【猫問題解決ボランティア育成プログラム】
オンラインセミナー「獣医師と考える実践的なTNR」からポイントをご紹介します。
🐱チャレンジTNR 人も猫も幸せに
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https://blog.goo.ne.jp/nekoten2015/e/932d3f8e15a0a75513b6c6daf1aa7bf2
今回は不妊去勢手術の様子です。
飼い猫とTNRでの手術の違いを知って頂ければと思います。
飼い猫さんの不妊去勢手術と同様に事前に予約が必要になります。
クリニックよってのルールがありますので、予め確認して下さい。
例えば「何時まで受付」や「布を被せる」など。
私はスムーズに手術できるよう布の上にテープを貼り、そこに「キジ白♀耳カット/堕胎 コンベニア/ブロードライン」等を記入しています
保護の場合は「耳カットなし」になり、その由を書きます。
捕獲器越しから注射をし、この後にネットへ移されます。
よく問われるのが術前検査のこと。
捕獲器のまま持ち込みになるため原則行われません。
私は個別に依頼することもありました。
心配な場合は獣医師にご相談下さい。
また、本麻酔後の触診で異常があったら、獣医師から連絡が入ります。
TNRを積極的に受け入れる動物病院やスペイクリニックは、我々ボランティアと同じ動物愛護の視点から問題解決に取り組んでいます。
「一期一会」を胸に命と向き合っています。
右端の画像は性別チェック。
これも野良猫ならではの重要な検診になります。
高橋先生のお話。
本麻酔の際、野良猫と飼い猫は全く別の生き物と感じる。
野良猫は麻酔が完全に効く最後まで、決してあきらめない。
少しでも隙があれば逃げようとする。
それだけ危険と隣り合わせの世界で生きているのだと切なくなる。
メスは、子宮と卵巣を取り除くため圧迫排尿をします。
毛刈り処置の時に手術済と発覚することもあるそう。
私は遺棄が疑われる猫は、別に捕獲し手術とマイクロチップの有無を調べて貰っています。
右はオスで精巣を取り出します。
リリースする猫には耳カットをします。
これは「手術済」のマーク🌸
再度、捕獲されるのを防止するためでもあります。
術後に駆虫薬やワクチン接種をします。
TNRの後に猫さんが、より健康に安全に過ごせるように祈りを込め、万全な処置をして下さるよう お願い致します。
捕獲器に戻し覚醒を待ちます。
麻酔・鎮静から覚めたら、お迎えに行きます。
リリースについて。
引き取り時に獣医師から注意事項などアドバイスがあると思います。
TOP画像の猫さんは堕胎+不妊手術でした。
診療時間後の夜に手術で翌午前中に受け取り、一日おき翌日夕刻にリリース。
私は通常、問題がなければ手術から約6時間後にリリースしています。
猫はストレスに弱い生き物。
捕獲器のまま拘束されていることで、術後の回復が損なわれることも考慮しなければなりません。
そして、リリース後に猫さんが餌場に戻り、食欲があることを見届けるまでがTNRとなります。
🌸チャレンジTNR🌸
🐱70%ルール 上
地域の外猫70%以上の不妊化率を維持すれば 3年で野良猫は半減。
10年後にはいなくなり、人と猫が共に笑顔で暮らせるようになります。
https://blog.goo.ne.jp/nekoten2015/e/faed40c944abd3540a8958933cbbc009
🐱70%ルール 下
https://blog.goo.ne.jp/nekoten2015/e/1d6c2465c1a890bf212d3172e648687a
🐱TNR始めましょう!
TNR活動の流れをご紹介します。
過酷な環境で生きることを強いられる飼い主のいない猫を増やさないことで、人のトラブルや環境被害を減らす唯一の問題解決策。
これから野良猫に出会った時に排除・保護だけではなくTNRの選択肢も加えて下さい。
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