
連休中に犬を蹴っている動画がSNSで拡散されました。
投稿者は高校生で「どうしたらいいですか」と呼びかけ。
目にして、いてもたってもいられなかったのだと思います。
多くの方が「警察へ」と応えていたのですが、京都府の犬を広島県の愛護団体が保護をしたとのこと。
えー、狐につままれたよう。
翌日にワイドショーでも報じられました。
ナントこの団体は、口頭承認だけで犬を連れて来てしまっていたのです。
ホントに保護団体???
雑な印象のレスキューです。

⚠平成28年 全国の警察署へ配布済。
提示して適切な対処を求めて下さい。
🔴なるたけ越境はしない
暴力的な虐待や多頭飼育でのネグレクトは、近所の方が気づかれることが多いと思います。
どちらもナーバスな事案。
まずは最寄りの警察へご相談下さい。
一人では心許なかったら、地域の問題として町内会と連携することをお薦めします。
✴これって動物虐待?と思ったら...
出来るだけ、多方面から支援が可能な環境を整えます。
これは、飼い主の孤立化を防ぐためです。
この件では、居住地の愛護センター→地元の団体&ボランティアへ託します。

🔴所有権は絶対です
出来得るのは「緊急避難」まで、治療目的で一時的に預かるなどです。
飼い主が所有権を放棄、あるいは他者へ譲渡する意思がない限り、虐待魔だろうがホーダーだろうが返さなくてはなりません。
⚠権利移管を証明する書類等が必要!
殺されるかもしれないと察しても、拒まれたら介入できない児童相談所と同じです。
これを念頭に置いて下さい。
つまり、飼い主さんと話し合いが可能な関係を構築することが最優先されます。
悩みを聞き出し、その上で適正飼育をアドバイスをし、見守っていくのも一つの方策です。
こちらは、保健所(愛護センター)もサポートしてくれます。
それでも改善が難しいようならば譲渡を提案します。
里親探しをお手伝いしたり、一時保護先へ預けたりとなります。
飼い主さん(ご家族)に納得して貰うことが大切です。
犬の保護者である人へ手を差し伸べ、問題を探っていく...そうしなければ動物虐待自体が解消されません。

🔴法改正は難しい
このペットの所有権(財産権)を変えるためには、法を全体から見直す必要があり、簡単ではありません。
なので、アニマルポリスを設置し権限を持たせようとしたのですが、時期早尚となってしまいました。
現在、杉本彩さんが署名を求めている厳罰化は、実刑になり所有権を放棄せざるを得なくなり、救出に結びつくのも狙っています。
■ 杉本彩さん☆声なき叫びを届けたい!

🔴「かわいそう」だけでは救えない
愛護活動をしている人であれば、この所有権の壁で、多少の辛酸を舐めています。
パピーミル・素人ブリーダー・多頭飼育・ネグレクト etc...救いたくても手が出せないのです。
だからこそ、慎重に取り扱わなければなりません。
地域猫活動でも、放し飼い猫に対して不妊手術や外へ出さないよう説得するまで、何ヶ月も要することはザラです。
今回の件は、飼い主さんが返還を求めたら応じなければなりません。
まだ解決していません。
16年も犬と共に過ごした人をワンシーンだけで、犯罪者のように糾弾することは正義なのですか?
✳散歩に連れて行っている
✳犬は汚れておらず痩せてもない
✳人間に対してオドオドする様子も見られない
もしも、これが老猫だったら、ひとりっ子育ちを5時間移動させ、シェルターへ強制連行する判断を私はしません。
感情的な勇み足は危険です。
静観が犬を守ることに繋がります🐶
【 ねこてん 公式HP 】
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