探しているといっても、僕が探している訳ではありません、各国の天文学者の先生達がです。SETI(Search for Extraterrestrial Intelligence )即ち「地球外知的生命体探査」の意でセチと発音します。もし高度な文明を持つ生命体が宇宙に存在すれば、他の文明とコンタクトを求めてくるに違いなく、それを捕らえようとするとっても夢のある企画です。実はかつて二度ほど自然現象にしてはおかしいと思われる電波が観測された事が有りました。1977年にいて座からと1993年にも他の場所からです。関係機関は騒然としたそうですが、再現性が無いため確認出来なかったのが残念なところです。
日本でも兵庫県立西はりま天文台がSETIに挑戦しています。国内最大級の望遠鏡「なゆた」(漢字で「那由他」。10の60乗で、とてつもなく大きい数の意。)を使って宇宙人の発射したレーザー光線をキャッチしようというものです。宇宙人が発射するレーザーは人類が作り出した最強のレーザー(核融合点火用)よりさらに強力な10の16乗ワットであろうと予想。効率の良い波長5320.7Å(オングストローム)の緑色のレーザーで送信してくると想定して観測しています。
M20(三裂星雲)。なゆた望遠鏡にて撮影。
三本の筋状の暗黒星雲がある為、三つに分かれて見えます。中心にある生まれて間もない星からの紫外線が周囲のガスを照らして輝いているそうな。地球からの距離は5,600光年。
生まれて間もないといっても5,600年前です。人類が文明を築き始めた頃でしょうか。
M51(子持ち銀河)。なゆた望遠鏡にて撮影。
地球から2100万光年の距離にあるりょうけん座の銀河M51です。二つの銀河が近接遭遇している現場で、よくみると二つの銀河がつながっているのが見えます。この様子が親子を連想させることから子持ち銀河という愛称で、天文ファンに親しまれている銀河です。
M57(環状星雲)。なゆた望遠鏡にて撮影。
こと座にある惑星状星雲で2600光年の距離にあります。自らのガスを宇宙空間に放出して最期をむかえようとしている星の姿です。中心の星からの紫外線を受けて周囲の雲が輝きを放っています。輪っかに見えることから環状星雲やリング星雲などと呼ばれています。
余談ですが、V=V1+V2/(1+V1V2/C2)というアインシュタインの相対性理論の公式があります。これは「光の速度を越える速度は存在しない」という証明です。どういうことかと説明すると、仮に移動する宇宙船からレーザー光線を発射した場合そのレーザー光は光の速度を越えるか否かを考えます。通常、時速100/㎞で走る車からピストルで時速500/㎞の弾丸を打ち出した場合、その弾丸の速度は100+500で時速600/㎞となります。そのことを含んでお読み下さい。
ここで
V :レーザー光線の地球に対する速度。
V1:宇宙船の地球に対する速度。
V2:レーザー光線の宇宙船に対する速度。
C : 光の速度。
とします。
今、宇宙船が光の速度の半分で飛行しているとすると、V1=0.5CでV2=Cですからこれを式に代入して計算すると、V=Cになります。つまり光速を越えません。また、宇宙船の速度が光速になった、即ちV1=Cとしても、やはりV=Cとなります。ここで重要な概念として、宇宙船の状態がどうであるかです。地球から見て宇宙船が遠ざかっているのか、あるいは宇宙船から見て地球の方が離れていっているのか。つまり、何かを基準にして、どちらが動いているのかではなく、相対的にどう動いているかということです。つまり、宇宙船に乗ってる人にとってはその人の速度は0なのです。
さてそこで3C345という準星があります。この星が最後を迎え爆発しました。この時、星の核と噴出したガスは猛烈な速度で離れてゆきました。電波干渉計で計ってみるとこの速度は光の速度を越えているそうです。このことを説明できる人は今のところ地球上にはいらっしゃいません。ちなみに光の速度は秒速299,792,458mです。「憎く無く似よ、子や」と覚えると良いと思います。
日本でも兵庫県立西はりま天文台がSETIに挑戦しています。国内最大級の望遠鏡「なゆた」(漢字で「那由他」。10の60乗で、とてつもなく大きい数の意。)を使って宇宙人の発射したレーザー光線をキャッチしようというものです。宇宙人が発射するレーザーは人類が作り出した最強のレーザー(核融合点火用)よりさらに強力な10の16乗ワットであろうと予想。効率の良い波長5320.7Å(オングストローム)の緑色のレーザーで送信してくると想定して観測しています。
M20(三裂星雲)。なゆた望遠鏡にて撮影。
三本の筋状の暗黒星雲がある為、三つに分かれて見えます。中心にある生まれて間もない星からの紫外線が周囲のガスを照らして輝いているそうな。地球からの距離は5,600光年。
生まれて間もないといっても5,600年前です。人類が文明を築き始めた頃でしょうか。
M51(子持ち銀河)。なゆた望遠鏡にて撮影。
地球から2100万光年の距離にあるりょうけん座の銀河M51です。二つの銀河が近接遭遇している現場で、よくみると二つの銀河がつながっているのが見えます。この様子が親子を連想させることから子持ち銀河という愛称で、天文ファンに親しまれている銀河です。
M57(環状星雲)。なゆた望遠鏡にて撮影。
こと座にある惑星状星雲で2600光年の距離にあります。自らのガスを宇宙空間に放出して最期をむかえようとしている星の姿です。中心の星からの紫外線を受けて周囲の雲が輝きを放っています。輪っかに見えることから環状星雲やリング星雲などと呼ばれています。
余談ですが、V=V1+V2/(1+V1V2/C2)というアインシュタインの相対性理論の公式があります。これは「光の速度を越える速度は存在しない」という証明です。どういうことかと説明すると、仮に移動する宇宙船からレーザー光線を発射した場合そのレーザー光は光の速度を越えるか否かを考えます。通常、時速100/㎞で走る車からピストルで時速500/㎞の弾丸を打ち出した場合、その弾丸の速度は100+500で時速600/㎞となります。そのことを含んでお読み下さい。
ここで
V :レーザー光線の地球に対する速度。
V1:宇宙船の地球に対する速度。
V2:レーザー光線の宇宙船に対する速度。
C : 光の速度。
とします。
今、宇宙船が光の速度の半分で飛行しているとすると、V1=0.5CでV2=Cですからこれを式に代入して計算すると、V=Cになります。つまり光速を越えません。また、宇宙船の速度が光速になった、即ちV1=Cとしても、やはりV=Cとなります。ここで重要な概念として、宇宙船の状態がどうであるかです。地球から見て宇宙船が遠ざかっているのか、あるいは宇宙船から見て地球の方が離れていっているのか。つまり、何かを基準にして、どちらが動いているのかではなく、相対的にどう動いているかということです。つまり、宇宙船に乗ってる人にとってはその人の速度は0なのです。
さてそこで3C345という準星があります。この星が最後を迎え爆発しました。この時、星の核と噴出したガスは猛烈な速度で離れてゆきました。電波干渉計で計ってみるとこの速度は光の速度を越えているそうです。このことを説明できる人は今のところ地球上にはいらっしゃいません。ちなみに光の速度は秒速299,792,458mです。「憎く無く似よ、子や」と覚えると良いと思います。
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