Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

変化朝顔の栽培に挑戦中! ④ 

2022-09-11 | みんなの花図鑑
先回の続きです。変化朝顔に挑戦中! ③ 2022-07-27
https://blog.goo.ne.jp/ninbu/e/5851a1efd678d4f18196f999267bb90c

生涯初めての変化朝顔の栽培。その栽培記録の第4弾です。

毎朝一番で、変化朝顔が咲いているのを確認するのが、私の日課になっています。
7月23日の初開花以降、毎日5~15輪前後の花が開花し続けています。

<ヘンカアサガオ(変化朝顔)> 9/3 自宅


私は毎朝、咲いた花がどんな形をしているのか、確認するのがとても楽しみです。
そして、咲いた花すべてを写真に撮って記録をしています。
「出物」が出なくても毎日ワクワクしながら見るのが、とても楽しい時間です。


<ヘンカアサガオ(変化朝顔)> 9/6 自宅


「青水晶斑入弱渦柳葉淡藤爪覆輪采咲牡丹」

突然ですが、この文字列を見て、何を表しているかお判りになるでしょうか?
実はこれ、一つの変化朝顔に付けられる名称なのです。


「あおすいしょう・ふいり・じゃっかやなぎば・あわふじ・つめふくりん・さいざきぼたん」 と読みます。

【変化朝顔の名称】
江戸時代に育まれた園芸植物の中で、変化朝顔には特異な名称がつけられています。

それは葉の色・模様・質・形、茎の形、花の色・模様・花弁・咲き方・花弁の重ねを順番に記述し、必要に応じて付加してゆく命名法で、現在の遺伝学から見ても非常に理にかなったものです。(国立民族学博物館HPより)

<まず始めに、葉についての記述です。「青水晶斑入弱渦柳葉」>


青(葉の色)・水晶斑入(模様)・弱渦(質)・柳葉(形)に分解できますが、これは青葉の水晶斑入で、「渦」と「柳」の突然変異が入った葉であることを示しています。

<次に、花についての記述です。「淡藤爪覆輪采咲牡丹」>


葉の記述と同様に、淡藤(花の色)・爪覆輪(模様)・采咲牡丹(咲き方)に分解できますが、淡藤の地に覆輪が入った花色で、撫子のような花弁で、采咲という細かく切れた咲き方であることを示しています。

<ヘンカアサガオ(変化朝顔)> 7/28 自宅


私はこの記事を見て、クラクラとめまいがしてしまいそうになりました。(笑)
変化朝顔の特徴を全て文字に表して表現するとは、変化朝顔とは何と複雑怪奇な植物かと・・・。私にはとてもとても、ついて行けそうもありません、この領域に到達するには10年はかかるかと思います。


<ヘンカアサガオ(変化朝顔)> 8/10 自宅


とりあえず、私が育てている変化朝顔に練習で名前を付けてみました。(花の模様、花の形、葉の形)的確な名前なのか、全く違う名前を付けているかは、私の師匠に評価していただくしかありません。

<覆輪(ふくりん)・桔梗咲(ききょうざき)> 8月26日 自宅
花弁に覆輪の模様が入った、桔梗咲の花形をしています。



<暈覆輪(ぼかしふくりん)・切咲(きれさき)> 8月10日 自宅
花弁にぼかし覆輪模様が入った、切れ咲きの花形をしています。



<爪覆輪(つめふくりん)・采咲(さいさき)> 8月8日 自宅
花弁に爪覆輪の模様が入った、切れ咲きの花形をしています。



<爪覆輪(つめふくりん)・爪切咲(つめきれざき)> 7月29日 自宅
花弁に爪覆輪の模様が入った、切れ咲きの花形をしています。



<覆輪(ふくりん)・丸咲(まるざき)> 8月4日 自宅

<鏑(かぶら)> 7月29日 自宅
葉の形が鏑形(かぶらがた)をしています。



<蜻蛉立田(とんぼたつた)> 7月29日 自宅
葉の形が蜻蛉立田(とんぼたつた)形をしています。



変化朝顔の名前の付け方の一部をご紹介しましたが、如何でしたでしょう。実際は葉の色、模様・質・形、茎の形、花の色・模様・花弁・咲き方・花弁の重ねなどを、一つの朝顔に表現して表すのですから、複雑で膨大な花の名前が存在します。

また、日々新たな「出物」が出現するので、さらに新しい名前も出現します。変化朝顔は私が想像していた以上に、珍花奇葉の世界が少しだけ、わかりかけた入口の段階です。今後も少しづつ勉強していきたいと思っています。