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全会一致という独裁について

2022年06月26日 | 日記

こんにちは、
梅雨明け前に、40℃を超える暑さがやってきました。
観測史上はじめて、ヤバイ暑さですね。
ちなみにこの「ヤバイ」は、江戸時代から使用されていたらしいですね。

さて、前にも記載しましたが、全会一致という独裁について記載したいと思います。
ロシアによるウクライナ侵略が起こり、近隣諸国もロシアの侵略により、自国民の生命、
領土が失われる危険性を考え、団結して侵略国と戦う集団NATOに加盟する事を
決めて、申請をしました。NATOのストルテンベルグ事務総長は、この申請を受け、
歓迎すると言っていますが、トルコがこの加盟申請に反対しています。
一か国でも反対したらこの申請は、受理されない全会一致が条件だ。
つまり、自分に都合が悪い場合は、反対すれば、決定できない。
まさしく独裁だ。

これは、NATO加盟に限らず、国連の安全保障理事会でも常任理事国の一か国でも
反対すれば、決議は採択されないという強力な拒否権があり、権利の乱用になっている。
そもそもこの常任理事国には、民主主義国家と権威主義国家が入っている為、
意見の一致は、かなり困難になり、国連の安全保障理事会は、必要かどうか疑問である。
少なくともロシアは、除名する必要があり、できなければ、安全保障理事会は必要ないと思う。

先日のスイスのジュネーブで開催されていたWTO(世界貿易機関)も全会一致が条件の為、
長年、なにも決まらず機能不全となっていたが、およそ6年半ぶりに閣僚宣言を採択し閉幕した。

世界では、宗教や哲学、政治など各国で異なる中、それぞれの国が集まり、意見を言い、最終的に
物事を決め、まとめていく場合に、全会一致でなければ採択できないとなれば、ほとんどが決まらないと
思う。特に、利害関係が発生している場合は、決まらない。日本政府は、世界に、この全会一致という
決め方を変更していく動きをしてほしいと私は思います。

PS
猛暑になります。現場作業は、細かく休憩をとり、水分、塩分補給が必要ですね。
今年も、暑い夏を乗り切りましょう。

 



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