このドラマは、鉄平だけでなく視ているこちらも翻弄させられるな~
「どうなるんだろう?」という、視聴者の次回への“つなぎ方”なのだろうが、それにしても
思わせぶり、後出しが多すぎる。
その思わせぶりも「あ~そうなのぉ~」といった肩透かし的なものに感じる。
「家族の中心にいた」夏代の過去と謎がこの物語を、鉄平の人生をも牛耳っている。
小出しにされる「実は・・・だったの」に振り回される鉄平が、ズタボロ雑巾のようで・・・もう哀れでしかない。
今回も夏代は神妙な表情で「実は」を語る。1話でもそうだった。
そして、17年前の2億円の出資は弁護士に依頼されてと嘘をついた・・・
だからまだまだ何か隠してると思ってしまう。
若き日の二人の回想シーンは「鉄平目線」のものだ。
胸キュンラブストーリーから始まって、裕福ではなくともそれなりに築いてきた(はずの)家族の思い出だ。
・・・でも今回は、飲み会の会費をお願いするところは・・・イタいシーンだったね~
こうなると「夏代目線」での回想シーンも見たいじゃないですか?
・・・木内とはどんな気持ちでつきあっていたのか?
・・・そんな時に出会った鉄平への気持ちの移り変わり方は?
・・・遺産のことをいつ、どうして木内に知られたのか?それとも教えたの?
・・・離婚を成立させてまで夏代と一緒になりたかつた木内と、簡単に別れられたのか?
・・・とにかくなぜ遺産のことを隠し通そうとしたのか?(もう1話の持論だけでは不十分!)
そしてとっても気になるのが、17年前の鉄平の出向の時の夏代の気持ち。
回想シーンでは、荒れる鉄平をなだめ励まし乗り越えさせるという、キラキラできる妻!の感動エピ。
だが、この前に木内から連絡があったとしたら「ひょっとしたら木内が・・・?」と、夏代は頭によぎるはずだ。
そう考えると、この時の“できる妻”は違和感!
言葉は悪いけど「役者じゃのぉ~」とか、なかなかしたたかというか・・・
ま、木内のことを「まさかそんな姑息なことをする人とは思わなかった」らしいから疑ってもいなかったのかもだが。
でも脅されてると感じた時点で、それこそ弁護士や警察なのに・・・
そして1話の二人の電話での会話・・・「君(夏代)って人は、いつでもそうやって勝手に決めて」
いったいどんな「勝手」なことがあったのだろうね。
やっぱりまだまだ明らかにしてないことあるあるだ。
鉄平の会社からの追われ方も無理くりっぽい。あんなに簡単に辞めさせられるの?
それもあらぬ疑いまでかけられて・・・回収しきれないものを詰め込みすぎてる。
子供たちの問題も残して、鉄平よ、いずこへ~(一億円入ったバッグ、無防備過ぎだ~)
隆也さん、長い台詞が多い回だった。
多分「思い切りやってください」と言ったんでしょうね、豪快に叩かれてました。
渇ききった心のように、絞り出す渇いた声・・・が好き!
小出し後出しの「実は・・・」が、鉄平のこれからの“冒険”に水を差すようになりはしまいかと、イラッとしつつも次回が気になる。
「実は・・・だったのよ」 「なんだ、そううだったのか!」
そして「どうして話してくれなかったんだ」とかで・・・着地!なんて???
あ~原作のラストだけ見たくなっちまったよ~~
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