夕陽亭にら屋

愛犬と安穏な生活

にらたま

2007-12-22 09:38:02 | にら
「どうもー、にらで〜す、ればで〜す、ふたりあわせて、にらればです!」
「この子がたまちゃんならにらたまです。そのほうがかわいいコンビっぽくなりますねぇ・・・お名前、たまちゃんにかえましょうか?」
だめです、にら家では、にらたまとはおかまちゃん手術でさよならした、にらのたまたまのことだからです。
にらが去勢手術をしたのは生後7ヶ月の頃でした。
ちょっと早いとは思ったけど、暑くなって手術すると傷口とかじくじくするかも・・・と考え、梅雨前に行いました。
去勢に関しては、各飼い主さんで考え方があるでしょうし、どちらがよいとは一概に言えないので触れませんが、にらのことは初めから去勢するつもりでした。
ただ、時期とか、実際にやるとなると結構悩みましたよ。
なんたって一度とっちゃったら二度と元には戻りませんからね。
いろんな人の話を聞いて悩んでそして、どうせなら早いうちに実行しようと決めました。
午前中に医者に連れて行って、夕方麻酔が覚めてから迎えに行きました。
平日なので私一人で行きました。
担当の先生がいろいろ状況を説明してくれました。
早い話、とても順調に行われたとの事で、ひと安心。
そこで私が取り出したたまちゃんを持って帰りたいと告げると、女医さんはとても驚いた顔をしました。
事前にモンキチと話し合っていて、初めから持ち帰るつもりでしたので私的には当前のこと、平然とお願いしましたが、かなり珍しいケースみたいです。
だっていつかにらが虹の橋を渡って行くときには、生まれたときの体にかえしてやりたいですからね。
一緒に葬ってやるつもりです。
古代中国の宦官だって、退官するときにたまちゃんを返されたんですから。
当時は乾燥させて保存してたらしいですけどね。
それで、ホルマリン着けにしてもらいたまちゃんを持ち帰りました。
(本当は新鮮なうちににらに食べさせる事も考えたけどやめた)
昔の携帯で撮った写真なので小さいけど、術後傷口保護のためおパンツをはいてるらーすけです。
たまちゃんは大事に保管してありますが、にら君の名誉のために、ここでの公開は差し控えたいとおもいます。
「あたりまえです、そんなことされたらあばれますよ」
時を経て・・・公園で犬友数人と談笑していたときの事です。
話題は去勢の相談でした。
にらよりも後に同じ病院で去勢をしたわんこの飼い主さんが体験談を語っていた時です。
彼女が『それでねー、迎えに行ったら医者が“取ったものを持っていきますか?”って言うのよー!』と言うと、その場に居合わせた一同声を揃えて『えー!?気持ち悪ーい!』と言いました。
再び、彼女『でしょー?考えられないよねー!びっくりしちゃった、欲しがる人なんていないよね!』
一同『あったりまえじゃない!』(笑)
・・・もちろん私もにこにこと同調していたことは言うまでもありません。
おとなですからね。
が、心の中では“それはここにいるこの私じゃー”と叫んでいましたけど。
みんな自分のかわいいワンコの体の一部が生ごみのように捨てられたほうが良いと思ってるのかなぁ・・・
絶対私のほうが愛情深いに決まってます!
今もその気持ちは変わらないぞ、私が正しい!
きっと立派なオトコにもどしてやるぞー!!
「なんかずんちゃんがあつくなってますよ」
君への愛情について語っているのです。
「愛情っておいしいですか? ぼくはアツアツのにらたまを食べたいです」