【葛城一言主神社】✨⛩️
奈良県と大阪の県境、葛城方面にある。
日本書紀に
第21代雄略天皇が来た時に、一言主が現れて畏まらせたと言うエピソードがあり、
それを由緒として一言主と雄略天皇が祭られている。
一言主は日本神話には登場せず、
ここでの一言だけのレアな神様だが、
日本神話の出雲の国譲りに登場する
事代主と同じ神様とも言わている。
どんな事でも一言だけ、願いを叶えてくれると言う。
神武天皇による大和征服時には、
ここで土蜘蛛(地元民)を葛のアミで捕え殺したと言うエピソードがあり、
土蜘蛛の塚が残されている。
葛を使ったことで、【葛城】と言う地名の語源になった。
一の鳥居〜から抜けていく参道
【葛城】は、今の
穏やかな風景とは裏腹に、
土蜘蛛への弾圧があったりなど政治的に抑えておくべき要衝だったのかもしれない。
最初の女性天皇と言われる飯豊天皇を輩出し、推古女帝の時代には天皇家の屯倉(王家の地)だったが、
大和朝廷を専横していた蘇我氏に「葛城を譲れ」と迫られていた。
他にも役行者が一言主を酷使したりなどの説話があったり、
何かと進出してきた実力者に、圧迫を受けやすい土地柄だったのだろうか?🤔
葛城は和歌山と大阪と隣接する地点にあり、
7世紀に聖徳太子が、北西にある斑鳩を拠点として軍用道路を作るまでは、奈良盆地への玄関口だったのかもしれない🤔
境内にある、どっから見ても
イケメンの一言主像
Others
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日本書紀に神武天皇の東征の時、
『大和に入れず吉野に来た時、イヒカと言う尾っぽのある人が現れた。」
と言うエピソードがあり、
イヒカは吉野の国栖郡の始祖になったと言う。
実際に尻尾のある人間はいないので、
これは南方渡来系の、
『尻尾のある服を着た人』とも解される。
イヒカが始祖となった国栖(クズ)は、葛の産地でありクズと呼ばれたらしく、
葛城とも関係があると考えられ、
また、もともと葛城は土蜘蛛が一網打尽にされる前は、
『高尾張』と言う地名だったので、
尾のあるイヒカは、尾張氏や葛城氏と同系の先住氏族ではないか?と言う説もある。
大和朝廷以前の先住部族は知られてない事も多く、
次は、YouTubeにまとめてみようと思う🤔
南に5㌔程、金剛山の高天原の方にある 【高天水車】
【一言稲荷】
【樹齢1200年のイチョウ】
葛城一言主神社の中の撮影スポット✨
そろそろ、葉が色づく季節。
黄色が鮮やかに映えて圧巻だろうか🙄
最後までご覧頂き、ありがとうございました🙇✨✨✨✨
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