7月以来2か月ぶりの花のアルバムです。
今回も、6月の花のアルバム同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。
今回は私の最も苦手とする木の実がたくさん登場します。樹名板が無いものが多く、グーグルレンズを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。
山野に生え、花は地味であり、花弁のように見えるのは萼です。小葉は卵形~倒卵形で、先が浅く3~5裂します。

<アキカラマツ(秋唐松) キンポウゲ科カラマツソウ属>
9/21 あけぼの山農業公園
日本の山野に自生するシソ科の多年草です。サルビアやセージの仲間で、細く長く伸びた茎にサルビア特有の唇形の花を穂状に咲かせます。

名前の由来は諸説ありますが、古くは集合した軍隊を「屯(タムラ)」や「党(タムラ)」と言ったそうで、花が群れ咲いている様子をタムラソウと名付けたのではないかという説がありました。

<アキノタムラソウ(秋の田村草) シソ科アキギリ属> 9/21 あけぼの山農業公園
熱帯アジア原産の観葉植物です。葉に光沢があり斑入りの涼しげなエキゾチックな葉が、近年人気が高くなり、さまざまな園芸品種が流通しています。

<アグラオネマ サトイモ科リョクチク属(アグラオネマ属)> 9/15 柏の葉公園
さわやかな青や紫を中心に、アザミに似た慎ましく、1~1.5㎝程の可憐な花を咲かせる熱帯アメリカ原産の、非耐寒性の多年草です。

英名は「プッシーフット」。激しく自己主張せず咲き続ける姿は、まさに忍び足(プッシーフット)です。

<アゲラタム(カッコウアザミ) キク科カッコウアザミ属>
9/21 あけぼの山農業公園
日本で古くから親しまれている草花ですが、日本原産の植物ではなく、奈良時代に中国から渡来し、薬草として用いられたのが始まりです。

<アサガオ(朝顔) ヒルガオ科サツマイモ属> 9/15 柏の葉公園
秋、茎の先の散形花序に小さな白い花を咲かせます。名前は、葉を摘んでも次の日には芽生えているくらい成長が早いことから。まだ開ききらない若葉を、お浸しや酢の物、天ぷら、油炒めなどに利用されます。

<アシタバ(明日葉) セリ科シシウド属> 9/21 あけぼの山農業公園
耐寒性が強く、強健でとても育てやすい樹木です。庭はもちろん公園や、公道の脇など多くの場所に植えられています。花は春から咲き始め、秋まで咲き続ける四季咲きです。真冬以外はほとんど花を望めると言っても過言ではありません。

<アベリア スイカズラ科ツクバネウツギ属> 9/15 柏の葉公園
メキシコや中央アメリカを原産とするシソ科のハーブです。夏から秋にかけて「紫」や「白」の花が咲き、主に観賞用のハーブとして親しまれています。

<アメジストセージ(メキシカンセージ)シソ科アキギリ属>
9/21 あけぼの山農業公園
爽やかな青い花を咲かせる暑さに強く生育旺盛な人気植物です。這うように伸びながら、1~3cmのかわいらしい青い花をいくつも咲かせます。

1980年代の初輸入時には種が分からなかったため、アメリカから来たブルーの花という安直な命名で定着してしまいました。最近はようやくエボルブルスの名前も定着しつつあります。

<アメリカンブルー(エボルブルス) ヒルガオ科エボルブルス属>
9/15 柏の葉公園
北米原産の帰化植物で、高さ1m程になる多年草です。路傍や造成地などの荒れ地に生育し、次第に増えています。9月頃から長さ6~9mmの美しい紫色の花を咲かせます。

<アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩) マメ科ヌスビトハギ属> 9/15 柏の葉公園
小さな星形の花を株いっぱいに咲かせ、ぎざぎざの葉と青い花は夏にすがすがしい印象です。ローレンティアの名前でも呼ばれます。

中央から南アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドに約10種が分布するキキョウ科の多年草です。日本へは昭和38年に、京都府立植物園に導入されたのが最初です。

<イソトマ(ローレンティア) キキョウ科イソトマ属> 9/7 あけぼの山農業公園
熱帯アジアを原産とするイネ科の一年草。秋に稔る実を精製したコメは日本を含めたアジア各地で主食とされ、これを取り巻く文化の形成にも多大な影響を与えてきました。

<イネ(稲) イネ科イネ属> 9/15 近所の田んぼ
日本ではアフリカホウセンカの名前で呼ばれる、ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草です。初夏から秋まで長い期間、赤やピンク、オレンジなど、色鮮やかな花をたくさん咲かせます。

<インパチェンス(アフリカホウセンカ) ツリフネソウ科ツリフネソウ属(インパチェンス属)> 9/15 柏の葉公園
花は中心部分の筒状花と花弁のように見える舌状花から成り、花姿はコスモスに似ています。花の名前はこの花姿に由来しています。コスモスと入れ替わるように秋から咲き始め、寒さの強まる初冬まで次々と花を咲かせます。

<ウインターコスモス キク科センダングサ属> 9/21 あけぼの山農業公園
熱帯アジア原産の多年草で、健康食品やカレー粉の原料として使われる植物です。花を鑑賞するために栽培されるものを「クルクマ」と呼びます。 その花姿が美しいことから、近年は多くの品種が切り花や鉢花として楽しまれています。

<ウコン(鬱金)ショウガ科・ウコン属(クルクマ属)> 9/15 柏の葉公園
名前の由来は枝の髄が中空のための名、または陰暦4月に花が咲くからとも言われます。一個一個の実の形は、真ん中から軸のようなものが突き出て、まるでコマのような面白い形をしています。

<ウツギ(空木) アジサイ科ウツギ属> 9/21 あけぼの山農業公園
日本全国の雑木林に多く見られる落葉高木。白い花の後には可愛らしい黄緑色の実が一斉にぶら下るように付きます。若い実の果皮が石鹸の代用になるためセッケンノキとして古くから実用されていました。

<エゴノキ エゴノキ科エゴノキ属> 9/15 柏の葉公園
日本に輸入されたのは明治初期頃です。「ネリ」と呼ばれていたトロロアオイの近い品種のため和名は「アメリカネリ」といいます。花は大きくて美しいレモンイエローですが1日花のため、朝に開花しても夕方にはしぼんでしまいます。

<オクラ アオイ科トロロアオイ属> 9/15 近所の畑
日本全国の道沿いや造成地などの荒れ地、公園や林縁など、様々な立地に生育する雑草です。ロゼットを形成し、春から夏にかけて長い花茎を形成し、次々と花を咲かせます。

<オニタビラコ(鬼田平子)キク科オニタビラコ属> 9/21 あけぼの山農業公園
秋の七草の1つに数えられ、万葉集の時代から親しまれてきた植物です。日の当たる草地に育ち、清楚で可愛い黄色い花を咲かせます。

<オミナエシ(女郎花) オミナエシ科オミナエシ属> 9/7 あけぼの山農業公園
次回「9月の花のアルバム ②」に続きます。
今回も、6月の花のアルバム同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。
今回は私の最も苦手とする木の実がたくさん登場します。樹名板が無いものが多く、グーグルレンズを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。
山野に生え、花は地味であり、花弁のように見えるのは萼です。小葉は卵形~倒卵形で、先が浅く3~5裂します。

<アキカラマツ(秋唐松) キンポウゲ科カラマツソウ属>
9/21 あけぼの山農業公園
日本の山野に自生するシソ科の多年草です。サルビアやセージの仲間で、細く長く伸びた茎にサルビア特有の唇形の花を穂状に咲かせます。

名前の由来は諸説ありますが、古くは集合した軍隊を「屯(タムラ)」や「党(タムラ)」と言ったそうで、花が群れ咲いている様子をタムラソウと名付けたのではないかという説がありました。

<アキノタムラソウ(秋の田村草) シソ科アキギリ属> 9/21 あけぼの山農業公園
熱帯アジア原産の観葉植物です。葉に光沢があり斑入りの涼しげなエキゾチックな葉が、近年人気が高くなり、さまざまな園芸品種が流通しています。

<アグラオネマ サトイモ科リョクチク属(アグラオネマ属)> 9/15 柏の葉公園
さわやかな青や紫を中心に、アザミに似た慎ましく、1~1.5㎝程の可憐な花を咲かせる熱帯アメリカ原産の、非耐寒性の多年草です。

英名は「プッシーフット」。激しく自己主張せず咲き続ける姿は、まさに忍び足(プッシーフット)です。

<アゲラタム(カッコウアザミ) キク科カッコウアザミ属>
9/21 あけぼの山農業公園
日本で古くから親しまれている草花ですが、日本原産の植物ではなく、奈良時代に中国から渡来し、薬草として用いられたのが始まりです。

<アサガオ(朝顔) ヒルガオ科サツマイモ属> 9/15 柏の葉公園
秋、茎の先の散形花序に小さな白い花を咲かせます。名前は、葉を摘んでも次の日には芽生えているくらい成長が早いことから。まだ開ききらない若葉を、お浸しや酢の物、天ぷら、油炒めなどに利用されます。

<アシタバ(明日葉) セリ科シシウド属> 9/21 あけぼの山農業公園
耐寒性が強く、強健でとても育てやすい樹木です。庭はもちろん公園や、公道の脇など多くの場所に植えられています。花は春から咲き始め、秋まで咲き続ける四季咲きです。真冬以外はほとんど花を望めると言っても過言ではありません。

<アベリア スイカズラ科ツクバネウツギ属> 9/15 柏の葉公園
メキシコや中央アメリカを原産とするシソ科のハーブです。夏から秋にかけて「紫」や「白」の花が咲き、主に観賞用のハーブとして親しまれています。

<アメジストセージ(メキシカンセージ)シソ科アキギリ属>
9/21 あけぼの山農業公園
爽やかな青い花を咲かせる暑さに強く生育旺盛な人気植物です。這うように伸びながら、1~3cmのかわいらしい青い花をいくつも咲かせます。

1980年代の初輸入時には種が分からなかったため、アメリカから来たブルーの花という安直な命名で定着してしまいました。最近はようやくエボルブルスの名前も定着しつつあります。

<アメリカンブルー(エボルブルス) ヒルガオ科エボルブルス属>
9/15 柏の葉公園
北米原産の帰化植物で、高さ1m程になる多年草です。路傍や造成地などの荒れ地に生育し、次第に増えています。9月頃から長さ6~9mmの美しい紫色の花を咲かせます。

<アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩) マメ科ヌスビトハギ属> 9/15 柏の葉公園
小さな星形の花を株いっぱいに咲かせ、ぎざぎざの葉と青い花は夏にすがすがしい印象です。ローレンティアの名前でも呼ばれます。

中央から南アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドに約10種が分布するキキョウ科の多年草です。日本へは昭和38年に、京都府立植物園に導入されたのが最初です。

<イソトマ(ローレンティア) キキョウ科イソトマ属> 9/7 あけぼの山農業公園
熱帯アジアを原産とするイネ科の一年草。秋に稔る実を精製したコメは日本を含めたアジア各地で主食とされ、これを取り巻く文化の形成にも多大な影響を与えてきました。

<イネ(稲) イネ科イネ属> 9/15 近所の田んぼ
日本ではアフリカホウセンカの名前で呼ばれる、ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草です。初夏から秋まで長い期間、赤やピンク、オレンジなど、色鮮やかな花をたくさん咲かせます。

<インパチェンス(アフリカホウセンカ) ツリフネソウ科ツリフネソウ属(インパチェンス属)> 9/15 柏の葉公園
花は中心部分の筒状花と花弁のように見える舌状花から成り、花姿はコスモスに似ています。花の名前はこの花姿に由来しています。コスモスと入れ替わるように秋から咲き始め、寒さの強まる初冬まで次々と花を咲かせます。

<ウインターコスモス キク科センダングサ属> 9/21 あけぼの山農業公園
熱帯アジア原産の多年草で、健康食品やカレー粉の原料として使われる植物です。花を鑑賞するために栽培されるものを「クルクマ」と呼びます。 その花姿が美しいことから、近年は多くの品種が切り花や鉢花として楽しまれています。

<ウコン(鬱金)ショウガ科・ウコン属(クルクマ属)> 9/15 柏の葉公園
名前の由来は枝の髄が中空のための名、または陰暦4月に花が咲くからとも言われます。一個一個の実の形は、真ん中から軸のようなものが突き出て、まるでコマのような面白い形をしています。

<ウツギ(空木) アジサイ科ウツギ属> 9/21 あけぼの山農業公園
日本全国の雑木林に多く見られる落葉高木。白い花の後には可愛らしい黄緑色の実が一斉にぶら下るように付きます。若い実の果皮が石鹸の代用になるためセッケンノキとして古くから実用されていました。

<エゴノキ エゴノキ科エゴノキ属> 9/15 柏の葉公園
日本に輸入されたのは明治初期頃です。「ネリ」と呼ばれていたトロロアオイの近い品種のため和名は「アメリカネリ」といいます。花は大きくて美しいレモンイエローですが1日花のため、朝に開花しても夕方にはしぼんでしまいます。

<オクラ アオイ科トロロアオイ属> 9/15 近所の畑
日本全国の道沿いや造成地などの荒れ地、公園や林縁など、様々な立地に生育する雑草です。ロゼットを形成し、春から夏にかけて長い花茎を形成し、次々と花を咲かせます。

<オニタビラコ(鬼田平子)キク科オニタビラコ属> 9/21 あけぼの山農業公園
秋の七草の1つに数えられ、万葉集の時代から親しまれてきた植物です。日の当たる草地に育ち、清楚で可愛い黄色い花を咲かせます。

<オミナエシ(女郎花) オミナエシ科オミナエシ属> 9/7 あけぼの山農業公園
次回「9月の花のアルバム ②」に続きます。