犬と赤い満月

「にらですよ。おつかれさまです！」
土曜日の皆既月食、始まりの頃は高速道路を運転中でした。
義父母の家で夕食を済ませて、家路についたところ、そろそろ始まったかなぁ～と空を見上げた相方が『おぉ～！欠けてる、欠けてる！』とはしゃぐも、ドライバーの私は頭上を見上げることも出来ず。。。
月の位置が高かったので、フロントガラスに乗り出さないと見えないけど、危なくてそんなことはできません。
サンルーフがあれば見られたのになぁ～

「運転手さん、安全運転でお願いしますよ！」
こんな日に限って、渋滞もしてないし、料金所もＥＴＣはスムーズでした。
じりじりしながらも、月食はまだまだ始まったばかりだし、サービスエリアに入ることもせず家路を急ぎました。
高速を降りて、赤信号で止まって初めて、欠けた月を見ましたが、まだ赤くなっていませんでした。

「お月さん、まだ、酔っ払ってなかったのね」
帰宅後、バタバタと用事を済ませてから、カメラを持って屋上に上がり、すでに赤く染まっていた月とご対面。
一生懸命写真に収めようと奮闘しましたが、やはり手持ちのカメラでは、月の撮影はムリでした。（あくまでもカメラのせいよ）
後から思えば、カメラではなく双眼鏡を持って上がればよかったんだけど、にわか天文ファンの私は、まったく気が回りませんでした。
幸い視力はよいので、自分の目で月食を楽しみました！
きれいでしたね～
月並みな言い方しかできませんが、とても神秘的で、おごそかでした。
寒かったけど、つかの間浮世を忘れてみとれました。

「それはようござんした！」
うちの人たちと来たら。。。
寒がりモンキチは、一目見たらすぐに部屋に戻っちゃうし、にらに至っては、ベッドで爆睡中。
屋上好きでいつもなら喜んで出てくるのに、動く気配もありませんでした。

「だって、ボク、お疲れだったんですもん」
いいですよ、いいですよ、独り寂しく観測しましたよ。
まぁ、静かでよかったですけどね。

「ボクが一緒だって、静かだと思いますけど。。。」
普段はね。。。でも、ホラ今回は特別じゃない!?
赤い満月だし。。。
もしかして、らーすけが、何かに変身しちゃうかもしれないじゃない!?
そしたら、怖いじゃない!?
だから、やっぱ、一緒じゃなくてよかったよ。

「何に変身するっていうんです、いったい？」
オオカミ男とかさ～

「アホくさ。。。聞いて損した！　そんなことあるわけないじゃん！」
え～!?　わかんないじゃん！
もしかすると、もしかしたかも、しれないじゃん！
あ～、今度はなんか、失敗した気になってきた～
もしかして変身が見られたかもしれないのに～～
起こして一緒に見ればよかった～～～
この次は、一緒に見ようね！
絶対に変身してね!!
出来ればブラピに変身してね～～～！(^^)
*　次は18年1月ですよ
**　見逃した人へ！　

ALOHA&きららママさんが、きれいな写真をアップされてますよ～
ぜひご覧あれ！