「道頓堀」に来たん何年ぶりやろ。この前来てから30年以上経ってるんちゃうやろか。あんまり変わってへんみたいやけど、変わってるとこもあるんで、ちょっとだけ紹介します。ほんまはもっと紹介したかったんやけど、団体旅行やさかいあんまり時間無かったんで堪忍したってや。
大阪らしい言うたらそれまでやけど、はみ出し看板だらけや。何かあって、人の頭の上に落ちたらどないする気やろ思う気もあるけど、活気があると取ったるしかしゃあないんやろなぁ。
「包丁ぉ一本さらしに巻いてぇ」なんて歌もあるけど、この辺がその『法善寺横丁』やったと思うわ。
ほんで『法善寺横丁』のすぐ近くに在るんがこの『水掛不動』や。前にもブログに書いたことある思うんやけど、その時はお地蔵さんや思てたんやけど、記憶違いやったなぁ。
平日やったけど、けっこう人来てはってたわ。お不動さんに水掛けんの並ばんとあかんかったわ。僕と違うて信心深い人、仰山居てはんねんなぁ。
これが『水掛不動』や。しゃあけど(しかし)何やこれ。面影はあるけど何か気色悪いなぁ。昔観た映画できのこの化けモンが出てくる『マタンゴ』ゆうんがあったけど、それ思い出してもたわ。前に来た時はもっと綺麗やったんやけど少しは苔取ったらんと、お不動さん気の毒やで。
ちなみにやけど、お不動さんには柄杓でこうやって水掛けるんやけど、何で(理由)掛けるんかは知らん。
ほんで、この『水掛不動』の前に在るんが『夫婦善哉(めおとぜんざい)』や。前来た時は黒っぽい木造の二階建てやったと思うんやけど、立派になりはったなぁ。
善哉しか圧各扱うてへんところが、潔ぉてええなぁ。右端の人形は『お福人形』言うてけっこう歴史のあるもんらしいけど良お知らん。
店の中はこじんまりとしてて、ええ雰囲気やった。僕とS氏の二人で入ったんやけど、客は他には女性が一人しか居らんかった。
こらが「夫婦善哉」やけど、S氏が「旨いねぇ。」と唸っていました。あんまり甘うのうて確かに旨い!流石に老舗やでぇ。また、塩昆布がおまけに付いてるところもええ。善哉食べた後に塩昆布しゃぶりながら、茶しばいてんと気ぃ休まるわ(お茶を飲んでると落ち着きます)。
店の女給さんに「今は同じ大きさのお椀が二つやけど、昔は大きいのと小さいの二つやったんやろ?」と聞ぃたったんやけど「ええっ!そうだったんですか。」なんて聞き返されてもた。今では死語の「夫唱婦随」の意味があったそうやけど、たぶんあんさんの生まれる前の話やさかい知らんわな。
一応「姫路と大阪」の旅の話はココまでです。えろう時間かかってスンマヘンでした。
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