ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

外猫を増やして殺したい国

2020-01-27 23:10:00 | 国が外猫を殺す理由


今、一番伝えたいこと。

例えば、東日本大震災の福島で。
置き去り見殺しにされた命、飼い主がいないという線引きで不妊去勢手術を受けられなかった命。

未だ通われてお世話をする人々が少なからずいます。

例えば、奄美ノネコ管理計画。
誰かの大切な愛猫と思われたり、公費で不妊去勢をした耳カット猫まで、駆除目的で捕獲。

猫が殺されることで奄美の人が悲しまないようにと、島外で必死に命を繋ぐ人々がいます。

なぜ国は不幸な命の連鎖を止める方法を講じないのだろう
唯一の最善策であるTNRを推進しないのだろう。



Yamasaki Hiro氏 Facebook。
2017年1月18日のコメント欄から。
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福島にスペイクリニックを開業する前、三春シェルターの未使用手術室を使わせて欲しいと一応申し出ました。
予想通り断られましたので、民間の自由で開業したワケです。
2700匹手術やワクチン、治療をしました。

この問題は、東京の募金集め団体だった「緊急災害時動物救援本部」の構成団体を見たら全てが分かります。



中に獣医師会や福祉協会、愛玩協会、愛護協会が入っていると、絶対に医療は進みません。
なぜか?

答えは、彼らが「価格破壊」が始まると考えているからです。

義援金なのにまるでチャリティーを装い大金を集め、一番肝心の「繁殖対策」には絶対に手をつけませんから犠牲は増えます。

東京は被災地の獣医師会に過度に配慮して現地医療を行わず、被災地の獣医師会は飼い主のいるペットのみを助けると言い出し、三春シェルターの周りの繁殖に手をつけませんでした。

ペットが群れて放浪し、不妊去勢手術がされてない外繋ぎ飼い犬にかかって繁殖していました。
それらをフクシマスペイクリニックはボランティアさんらと対応していたのです。

災害時の寄付は一度立ち止まりましょうね、皆さん。
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価格破壊を恐れ、命の格差を助長し、身勝手な線引きで切り捨てる。
私たち現場の人間にはファンタジーでしかありません。

これだけ動物行政と末端の活動者には温度差があります。

現実的には、低価格で不妊去勢してくれる獣医師やTNR専門病院はあり、年々増えています。

だけれども、国や行政はTNRや地域猫活動を認めない、否定するしかない。
このことを知って頂きたいのです。

だから、民間でやらなくてはならないということを‼



例えば、東日本大震災の悲劇を決して繰り返してはならないと誓うならば、平時での不妊去勢手術の徹底をしなければなりません。

例えば、奄美のねこ問題。
TNRと地域猫活動を押し込め、殺処分ありきで計画をしたため、歪みが生じていることを考えて欲しいのです。

殺されるために生まれる無数の命。
この残酷を終わらせるためには、不妊去勢手術しかありません。

言い換えれば、不妊去勢手術を忌避する環境省の目指している未来は「永遠に より多くの小さな命を奪うこと」なのです😿

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■ノネコの原点TNR反対の始点
■見捨てられた小さな命
■届かなかった小さな命への善意
■動物たちの明けない夜
■共に生きるためTNRの有効性



🌸人も小さな命も幸せになるために🌸

外猫の問題は、TNRと地域猫活動で全て解決に向かいます。
猫は共に生きながら、トラブルを減らしていけます。

これは、日本独自の世界に誇れる動物愛護活動なのです。

全猫を室内飼いにするためには、人の意識を変えていかねばなりません。
遺棄虐待・飼育放棄・多頭飼育崩壊なども、我々人間の身勝手から起こること。

その原因は、無知・無責任・無責任です。

野良猫を不妊去勢手術するため医療を介し、地域で管理することで、皆さんは無知・無責任・無関心ではいられなくなります。

この意識改革が適正飼養に繋がっていきます。

地域猫の管理は、繁殖制限をし頭数コントロールすることが大きな意味を持ちます。
そして不幸な命の連鎖を止め、トラブルを軽減する有効な手段を講じるためには、給餌は不可欠です。

ですから、外猫ゼロにするためには、まずは餌やり出来る環境を整えることが必要になります。

3年ぐらいで、猫は増えなくなり苦情や揉め事は減ります。
5年後、猫は目に見えて減り、周りの風景も変化していきます。

10年すると、もう誰も外猫を迷惑だと思う人はいません。
気がついた人が、餌をあげ手術をし保護をするからです。
遺棄したり、放し飼いにする人もいません。
それは、命を蔑ろにする行為と周知されているからです。

地域猫活動は、社会が、人間が、地域が、住民が、猫たちが幸せになれる未来のためのステップだということを、より多くの人に理解して頂きたいと願います🐾

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