ザ・ノンフィクション
花子と先生の18年間
~人生を変えた犬~
🐶花子と先生 その1
🐶その2
友人が おもむろに「先生に笑って欲しい」と呟きました。
直ぐに太田獣医師のことと分かりました。
私の知っている動物ファーストの愛護獣医師たちと同じ表情だったので。
怒り・焦燥・諦め・自己犠牲…
実は、今ある動物たちの問題を解決する正解は既にあります。
本当は、全ての命が救えるのです。
ほんの少し、社会の仕組みを変えれば…
ほんの少し、皆さんの意識が変われば…
花子と出会って人生が変わったという太田快作獣医師。
後編は花子と先生の最期の時を見つめます。
花子がいなければ犬部もない
ハナ動物病院もない
開業したのは花子のためもある
最期の時まで自分で介護をしたかった
夏の夜、花子が倒れました。
予断を許さない状態。
なんとか持ち堪えた花子と いつものように動物病院に出勤。
太田先生、延命治療せず苦しまず ゆっくり穏やかに過ごせればと。
いつも通り、先生の傍らに花子がいます。
一緒に暮らしていた猫が亡くなってから、水も食事も受け付けなくなり、とうとう歩けなくなってしまった猫さんが来院。
検査をしたら異常なし。
心の問題と太田先生。
薬で治るものではないので治療は難しい
猫自身が解決しないと
心のケアをしてあげて下さい
診療時間が終了すると、花子はグッタリしています。
歯茎から血の気が失せ、脱水症状があります。
その夜、先生と看護師さんで花子を囲んで食事をします。
すると、どうでしょう。
花子の目に生気が戻ってきました。
2011年の東日本大震災から福島へ定期的に通う太田先生。
向かったのは被災した犬猫のためのシェルター。
殺処分を減らすため野良猫の不妊去勢手術をします。
震災時 福島県の動物病院は閉鎖
原発近くの動物を診てくれる獣医師はいなかった
(放射能の影響が考えられたため)
その時に駆けつけてくれたのが太田獣医師。
以来、休日に無償で通っているとのこと。
震災自体 日本の問題
日本人全体でサポートしないといけない
福島の原発があったおかげで 我々都民は電気を使えていた
家を追われていた動物とかを 助けに行った人たちに対して費用は請求出来ない
手術を手伝うのはスタッフと高校生ボランティア。
丁寧に指導する先生、命の大切さを教えます。
早く作業するのも大事だけれども
目的は常に命を救うこと
作業ではない
動物愛護の先頭には獣医師がいるべき
本来、獣医師はボランティアに協力して貰う側
協力してあげるではない
現在はボランティアに甘えさせて貰っている状態
民間ボランティアの頑張りに獣医師さんたちに足並みを合わせて欲しい
太田先生は、獣医師が もっと当たり前に保護活動をするべきと考え、自ら実践をしているのです。
なぜ日本は、動物愛護後進国と言われ続けているのか?
他の国々では愛護のリーダシップを獣医師が牽引しているから。
なぜ太田獣医師は特別な存在だとされているのか?
環境省を始め獣医師会も、飼い主がいるいないで線引きをし、命に格差をつけ、弱者切り捨てを正義としているから。
どうぞ皆さん、福島の悲劇が終わっていないことに気がついて下さい。
手を差し伸べられず、存在すら無視され奪われた命。
傷つき彷徨いながらも、理不尽に見捨てられた命。
東日本大震災の際、多額の義援金を集めながら、飼い主のいない犬猫に不妊去勢手術をせず放置した獣医師会を含む公益法人4団体。
それは未だ、犬猫を苦しめ、善意の人たちを苦しめています。
そして再び、奄美大島で。
ただ生きていただけなのに、突然に何かのためにならないと悪者にされ、生きる自由を剥奪される猫たちがいます。
そろそろ、我々は終わらせることに真剣に向き合わなければなりません。
いつまでも、見て見ぬ出来なかった人たちだけに背負わせるのを止めなければなりません。
人間から路傍の石のごとく切り捨てられる命があること。
その軽いとされる命の尊厳を守るため戦っている人がいること。
その軽いとされる命の尊厳を守るため戦っている人がいること。
どうかを知って頂けたらと切に願います🙏
😿届かなかった小さな命への善意
😿動物たちの明けない夜
後編の半分、続きます🌸
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