
「にらですよ、かわいそうなこどもですよ・・・たいがーさ~ん!」
ずんですよ、かわいそうな子供ですよ・・・タイガーさん、私のところにも来て~!

「ふん おとなのくせに! らんどせるもらって、どうするのよねー」
全国にタイガーマスクが出没しているようですね。
とうとう全47都道府県にいきわたったとか。
昨日の時点で未踏だった県では『ウチだけ来なかったらかっこ悪いぞ!』なんて言いながら、知事が自費で寄付してたりしてね~
伊達直人だけじゃなくて、中には矢吹丈や星飛雄馬も・・・群雄割拠ですね。
私的には、そろそろお蝶婦人に出てきてもらいたいかなー
タイガーさん!
私は、ランドセルはいらないから、お菓子なんかもらえると嬉しいです!

「よくばり! そんなこと言っても、むだですよ~」
そうかもしれないけど・・・
もしかして、ここで言ってみたら、何か届くかもしれないじゃん!
何事も前向きに、行動あるのみ!

「じゃぁ、ボクももっと、お願いしてみよう・・・ボクはらんどせるよりも、ハンバーグがいいです!」
あら、ワンコはハンバーグは食べられないんだよ。
玉葱が体に悪いからね。

「それなら、からあげ、おねがいしま~す!」
うんうん、どこかの善意のタイガーさん、これを読んだらお菓子とから揚げ、よろしく!

「ま、読まないと、おもいますけどね」
そうね、全国にタイガーさんが何人いようと、にら屋は読んでないだろうね。

「そりゃそうですよ、ざんねんですね」
残念だね。
今回の騒ぎは、『みんながやってるから、自分も!』的なノリがなんだか子供っぽい気はするけれど、善意の寄付自体は悪いことじゃないよね。
一過性のものじゃなくて、定着してほしいよね。
何ももらえないなら、私も寄付するほうに回ろうかなぁ。

「そうですよ、ご自分がおちょーふじんになればいいんですよ」
オホホホホ、このわたくしに、出来ないことは何もなくてよ!

「かわいそうなボクに、からあげ、お願いしまーす!」
オホホホホ、そんなシモジモの食べ物は知らなくてよ~!