オカ姉のためいき日記

人生色々、ためいき色々。今日はどんなためいきつくのやら・・・?

「沈まぬ太陽」9話

2016-07-17 11:25:07 | 上川さん
いよいよ2部に入りました。

1部を表すとしたら「葛藤」だと思います。
人間が持ち合わせる全ての「負の感情」に恩地は一人向き合って葛藤し続けた。
なぜ恩地は信念を貫き通せたのか?通したのか?
私の最大の疑問であったけれど、きめ細かく描いた1部(全8話)でそんな疑問が
徐々に小さくなっていきました。
20話終了時には恩地への私の疑問は消え去っているでしょうか?

観る度に「今週が1番!」と思いつつ、それが毎回に感じられたという展開は
視聴者として幸せですよね。これからも視聴後がそのように思えますように!

そして2部は…あの日…未曾有の航空機事故。

どのような描写になるのだろう?と??
誇張し過ぎれば陳腐で薄っぺらくなってしまいそう…などと正直不安だった。
しかし・・・・
式典会場、機内、管制塔、レーダー、操縦室…のシーンを交互させながら
「その時」に向かってしまう緊迫感と臨場感に息が詰まりました。

ドラマであることを忘れ、無意識に両手で口を覆い「ああぁ…」と声が出てしまった。。
ドキュメントのような錯覚??
悲惨な状況を描いた映像を贊ずるなんて・・・と思うけれど・・・9話、心が震えた

恩地を演ずる隆也さんも苦しい表情ばかりだが、何回も観てしまった。
全ての役者さん達も想いをこめて演じているのが伝わってきました。
特に123便と交信する管制官の方が良かったですね。
よく拝見する俳優さんですが、お名前が???です。

また重要な場面を担ったエキストラの方々の存在感もありました。

佐藤直紀さんの音楽は壮大でこの物語に溶け込んでいる。
映像での音楽ってそれぞれの場面を盛り上げるのは勿論だけれど、邪魔をしないと
いうこともあるとおもう。
そして今回の9話では正に「寄り添って」いた。素晴らしいな~と思いました。

今日の10話では恩地は倒れてしまうのでしょうか?
決して声高にはできない「お世話係」の苦悩。観ている私達も複雑ですよね。

海外勤務から日本へ。
魑魅魍魎?な人間集団との戦いで、またもや葛藤が続くんですね~
あ~辛い・・・・・