卵を産み増え続けていきます。
このダニは、猫の体で一生を過ごしますが、乾燥に弱く、宿主の体から離れると数日で死んでしまいます。

最初に、両耳と頭を中心に激しいカユミが襲いフケとカサブタが広がります。

カユミの強さは、疾病の中でも最も高いレベルで猫は苦しみます。
末期では、病変が頭部だけでなく全身にも広がり、毒血症と衰弱のため死亡に至ります。



「ボロボロの皮膚病ぽい野良猫」を見たら疥癬を疑って下さい。

レボリューション
地域猫の治療に細長いシリンジに分けて貰い塗布します。
1週間おきに4回分から


地域猫で思いあたる子がいる場合は、動物病院で相談してみて下さい。
投薬で治療すれば、他の猫さんへの感染防止にもなります。

回復するとビックリですよ!
若返り可愛さぐーんとアップして、プチ整形状態😻



🔴蚊アレルギー
私が地域猫活動をしている公園では、虫刺され被害の方が深刻です。

毎年 蚊の季節、マリリンは耳が真っ赤に。
蚊刺咬性過敏症(蚊アレルギー)のため保護をしました。

ステロイド&抗ヒスタミン剤を注射すれば、痒みストレスや傷の広がりは軽減しますが、一時的な処置。

この治療方法は「蚊に刺されないこと」に尽きるのです。
だからマリリンみたいな子は、おウチに隔離するしかありません。



また、猫もフェラリアに感染します。
猫のノミ&マダニ対策

犬よりかかりにくいのですが、猫フェラリアは判断が難しく重症化しやすいのです。
外暮らし猫さんへは、蚊の季節の前に「ブロードライン」で対策をしましょう‼

【 ねこてん 公式HP 】

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