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奄美大島が変わらなきゃ!ノネコ問題

2019-06-05 22:10:11 | 奄美ノネコ駆除問題
2019/6/5の記事を再投稿。


愛護動物である猫の処分ありきの駆除は、違法にあたると計画の見直しを訴え、共生共存の提案は、継続していきたいと考えています。

奄美大島の行政が変わらなくては、そのためには、全国民が声を上げて変えていかねばならないと思います。




🔴愛護動物専門ではない立案部署

私は、奄美大島は被害者の側面もあると思っています。
「ノネコ管理計画」は、動愛法などで私たちに馴染みのある環境省の動物愛護管理室ではなく、野生動物専門の部署が主幹となっているからです。

奄美行政は「地域猫活動も殺処分と同じ」と広報していると聞きました。
たぶん、自然環境研究センター発信なのでしょう。

環境省は、その名の元に「地域猫活動を推奨」しています。

猫は駆除処分をしなくても TNR →地域猫で減らせます。
この活動が始まって20年以上、全国的に広まったのは東日本大震災以降です。

最近、続々と成功事例が現れてきました。
遺棄虐待や放し飼いを含む野良猫トラブルの減少、リバウンドが少ないことなど地域社会が向上する活動です。
TNR のココがスゴイ!

おそらく、野生動物専門の研究者たちは、このことから目を逸らしているのかもしれません。
だとしたら、捕獲に10年を費やすことにも合点がいきます。



🔴繁殖制限ではなく駆除を優先?

セオリーであれば TNR。
皆さん、山へ返すのはカワイソウ、一代の命を全うするまで捕食される生物がカワイソウと仰います。

そうです。
山の過酷な環境で過ごす不幸な猫を増やさず、猫に狩られる希少種を最小限に抑える方法が TNR です。

駆除でも保護でもなく、全てにおいて最優先されるのが繁殖制限、すなわち望まれない命を生ませないことです。

これは一刻を争います、猫の繁殖スピードとの戦い。

1000 頭対象ならば、通常は実地検分1ヶ月、実施3ヶ月、期間6ヶ月で終了ペースが理想。
そして、山に猫がいなくなるまで、定期的に調査を行う必要があります。

自然環境研究センターは、猫の繁殖制限の重要さに理解が及ばず、マングースの駆除計画をそのまま当て嵌めてしまったのではないでしょうか。
10年かけたら、猫は何百倍にも膨れ上がります。

処分ありきの駆除を繁殖制限より、先に持って来たことが大きな誤りだと思います。

~なぜTNRを急がなければならないのか?~
先行TNR否定派にも。

猫の繁殖力は凄まじく、1頭の未手術のメスから、1年間で70頭以上に増えると言われています。
これは机上の計算なので、およそ10倍としましょう。
300頭の猫は、翌年には最低でも3000頭に増えてしまいます。

マンパワーや手術費用も、殺処分せざるを得ない命も10倍になるから。
初動が大切、一斉が効果的とされています。



🔴動物愛護治外法権

震災後から猫の愛護活動は、TNR&地域猫が基本となっています。
成果が得られたこと、殺処分ゼロ運動も後押しとなり、ここ数年で推進協働する自治体が増えました。

奄美大島だけが、動物愛護の外郭におかれてしまっています。
10年後に奄美大島以外の地域では、野良猫問題は収束に向かっているでしょう。

果たして その頃、ノネコ管理は計画通りになっているのでしょうか。

奄美大島が描く10年後の景色



🔴処分しないための保護譲渡はNG

小笠原でのように保護譲渡で処分ゼロという意見もあります。

小笠原での全頭保護は、処分を回避できたので、人間的には成功でしょうが、正解ではありません。

今も ただ雨風を凌げるだけ、ただ空腹は満たされるだけ、ただ生かされているだけの猫たちが多くいます。

保護譲渡というのは、努力や愛情で成せるものではありません。
ましてや、猫たちが自ら望んだことではないのです。

処分しないため保護譲渡を選択するのは、我々人間の自己満足がベースにあります。

猫は、生後3ヶ月までの間に人間と接触がなければ、人と生活するのは難しいとされています。

これは、山や森に生息する猫に限りません。
だから、そのような猫を生み出さないことこそが、私たち人間の使命だと思います

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【 ねこてん 公式HP 】

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