Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

オリンピック 「い・ろ・い・ろ」

2021-07-28 | 日記
日本選手の活躍による連日の金メダルラッシュです。
コロナ禍、賛否両論の中、大変な状況下で開催されたオリンピック。
逆境にもめげずに頑張るアスリートの皆さんに心から拍手を送りたいと思います。

私が過去撮りためた花を眺めながら、今回のオリンピックについて色々考えてみようと思います。前もって明確にしておきますが、私は今回のオリンピック開催には反対の立場です。

ハクチョウソウ・ガウラ(柏の葉公園)


<プレゼンテーションはお・も・て・な・し>
2020年東京大会の開催が決まったのは、2013年9月7日。
アルゼンチンのブエノスアイレスで開かれたIOC総会でした。
滝川クリステルさんのプレゼン「お・も・て・な・し」が話題になりました。


<これほどまでに紆余曲折のあったオリンピックはこれまでにあったでしょうか>
・国立競技場の建設計画の白紙撤回
・エンブレムの無断転用問題
・招致めぐる贈賄疑惑によるJOC会長辞任
・マラソン・競歩の東京から札幌へのIOCによる突然の移転決定
・オリンピックの1年延期
・女性蔑視発言で組織委員会の森会長辞任
・オリンピック開催期間中、東京都に緊急事態宣言
・開閉会式含むオリンピック競技会場の原則無観客開催
・蔑視発言で開閉会式演出責任者、音楽担当者の相次ぐ解任・辞任
・オリンピック期間中も東京都の感染拡大が続く

トレニア(柏の葉公園)


<世論の分断>
今回のオリンピックで気になるのが開催賛成派と反対派の非難合戦です。反対派がアスリートの応援をすると、ネット上では賛成派からの誹謗中傷、反対派の反論、さらには賛成派の有名作家、政治家、コメンテーターなどが入り乱れてのお互いの誹謗中傷合戦に発展。いつから日本はこのような寛容さを失った国になってしまったのでしょう。悲しくなってしまいます。

ナツツバキ(柏の葉公園)


<賛成派の辛辣な非難>
「選手の活躍には心から敬意を表する。反対なら応援するな、ではない」が反対派の言い分です。それに対する賛成派の言葉は辛辣です。
(前総理大臣の発言)
共産党に代表されるように、歴史認識などにおいても一部から反日的ではないかと批判されている人たちが、今回の(東京五輪)開催に強く反対しています。
(ある有名作家のコメント)
「こんな欺瞞はない!彼らは選手たちの活躍の場を奪う為になりふり構わず開催に反対してきた。メダリストを応援するなら、まず自身の発言を総括してからにせよ!」

ナシの花(近所の梨園)


社会的に影響力のある政治家や作家の発言を受けて、ネット上ではネトウヨと呼ばれる人たちによるもっと辛辣で口汚い罵りの言葉が溢れかえっています。オリンピック開催に反対した人は反日的で応援すらできない。これは米国のトランプ氏が作り上げたような分断国家に日本もなってしまいます。

アマリリス(柏の葉公園)

<メダリストは英雄>
メダリストへのマスコミや政治家等のはしゃぎようが凄い。
第一号の金メダリストに総理大臣がお祝いの電話をしました。
これでは第一号以外の金メダリストは首相にとって価値がないと言っているようなものです。せっかくお祝いをするなら全てのメダリストにお願いしたいものです。

サルスベリ(柏の葉公園)


<作られるサクセスストーリー>
また、マスコミは金メダリストの故郷等で監督等の関係者のインタビューなどを流します。でも、よく通っていた食堂や商店の店主のインタビューまで流す必要があるのか疑問です。何かメダルを取るまでの努力との美談を拾い上げて演出をしているようで気になります。

コスモス(手賀沼湖畔)


<負けたらたら国賊?>
特に金メダルが期待されていて、残念ながら期待通りの結果を出せなかった選手たち。負けた選手本人が一番残念がっているので、それ以上に周りが騒ぐ必要ないと思います。
今はそっとしておいてほしい。
体操の内村選手、水泳の瀬戸選手、池江選手テニスの大坂選手、卓球の張本選手、石川選手など。

テニスの大坂選手がマネジメント会社を通じて謝罪コメントを発表しました。
「今の自分にできるプレーをさせていただきましたが、皆様の期待に応えることができずごめんなさい」期待に応えられなかった選手は国民にあやまる必要があるのでしょうか?

ノアサガオ(北柏ふるさと公園)


<感染拡大が止まりません>
緊急事態宣言後も感染拡大に歯止めがかかりません。本日、国内で新たに確認された新型コロナウイルス感染者が9千人を超え過去最多を更新しました。国内の1日当たりの新規感染者はこれまで流行「第3波」のまっただ中にあった1月8日に報告された7958人が過去最多でした。

東京五輪や夏休みの期間中、人の動きが活発になり、さらに感染者が増えるとの見方もあり医療体制逼迫を懸念する声も出ています。どのような状況になってもオリンピックが中止になることは期待できません。自分の身は自分で守るしかありません。