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【中学英語】どう訳す?受験生がよくやる英文読解のまちがいは「対訳」で克服しよう

2021年01月06日 | 英語の勉強のやり方
江南市勉強のやり方専門塾です。

冬期講習をやっていて英語の長文が読めない!という受験生が少なくありません。というか、通知表が4レベルの子でも「読めない」ことは珍しくありません。

例えば、

The scientists working in the sea
×科学者たちは海の中で働いています

○海の中で作業をしている科学者たちは

となんとなく和訳していて、正しく和訳していない子がかなりいます。

この文には、

told Tophy to bring it from the ship.

と、続きがあるのですが、そもそも

【正】
S=The scientists
V=told

【誤】
S=The scientists
V=working

主語と動詞をまちがってとらえているのです。

下手をすると、これでは訳自体(意味)が変わってしまいます。

一つひとつの単語がわかっていないというわけではないのですが、やはり文法の知識が不十分なため「なんとなくこんな訳だろう」と妄想で訳しているのです。

さらに、

work=働く

と意味を丸暗記していると

「海の中で働く??(素潜り漁師か)」

とちょっとおかしな意味になってしまいます。

この場合はworkは働くではなく、作業すると訳す方が良く、海の中で作業をしている(=working)とing形で使うのが適切だということもわかります。

少なくとも、

The scientists are working in the sea

とbe動詞がないので進行形の文章ではないということは読みとらなければいけません。

このように英語の長文読解は、構造分析といって、主語(S)、動詞(V)、目的語(O)を正しく見極めることができないと、「なんとなく訳をする」羽目になります。

この文の場合、

The scientists(S) working in the sea / told(V) Tophy(O) to bring it from the ship.

となっているので、「海の中で作業をしている科学者たちは」までが主語(主部)となり、told=教えたが動詞になります。

tellは~に教えるという目的語をとる他動詞なので「だれに?」という意味の単語が後に続くことがイメージできていれば、

「トフィー(イルカ)にそれを船から持ってくるように言った」

と、正しく意味を取ることができます。

中学校ではこのような構造分析を全く教えません。だから長文が読めないんですね。

普段の英文も「ただ写しているだけ」で、英文の意味まで考えていないので、普段から英文の意味を考えることを徹底することが大切です。

そんなわけで、長文読解対策におすすめなのが英文と日本語訳を同時並行して読む「対訳」です。



■英語長文読解の対訳のやり方
1.英語の長文とその日本語訳が書いてあるもの(解答や教科書ガイドなど)を用意します
2.英文を1文読みます(意味がとぎれるところには/、まとまりにはカッコをつける)
3.その英文を日本語に訳してみます
4.和訳があっているかどうかすぐに確認(←これ重要!)
5.2~4を最後までくり返す

以上です。

愛知の公立高校の英語の入試問題は英文読解を中心とした、英作文、適語補充、読解問題です。

ですから、英文が読めないと全く意味がわからずあてずっぽうで解くことになります。

そうならないためには、英文と日本語訳を照らし合わせて読む「対訳」がおすすめです。



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