ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

私の国 2018

2018-12-31 20:20:10 | 未来を担う子供たちの動物愛護


私にとって、犬や猫は大切な友だちです。

彼らとは心が通じ合い、いつなん時も寄り添ってくれるのです。
嬉しい時は一緒に喜び合い、落ちこんだ日は優しく慰めてくれます。
決して彼らは裏切りません。

だから、大好きな友だちが困っていたり、イジメられているのを見聞きすると、私の心は張り裂けそうになります。



私の国では動物たちをモノとして扱っています。

商品として店頭に並び、売ったり買ったり出来ます。
その品物を作るための「パピーミル」と呼ばれる工場も存在します。

そこには、ペットショップで売れ残った犬猫が、販売用の赤ちゃんを産む機械として不衛生な檻に囲われています。

お母さん犬猫に名前はありません。
「イイコだね」と撫でられることも、「可愛い」と抱きしめられることもなく、ひっそりと生涯を閉じます。



政治家が「オリンピックまでに殺処分ゼロにしよう」と、良い国だと世界中に見せかけたくて言い出しました。

それが、どんなに大変なことか理解せず「犬猫のことなんかどうにでもなるさ」と軽い気持ちで宣言したのです。

プレッシャーをかけられた各都道府県の愛護センターは「そうだ!収容を断ろう」と持ち込まれる動物を引き取らないことにしました。

また広島県では、ピースワンコという団体に収容された野良犬を、丸々引き取って貰うことにしました。

「とにかくゼロにしなくては!」
「殺処分はダメだからゼロはイイんだ!」
とうとう動物たちはモノ以下、単なる数字になってしまいました。

皆んな、代わりはない世界に一つだけの命なのに。



ピースワンコは「志村どうぶつ園」にも取り上げられていました。
番組を見て保護された犬のことを知り、応援していた方も多かったと思います。

でもピースワンコは、犬たちをセンターから移動させ自分たちの収容施設へ詰め込むだけです。

ピースワンコは「寄付してくれないと犬たちが殺処分されてしまいます!」と何億円もかけて宣伝します。

残念ながら、その活動目的は犬たちの命を救うためではありません。
殺処分ゼロを継続し、全国から寄付金を得るためです。

そして、毎月 100 匹以上の野犬が捕えられピースワンコのシェルターへ。
1000、2000、3000匹...と増え続けました。

いくらお金があっても、食事も医療も世話も行き届かず、犬たちはストレスに晒されます。
感染症が蔓延したり、弱い小さな犬は噛み殺されり、800 匹以上が生死不明なのです。

きっとパピーミルにいる子たちと同じように、幸せだと感じることなく悲惨な死を迎えたのでしょう。

それでも、ピースワンコは犬を引き取り続けます。
それはゼロにしないと支援金が途切れるからです。

とうとう殺処分ゼロは、ビジネスになってしまいました。



動物たちはモノなんかじゃない、私たちと同じ命だと、この国の1人でも多くの人々へ理解して貰うためには、どうしたら良いのでしょう。

皆さん、もしも近所で野良猫を見かけたら「かわいそう」だけではなく「どうして、この子はココにいるのか」と考えてみて下さい。

まず殺処分されたり、捨てられたりする命を生ませないこと。
「去勢避妊手術を徹底」して、不幸な悲しむ命の連鎖をストップすること。

これから私の国では、愛する友だちを守るために、最優先されるべき必要なことなのかもしれません。
私の国 2017

【 ねこてん 公式HP 】

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
重みのある言葉ですね (しゃちくん)
2019-01-01 12:43:58
自分一人で出来る事は限られてしまいます。

他の保護団体がどうであれ、私は身近に居る行き場のない猫を助けたいと思います。

返信する
謹賀新年 (nekoten2015)
2019-01-01 18:37:10
いつもありがとうございます!

しゃちくんにとって飛躍の年になりますよう、心よりお祈りしています。

たぶん、同年代だと思うのですが。
心機一転...私はシンドイので、リスペクトしちゃっいます。
頑張って (๑و•̀ω•́)و ファイト!

猫のことで、お力になれることがありましたら、いつでも何でも お気軽にご相談くださいね。

本年もどうぞ宜しくお願い致します (^_ _^)
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