かわいそうを繰り返さないために解決策を
「知る」
保護を必要とする動物のいない未来を
「考える」
夜半に「うずくまって動けない猫がいる」と通報がありました。
徒歩圏内だったため駆けつけることに。
広く緩やかな階段の側溝の隅。
予め猫さんと場所の画像を送って貰っていため、発見できましたけれども。
見落としてしまうような所に、彼はポツンといました。
「どうしたの?」と抱き上げると、小さく
「ニャー」と鳴きました。
「ニャー」と応えてくれました。
「分かった、生きよう」連れ帰りました。
帰宅後、キャリーにタオルを敷き、ペットボトル湯たんぽを入れ、砂糖水をシリンジで与えようとした時、ぶるぶると痙攣を起こしました。
身体は綿のように軽く、血が通っているとは思えないほど冷たくなっていました。
命の灯火が揺らめいているのを感じました。
タオルで身体を包み、キャリーのまま居間に移し、私は傍らで休みました。
時おり、強制給餌を試みましたが、受け付けてはくれません。
日が昇り、骨が出てゴツゴツの背中を撫でると微かに動きました。
「頑張ったね」
朝イチで動物病院へ電話。
「私に出来ることを教えて下さい」と言うつもりが、口から出たのは「このままでは、かわいそうなので診て下さい」でした。
病院のドアを開けた途端に、また痙攣。
もう血液検査をしようにも血管が見えない程に体温は失われていました。
マッサージをしたり話しかけたり。
最期は線香花火が燃え尽きるように逝きました。
体重は2kgもありませんでした。
美味しいものを食べさせてあげたかった。
もう少し早く行き着いてくれれば…
お世話していた人を探して伝えなければ…
かわいそうを二度と繰り返さないようにしなければ…
耳カットのある男の子。
ひかり と名付けました。
皆さま ひかりくんに暖かいお言葉を頂戴し、ありがとうございました🙇♀️
虹の橋への手向けになったと思います🌈
私の住む港区では10年以上前から、TNRを民間の力だけで進め、もう野良猫はほとんどいません。
しかし最近は、給餌者の高齢化によるリタイアや都市開発での転居などで、ひかりくんのような居場所はあっても放置されてしまう地域猫さんが現れるのだと思います💧
通報して下さった方は、見て見ぬふり出来ずに片っ端から愛護団体へ電話をしたそう。
最後に命のリレーが繋がったことを未来への糧にしたいと思います。
ひかりくんが生まれ変わったら笑顔で生きられるように🌸
お世話されていた方へ
探されている人へ 届きますように🌟🙏
11月27日
東京都港区南青山4丁目
料理クラブ付近で保護
耳カット(去勢手術済)
男の子
白黒ブチ
😿かわいそう その先へ
😿動物たちの夜を終わらせるために