隆也のお部屋
池波正太郎氏の原作を読みながら感じたこと。
そこに描かれる登場人物に〝温もり〟があること。
尊王、佐幕、開国、攘夷と思想が入り乱れた時代に生きた人々は
皆が皆、己の志や思想を信じて突き進んでいたに違いない。
誰が悪で、誰が正義かと・・・・
そんな激動の時代に生きた人々に血をかよわせ、温もりを吹き込んでいる。
多くの悲劇もあるものの、読後はなぜか心地よかった。
舞台化されるとしたら・・・・・
舞台の空間に、この〝温もり〟が満ちてほしいと思った。絶対にと!
初日から数日たった今日、観てきました
ラサールさんの演出は、
最初から最後まで、カーテンコールまで温かさがあふれていた。
激動の背景を〝川〟にみたて、それぞれが選んだ人生に臨む姿を
優しく、はかなく、激しく、魅力的に観せてくれたと思う。
3時間がアッという間だった。
でも私的には「初観劇」って感じがしないのよね。
読みながら ・・・・
〝なんちゃって配役〟と〝なんちゃって演出〟で
勝手に妄想シュミレーションしてたから・・・何様かっ!だね(笑)
ちなみに、その妄想的配役は・・・・・
池本茂兵衛・・・緒形憲 礼子・・・小池栄子 山口金五郎・・・六平直政
中村半次郎・・・金児憲史 伊庭八郎・・・佐々木蔵之介
秀・・・・?(緑子さんはドンピシャ) 歌・・・・猫背椿
な~んちゃってですから!あくまで!
現実の舞台はというと・・・・ネタバレになるといけないので!ですが
平さんの存在感に圧倒され、緑子さんが出色・・・・!
川の流れに身を投じず、時代の変わり様と、人々を見据えて生きた
虎之助の隆也さんは・・・・
そう、いつもは役という媒体によって 「上川隆也」は消えるのだけれど
今回は虎之助と隆也さんがオーバーラップしてしまった。
虎之助を演じるにあたり
「こんなに男らしく、出会う人全てに好かれるような人に自分もなりたい」
というように語っていたけれど 〝貴方がそのままよ!〟と言ってあげたい。
先にご覧になった方が、最後にとてつもない感動が待っていた、とあった。
本当です。
決して〝お涙頂戴〟的な場面があるわけではない。
だけど・・・なぜか泣けて、昂ぶってしまった。不覚?にも!です。
時代の流れと、愛する人々をおくった虎之助の胸中への感情移入なのか
「座長」としての隆也さんの頑張りにたいしての安堵なのか
素敵過ぎたからか、舞台の完成度への満足感なのか
最後まで感じられた温かさなのか、自分でもなんだかわからない。
それらが、ドドォ~ンと押し寄せてきちゃった感じかな
でも私だけでなく、劇場全体がそんな雰囲気になっていたのは確か!
23日まで待てずに、この日にチケットをとったのだが正解だったな~
次は落ち着いて観よう。
若き虎之助に扮した隆也さんは ホ~ントに 「美しい男」
齢97歳の虎之助は「生き抜いた男」
扮した隆也さんは 映画 「生きる」でのS・Tさんのようでした!
隆也さんの両手首にはサポーターでしょうか?
連日の華麗かつ迫力の殺陣の激しさを物語るようで・・・ガンバレ
フィナーレというかカテコは今まで見たことのないもので、さながら
〝ゴーカなおまけ〟とでも言いましょうか?これは嬉しかったな~
そして隆也さんの、溢れんばかりの笑顔にヤラレちゃいました
思わず 「エッ」と声が出ちゃったところ・・・・
考えられない〝早替わり〟と
ある人の、とんでもない見事な〝太刀さばき(収め?)〟を
どうぞお楽しみに!
商業演劇と他の演劇との違いがよくわからないけれど
「その男」は観た者勝ち(価値)でしょうね。
池波正太郎氏の原作を読みながら感じたこと。
そこに描かれる登場人物に〝温もり〟があること。
尊王、佐幕、開国、攘夷と思想が入り乱れた時代に生きた人々は
皆が皆、己の志や思想を信じて突き進んでいたに違いない。
誰が悪で、誰が正義かと・・・・
そんな激動の時代に生きた人々に血をかよわせ、温もりを吹き込んでいる。
多くの悲劇もあるものの、読後はなぜか心地よかった。
舞台化されるとしたら・・・・・
舞台の空間に、この〝温もり〟が満ちてほしいと思った。絶対にと!
初日から数日たった今日、観てきました
ラサールさんの演出は、
最初から最後まで、カーテンコールまで温かさがあふれていた。
激動の背景を〝川〟にみたて、それぞれが選んだ人生に臨む姿を
優しく、はかなく、激しく、魅力的に観せてくれたと思う。
3時間がアッという間だった。
でも私的には「初観劇」って感じがしないのよね。
読みながら ・・・・
〝なんちゃって配役〟と〝なんちゃって演出〟で
勝手に妄想シュミレーションしてたから・・・何様かっ!だね(笑)
ちなみに、その妄想的配役は・・・・・
池本茂兵衛・・・緒形憲 礼子・・・小池栄子 山口金五郎・・・六平直政
中村半次郎・・・金児憲史 伊庭八郎・・・佐々木蔵之介
秀・・・・?(緑子さんはドンピシャ) 歌・・・・猫背椿
な~んちゃってですから!あくまで!
現実の舞台はというと・・・・ネタバレになるといけないので!ですが
平さんの存在感に圧倒され、緑子さんが出色・・・・!
川の流れに身を投じず、時代の変わり様と、人々を見据えて生きた
虎之助の隆也さんは・・・・
そう、いつもは役という媒体によって 「上川隆也」は消えるのだけれど
今回は虎之助と隆也さんがオーバーラップしてしまった。
虎之助を演じるにあたり
「こんなに男らしく、出会う人全てに好かれるような人に自分もなりたい」
というように語っていたけれど 〝貴方がそのままよ!〟と言ってあげたい。
先にご覧になった方が、最後にとてつもない感動が待っていた、とあった。
本当です。
決して〝お涙頂戴〟的な場面があるわけではない。
だけど・・・なぜか泣けて、昂ぶってしまった。不覚?にも!です。
時代の流れと、愛する人々をおくった虎之助の胸中への感情移入なのか
「座長」としての隆也さんの頑張りにたいしての安堵なのか
素敵過ぎたからか、舞台の完成度への満足感なのか
最後まで感じられた温かさなのか、自分でもなんだかわからない。
それらが、ドドォ~ンと押し寄せてきちゃった感じかな
でも私だけでなく、劇場全体がそんな雰囲気になっていたのは確か!
23日まで待てずに、この日にチケットをとったのだが正解だったな~
次は落ち着いて観よう。
若き虎之助に扮した隆也さんは ホ~ントに 「美しい男」
齢97歳の虎之助は「生き抜いた男」
扮した隆也さんは 映画 「生きる」でのS・Tさんのようでした!
隆也さんの両手首にはサポーターでしょうか?
連日の華麗かつ迫力の殺陣の激しさを物語るようで・・・ガンバレ
フィナーレというかカテコは今まで見たことのないもので、さながら
〝ゴーカなおまけ〟とでも言いましょうか?これは嬉しかったな~
そして隆也さんの、溢れんばかりの笑顔にヤラレちゃいました
思わず 「エッ」と声が出ちゃったところ・・・・
考えられない〝早替わり〟と
ある人の、とんでもない見事な〝太刀さばき(収め?)〟を
どうぞお楽しみに!
商業演劇と他の演劇との違いがよくわからないけれど
「その男」は観た者勝ち(価値)でしょうね。
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